2016年10月03日

過剰な肉厚タイヤは使えない

数年前から、量販店やホームセンター
ヨーカドー、ドンキホーテなどで売られるようになった
”パンクしない”とか”パンクに強い”とい
ううたい文句の自転車ですが
そのほぼ全てが、ろくでもない商品であることを
ご存知の方はあまりないと思います。

私が、なぜそれらを否定するのか
理由をご説明したいと思います。

まずそもそもの話ですが
自転車がパンクしないようにするために
もっとも必要なことは空気を入れることです。

基本的にこれだけでパンクしなくなります。


何かが刺さるというパターンで
パンク修理の割合を言えば、大体半分くらいです。
残り半分は、自分で空気を入れないことが原因です。

前々より書いているように、空気を入れないと
接地面積が大きくなる為、空気を入れている人の
3〜5倍は刺さるリスクがあがると共に
それ以上にすりつぶしながら走ることで
タイヤの横にひびが入り、勝手にパンクをしだして
それがとめられなくなるケースがほとんどです。

つまり、空気を入れている人と入れてない人では
10倍くらいパンクする確立が変わるということです。

毎年パンクするのか、10年パンクしないのか
その差は間違いなく空気圧にあるのです。


それでも踏むときは、入れていようが入れていまいが
どんなタイヤをはいていようが、パンクします。
それがパンクというものです。


補足ですが、5割と書きましたが
ど真ん中以外に刺さってくるのではなく
タイヤの縁の方で何かを踏んでくる方は
当然、空気が入っていないからであって
そういう方を含めると7割近い数字になります。

皆さんがよく「すぐパンクする」っていうのは
そういうことなんですね。自分のせいなんです。
世の中の7割のパンクが自滅なんです。


さて、パンクする仕組みが解ったところで
本題のタイヤの問題になります。

極端に肉厚なタイヤの欠点は何かというと
厚みがありすぎて、空気がはいっていなくても
かなりタイヤが硬いことです。

基本的に一般的な自転車のタイヤは
空気量は3気圧が目安ですが
私の認識ではほとんどの方が2.5気圧も入っていません。
それは上記のような事情からしても明らかです。

つまり、もともと3気圧入れている人がほとんどいないのです。
入れたつもりでも3気圧に届いていない方も
当然含まれるため、全く入れていないわけではありません。
それでも入っていないということは
この3気圧の基準がわからない方が多いということです。

そしてもしタイヤ自体が硬い場合
全く空気が入っていないにもかかわらず
入ったと勘違いして乗ってしまうのです。

これが、肉厚タイヤがすぐに壊れる最大の理由です。

他にもタイヤ自体が重いというデメリットもありますが
パンクの問題に比べたら微々たるものと思えるほどです。

s161003b.JPG

上の写真をご覧ください。

パンクしてチューブを換えた自転車ですが
勿論パンク修理剤のせいでそうなったことは
CBAの文字を見れば予想ができると思います。
(交換になった理由がわからない方は後ほどわかります)

このタイヤ、タイヤの山は沢山ありますが
ロゴの下の辺りが削れています。

空気を入れずに乗ると、つぶれますので
リムに近い部分は外側に曲げられて
擦り切れるから、ロゴが削れるのです。
空気が少なかった証明のひとつですね。

ちなみにこのタイヤはCBA、つまりサイクルベースあさひです。
”ハイパフォーマンス”ですって。

笑ってしまいますよ。

s161003a.JPG

前々から取り上げております
最も劣悪なタイヤ、ケンダ製のコスモス。

【以前の記事】劣悪タイヤ選手権
http://cs-shinwa.sblo.jp/article/115882726.html


ケンダのコスモスで肉厚なんですから
壊れないはずがないって言ってもいいほど酷いタイヤです。

あさひのような悪徳自転車店もどきは
ここにさらにパンク修理剤をぶち込んで
さらにお客さんからお金をぼったくるので
入れられたお客さんはチューブ交換をしなくてはいけなくなります。


【パンク修理剤についての過去の記事】

・パンク修理剤にご注意を!
http://cs-shinwa.sblo.jp/article/25672360.html?1475464843

・パンク修理剤は絶対ダメ!
http://cs-shinwa.sblo.jp/article/32998580.html?1475464869

・パンク修理剤について
http://cs-shinwa.sblo.jp/article/41654999.html?1475464844

・あさひで買うと高くつく
http://cs-shinwa.sblo.jp/article/174426955.html?1475464830


しかもこのタイヤですから、上記のように
空気の量がわからないといったダブルパンチ。

パンクしたら一発チューブ交換にさせられた上に
タイヤの空気圧がわからないタイヤだから
空気圧管理ができずにパンクしてしまう。


パンクしないためには普通のタイヤで
「空気を入れてください」って伝えればいいだけなのに
売り上げ金額を増やすためにテキトウな説明で
無知を逆手にとってわけのわからないものを入れる。
そのせいでお客さんは3,000円取られた挙句
後でさらに前後チューブ交換をしなければならなくなる。

最悪ですね。

みんなパンクして持ってくるんですよ。
「パンクしないって言われて入れてもらった」って。

もう一度言いますね。

みんなパンクして持ってくるんですよ

それは詐欺ではないのですか?
あさひで被害にあった方たちはもっと声を上げるべきです。
たかだか自転車と思ってるかもしれませんが
皆さん実際7,000円くらい無駄に捨ててるんですよ。

遠いから?
めんどくさいから?

その気持ちが、あさひを付け上がらせているのですよ!
解っててやってるんです、あさひは。


タイヤの話に戻りますが、ドンキホーテなどのチラシでも
肉厚タイヤをうたったものを見たことがありますし
ヨーカドーの取り扱い自転車や
ヨドバシカメラなどでも肉厚タイヤを推奨していますが

素人過ぎて鼻で笑えるくらい酷いです。

作ってる人間も現状を知らない、売ってる人間も知らないから
平気な顔で堂々と、ドヤ顔で
「パンクに強いですよ」なんて言えるんですね。


このようなタイヤは、もう20年位前に
ブリヂストンなどで取り扱いをして
ダメだという烙印を押されています。
チューブの変わりにウレタンのようなものを入れた商品も
20年前を最後に出ていません。


今の安物自転車投売り競争をやっている会社は
この業界で20年遅れているということです。
もはや無知すぎて、話になりませんね。

いいですか

・パンクしない
・パンクしづらい


この言葉は最も危ないもの
と覚えて、購入時には気をつけてください。

パンクするかどうかは、貴方の管理次第です。
posted by シンワ店長 at 12:35| 日記