2016年03月24日

仕事は手早く美しく。

自分でブレーキワイヤー交換をしたという方が
おかしくなったという事で持って来られました。



うーん・・・

とても残念な感じになってしまっていますねー。
・・とはいえ、たぶん一般の方は
これを見ても何が残念かよく解らないと思うので
修正の工程と出来上がりの違いをお見せ致します。

まずはフロントワイヤー。



いきなり間違えてます^^;
このタイプのブレーキレバーは
先端の突起が要りません。


【これが正解】

先端に突起があるものでも2種類サイズがありますから
全部で3パターン存在するのですが
この辺りも知識がないと出来ません
ね。

ちなみに合わないものを入れてしまうと
パカパカしますし、何よりブレーキをかけた時に
戻る時のたるみでワイヤーが外れる可能性があり
とても危険
です。

次に本体に止める部分ですが



うーん。惜しい。
ちょっと長いかなぁ・・

というより、そもそもこの方
ワイヤーを一切切らずにそのままつけたということで
長すぎだよねっていう事になっているのです。
最初の写真でわかる方はなかなかです。



このくらい切りました。
あと下部には先ほどのアウターキャップと
ワイヤー本体のエンドもなかったので入れました。


【完成】

次はリヤ側ですが、こちらもフロント同様
頭のキャップを間違えていたので交換しました。
そして・・



取り回しが反対ですね。
ブレーキは一般車の場合、右のワイヤーは左から
左のワイヤーは右から通すのが基本
です。

次に長さですが、こちらはどうやら
短くて足りていませんでした。



長い方が新しく交換するワイヤーです。
随分短いものを使ったのですね。

普通は1800くらいあるはずなので
先ほどのように若干切って調節します。
フロント用は900くらいなので
間違えたにしても長すぎますから
一体何用だったのか・・^^;

というわけで、短いので届きませんから
左から通していたことは納得しました。

ワイヤーが長すぎると引っ掛けたりしますし
ワイヤーが抜ける可能性もありますし
アウターが痛みやすくなります。
逆に長さが足りないとハンドルを切るときに
突っ張ってしまってブレーキがかかります。


適度な長さは必要ですので、交換前のワイヤーが
手元にある場合は合わせて切りましょう。



【完成】

・・解りにくいので最初のものも貼っておきます。



全然違いますね。

やはり美しく仕上げると気持ちもいいですが
しっかりと作業を行えれば自然と美しくなるものだと
私は常に思っています。

そして、いつも書いていますが
一般の方が自分でやろうとすると
たいていは失敗します
(たぶん8割以上出来てない)^^;

結局やり直すことで、自分でやった労力と金額が無駄になるので
あまりお奨めはできないというのが本音です。

誰でも出来るだろうと思われがちですが
(実際、数さえこなせば誰でもできますけどね。笑)
それなりの経験と知識、技術が必要なのは
この仕事だけではないですよね。
その辺り、ご理解いただければ幸いです。

何より、一番重要なのは安全性です。
posted by シンワ店長 at 16:30| 修理