2015年11月14日

新型シナモンJP登場

パナソニック製、シナモンJPの2016年モデルが登場しました!



前モデルとの大きな違いは
ハンドルロックが手動式のくるピタから
ビビDXなどに使われているものと同様の
スタンドロック方式のスタピタに変わった事、
そしてフロントバスケットの大型化です。

価格は大幅に上昇し、5000円ほど値上げしております。
なお、24インチのギヤつきモデルがなくなりました

値上げに関してはブリヂストンと違い
カタログ変更時の年に一度だけの値上げになりますので
現在発表されているブリヂストンの価格帯に近くなるため
小出しに上げていくブリヂストンに対して
一気に上がるパナソニックだと思っていただけると
どちらも値上げ幅には差はない事は解ると思います。

それでも、昨今の値上げは尋常じゃなく高いですので
苦情はメーカーではなく、むしろ
無能な政治屋さん達に言うべきだと私は思います。

とはいえ、商品としてはやはりシナモンJPはさすがの国産車。
品質に関しては前モデルから変わりなく
クオリティの高いものとなっていますので
「20年乗れる自転車」という私個人の評価は変わりません。


・・さて

良いことばかりを並べても面白くありませんね。
これで終わるなら私が書く必要はないわけです。笑

あくまでこれは個人的な評価なのですが
正直、今回のシナモンは、ちょっとがっかりしました。
変更点として、要らないものが追加されてしまったからです。

まずこれは前モデルからあるクラス27キャリアですが
この自転車の利用者を考えてみた時に
後ろに子供を乗せる世代の方々は殆ど乗っていない
ということです。


<クラス27はその他のクラスと比べても太いです>

シナモンJPは高級車です。
しかも当店で買われた方々の殆どが
20年近く乗った自転車から乗り換えています。
20年近く乗った方というだけでも
年齢層は比較的高めになることは容易に想像できますね。

子供乗せ自転車ならば、今やほぼ電動ですし
お孫さんを乗せる世代の方々が
電動に乗られるケースも増えました。

頑丈になのは悪いことではありませんが
必要以上に頑丈にするとただ重くなるだけです。
電動に乗られない方々のニーズで一番多いのは軽さです。
上に書いたように、年齢層は比較的高めですから
自転車自体が重くなれば魅力はなくなります。

次にスタピタですが



おそらくこれもクラス27と同じ意味合いで
子乗せをするからスタンドロックの方が良い
と考えたのかもしれません。
しかし上記の通り、子乗せとして使う人が多いのか?
という疑問がどうしても私には付きまといます。

また仮にそうであってもくるピタで十分なはずです。
私はこのブログで常々書いていることですが
パーツが多い製品は壊れる可能性が高くなります。



何よりこちらも、車体の重量を上げてしまいます。
加えてキャリア、スタピタ共に
価格が大幅に上がった要員の一つだと思います。

ちなみにここまで書いておいて何ですが
メーカーのカタログ表記では
前モデルと2016年モデルでの重量の数値は全く同じです。


しかしパーツが増えたのに
重量が全く変わらないというのは私には理解不能です。
体感においてハンドル操作の重さも増えた気がします。

最近販売をしていて思うのですが、メーカーは
「良い自転車=一つの自転車で何でも対応できます」
みたいなイメージにしたいのかわかりませんが
それはちょっとニーズとずれる気がしてなりません。
どんなターゲットに一番需要があるのか
そういうものを明確にしなければ
セールスポイントがあべこべになってしまい
せっかくの良い製品も売れなくなります。

大型バスケットも、それに当たる気がしてなりません。
カタログで見たときから大きくなる事は知っていましたが



でかすぎます!!笑

写真だとわかりづらいかもしれませんが
実物を見たらビックリするくらい大きいです。
はみ出したりするわけじゃないので
邪魔になることはないと思うのですが・・

実は当店でもカゴのサイズは購入時のネックの一つで
自転車を選ぶ際にお客様から「カゴが大きすぎるから嫌だ」
という意見も日常的によく聞かれます。

なぜならいわゆるママチャリタイプの自転車の場合
特にこのシナモンのターゲット層は
女性のお買い物用がメインになりますので
後ろにカゴをつければ容量はあまり気にならないのです。
そうなると、前がスッキリしている方が
圧倒的にイメージは良いのです。

カゴに関してはニーズがいろいろあるので
一概に何とも言えない事は事実ですが
ただ大きければ良い、というのは間違いかもしれません。


前のモデルのシナモンJPは
ターゲットが特化していましたが
それ故に非常にバランスの取れた自転車だったと私は思います。


まさに、久々に見た「名車」といえる自転車でした。

私がここで良い自転車だと書いているのをご覧になった
都内在住の方が、地元でシナモンを購入し
それをわざわざ当店まで見せに来て頂いて
「お奨めされていた自転車、本当にいいですね!」
と言っていただけるほどでした。

確かに新しいシナモンJPも、他の自転車に比べると
比類なきクオリティであることは事実ですが
本当に必要な機能だけを揃えたか?という点で考えたら
シンプル・イズ・ベストという言葉は
まさに前シナモンJPに当てはまる言葉でした。

前シナモンJPを100点として比べるならば
2016シナモンJPは70点というところでしょうか。
それでも、お奨めはしますけれどもね。

あくまで私個人の見解ですから、数ヵ月後に
「何言ってんだこいつ」と酷評されるかもしれませんし
「全くその通だ」と賛同される声が増えるかもしれません。


実際この自転車が一年間でどういう売れ方をして
お客様にどういう評価をされるかは未知数ですが
次のモデルではシンプルに作って欲しいと願います。
posted by シンワ店長 at 14:15| お知らせ