2015年03月29日

劣悪タイヤ選手権

皆さんはタイヤについてどのくらいの知識があるでしょうか?

ブリヂストンのタイヤが一番だ
と思っている方は結構いると思います。
しかし実はブリヂストンのタイヤは
ブリヂストンが作っていなかったりします。

勿論全てではないですが、おそらく世に出ている殆どが
ブリヂストンの製品ではありません。
別に詐欺ではなくいわゆるOEMというやつです

ですから、新車についてくるブリヂストンのタイヤですら
メーカー製のものは多くありません。

ただ、メーカーの自転車ですから
そんなに劣悪なタイヤをチョイスすることはない為
10,000円程度の自転車に比べると格段に長持ちします。

今回取り上げるのはメーカーのものではなく
安売りされている自転車についているタイヤです。


さて、「タイヤについての知識」という話で始めましたが
まず知って欲しいことは、タイヤの寿命の事です。
タイヤというのは空気を入れてしっかり使って
擦り切れるまで使って初めて寿命
と私は考えています。

しかしながら、殆どの方が空気を入れないで乗るため
自分で壊してしまうパターンが多い
のです。
これはずーーーーーーーーーーっと前から
このブログでも書き続けていることです。

ただ、ひとつ残念なことがあります。
それはしっかり使っていても
タイヤが劣悪で勝手に壊れるケースがある
ということです。

私が一番知っていて欲しいのはここです。

つまり、安い自転車ほど、安いタイヤがついていて
それはメーカーのタイヤに比べると
しっかり使っていても半分も寿命が持たず
結果的にタイヤ交換という4,000円もする
大きな修理が早く来るのです。


例えば15,000円で買っても
後輪が2年くらいでタイヤが壊れたら
既に僅か2年で20,000円近い出費になります。
勿論、前輪もそんなに持たないでしょう。

そして多分殆どの方が、15,000円程度で買った自転車が
2年しか乗っていないのに4,000円もかかると知ったら
また買い換えてしまうでしょう。

そして無限ループが続くのです。

私はこれを金持ちの自転車乗りと呼んでいます。


さて、前置きが長くなりましたが、そういう自転車がはいている
劣悪タイヤの中でもかなり酷いタイヤをご紹介します。

【第三位】SAKURA



SAKURAタイヤは最近あまり見ないのですが
一時期は筆頭株くらいのイメージがありました。
実際このランクのタイヤは他にも色々あるのですが
SAKURAは比較的多く見るため、ランクインさせました。

タイヤの肉厚が薄く、ゴムの性質が柔らかく
劣化が早いという印象ですね。


【第二位】SAKURA HIGH PROTECTION 5mm



こちらもSAKURAなんですけど、ちょっと単体で酷いので
別枠として2位にランクインさせました。



このタイヤ、最近とても多いんです。
特にホームセンターなどの量販店
この辺りではケーヨーホームセンター
で購入した自転車にとても多いです。要注意。

どうやら、うたい文句としては
「パンクに強いタイヤ」ということらしいのですが
固すぎて空気を入れる感触が全く解らない
という特殊能力を身につけているタイヤです。

下の二枚の写真を見てください。

s1503d.JPG



上がHIGH PROTECITONで、下が普通のタイヤです。
踏みつけているのに凹まないのが解るでしょうか。

固すぎるんです。

どうやら素人的な考えで、固ければいいという頭なのでしょう。
タイヤ自体が固いということは、空気を入れる時に
「入っている」と勘違いをします。


しかし実際には入っておらず
上記で述べたように、空気を入れない=タイヤが壊れる
というまさに一番壊れやすい状況で乗ることになります。


何がやっかいって、ユーザーは入れてるつもりで
入っていないことに気づけないことですね。
ですから、たぶんこのタイヤが発売されてから
まだそんなに経っていないと思うのですが
かなりの数のパンク修理やタイヤ交換をしています。

パンクしないはずのタイヤがパンクしまくって
しかもタイヤ交換にまでなってしまう。

タイヤは固ければいいというものではありません。

春先になるとよく「パンクしないタイヤ」とかいう話題が出ますが
「パンクしないタイヤ論」は、メーカーでは
既に20年近く前に使えないという烙印を押されています。

買ってから後悔してもよければご検討ください。
私は絶対奨めません。

そもそもパンクはそんなにするものではありません。
パンクしづらくするためには空気を入れるだけです。
パンクばっかりしている人は製品のせいにするのではなく
ご自身の使い方を一度改めてください。


自転車に対する世界観が180度変わることをお約束します。


さて、最後にキングオブ劣悪タイヤをご紹介します!

【第一位】KENDA COSMOS





ぶっちぎりワーストと言ってもいいくらい
とにかく酷いのがこのKENDAのタイヤ。
その中でもぶっちぎりなのがCOSMOS



裂けます



表を見るとまだまだ使えそうですよね。
しかし・・



このように、タイヤのパターンにそって
タイヤが割れてきます。



空気を入れていようがいまいが、お構いなしに割れてきます。



上記のSAKURAなどと同様に品質が悪く
ゴムの薄さや柔らかさもあり
更にタイヤの肉厚にもムラがあるため
薄い部分と厚い部分が極端で高確率でバーストします

どのくらい酷いかというと早いものでは1年でバースト。
大体3年もたない印象です。



当店で換えたタイヤの山の一部です。
矢印のついているタイヤが
全部同じタイヤの模様なのが解ると思います。

つまり、全部まだ使えるはずのタイヤということです。
全部COSMOSです。

他のタイヤを見てください。
殆どが使い切っているのが解ると思います。
COSMOSだけが山のある状態で交換になっています。

COSMOSがどれ程劣悪かということは
この山を見ただけで一目瞭然ですね。
KENDAのタイヤをはいている人が
どれ程出費が多くなっているか解りますね。


一ついい話をしましょう。

COSMOSが多く使われているのは
サイクルベースあさひの自転車です


また、あさひ同様、一般車で使用されるCOSMOSの他にも
KENDAのタイヤはよほど安くて
使いやすい(メーカーのコスト的に)のか
男の子の乗るマウンテンバイクのようなタイヤや
安物のスポーツ車にもかなり多いです。
電動自転車のタイヤにも使われることがあり驚きます。

みんなバーストしています。
もうここまで来ると、正直笑えるくらい壊れます。

タイヤがバースト→見たらKENDA。

やっぱりね。

という印象です。

そしてブリヂストンのHYDEE.U(旧HYDEE.B含む)も
このKENDAのタイヤを使っています。

タイプの違うタイヤなのでCOSMOSではありませんが
例に漏れず、バーストが多発しています。

キングオブワースト
タイヤメーカー・KENDA。


私はその烙印を、堂々と押させていただきます。

以上、劣悪タイヤ選手権でした。

皆さん、自転車を買う時には
タイヤも注目してくださいね♪
posted by シンワ店長 at 14:55| 日記