2015年02月06日

BS製品のスマートコントロールブレーキについて

先日の発表会の際に見てきたアルベルトeなども含め
ブリヂストンが推し進める前輪ブレーキ
スマートコントロールブレーキを採用した自転車が
徐々に増えてきております。



主に子供乗せ自転車などにいち早く採用されたこのブレーキですが
非常に不具合の多いパーツとして頭が痛いものとなっております。

発表会の際にはメーカーの方へ色々質問を投げかけたのですが
返ってきた答えをまとめるとこうです。

BAA基準に合わせて制動距離を保とうとすると
特に子乗せ等の重量がある車体において
一般的なピボット式キャリパーブレーキでは力が足りなくなる。


なるほど。

しかしパナソニックのギュットシリーズなどでは
そのピボット式キャリパーブレーキが採用されているんですが??

というと

メーカーによって車体の作り方が違うので
その辺りは何ともいえません。


だそうです。

・・つまり、パナソニックは普通のブレーキでも
十分止まれるような車体設計をしていて
ブリヂストンはそうではないから
新しくブレーキを作ってみたものの
不具合が多くなってしまっている。

ということで良いんでしょうか。
実際、メーカーの方も

「苦情は多く受けています」

と言っていました。

いやーしかし、ネットの情報って怖いですね。
いまちょっと調べてみたんです。
スマートコントロールブレーキでGoogle検索。

  :
  :

いい話しか出てこない!笑


サイクルショップシンワでは真実を書きます。
良いものは良い、悪いものは悪いと書きます。


それはお客様に満足していただきたいからです。
当店の、というか私のポリシーは嘘をつかないことです。

メリットだけではなく、デメリットを伝えることで
よりお客様の選択肢を確実なものにできますし
だからこそ満足度も上がるのです。

パナソニックのBAAに対する制動距離が
ブリヂストンに比べてどうなのかは知りませんが
スマートコントロールブレーキに不具合が多く
壊れやすいのはゆるぎない事実です!!


どのくらい多いかというと
実際スマートコントロールブレーキが嫌で
私自身、あまりブリヂストン製品を奨めておらず
チャイルドシートの秀逸さや国産というメリットも含めて
パナソニックのギュットを販売する方が圧倒的に多いのですが
販売していないにも関わらず
スマートコントロールブレーキの修理が沢山来ます!笑


もう、ちょっと異常なんじゃないかって言うくらい。
買って3ヶ月くらいでおかしくなるものを多く見ています。
それらの事があって、私は余計に売りたくなくなります。


では、なぜ壊れるのか。
あくまで私見ですので、誤認があるかもしれません
修理した経験などから考えられる
私なりの見解をここに記しておきます。

実は初めてこのブレーキが採用された自転車を
組み立てた時にすぐに気づいたことなのですが
とにかくまず、可動部が多すぎます。

センタープルブレーキと比較されることが多いようですが
センタープルブレーキよりメカニカルにしたことで
可動部が増えてしまっていることが最大の問題点だと私は思います。

可動部が多いということは、その数だけ不具合が多くなるわけで
スマートコントロールブレーキは
ピボット式キャリパーブレーキに比べると、片側3箇所、
つまり合計6箇所も可動部が追加されており
単純に言えば6倍壊れやすいわけです。

メーカーからのメンテナンスアナウンスが来るほど
調整が難しかったり(面倒だったり?)
壊れやすいということは把握していましたが
そのアナウンスの内容には
「定期的に注油を行ってください」とあります。

油をさすということは、それだけホコリを巻き込みます。
台所の換気扇が黒くモコモコに汚れるのは油が付着するからです。
チェーンやスタンドの動きが鈍くなる原因の一つも同じ理由で
油は動きが悪くなる原因の一つにもなるのです。

加えて、センターで支えている部分(何というパーツか知りませんが)
ここのスライドパーツとのかみ合わせがアバウトすぎ
変な位置にハマってしまうことも多く見ています。

左右対称で、3箇所ずつが同じ動きをしないと
まともに機能しない本体にも関わらず
その中心で支えている部分の精度が高くないため
左右の動きを阻害することも多く見ています。


片利きしにくいといううたい文句にも関わらず
これによって左右非対称の動きになり
片利きどころか利きっ放しで動かなくなるケースもあります。


お客様は本当におかしくなってからしか来店されない為
持って来られた時には、ナイロンパーツが歪んでいることも多いです。

更に、このスマートコントロールブレーキには
何故か専用のカバーがついているのですが
そのカバーがブレーキの可動領域に干渉してしまうことがあり
全く利かなくなるというケースも多々見ております。


残念ながら、これだけの不具合の可能性が山盛りのパーツを
私は奨めることが出来ません。
車体を作り直せとは言いませんが
せめて壊れないブレーキを早く作って欲しいですね。

このブレーキの印象としては
難しく考えすぎて複雑にすることで機能を阻害したり
強度が落ちたり、無駄に高いパーツが出来上がる

という、私の中では「ブリヂストンあるある」の一つです。
似たような例としては、アンジェリーノの
チャイルドシートやルラビーなどの組み立てです。

最近つくづく思うのは、ブリヂストンの開発者は
自転車のことを本当に理解しているのかという疑問
です。


ブレーキは一番大事な部分です。

そのブレーキに不具合が多いというのは致命的です。
まして子供乗せの自転車です。
私はあまりお奨めしていませんが
これだったらHYDEEのVブレーキの方が安心です。

スマートコントロールブレーキを搭載した
自転車にお乗りの方は、よりこまめな点検をお奨めします。
posted by シンワ店長 at 13:47| 日記