2016年01月05日

いろいろおかしい

パンク修理に持ってこられた自転車。
中を開けてみると、どうやらただのパンクじゃなさそう。



穴が空いていたのはご覧のとおりバルブのすぐ横。
写真だと今回は右側なのですが
明らかに一回貼った痕がある上に
反対側も貼った痕跡がありますね。

ここでポイントなのは
穴が空いている場所です。


バルブの向きに注目して欲しいのですが
タイヤの内側に穴が空いたことになります。

プロなら見た瞬間に解りますが
原因はこれです

   ↓



車輪側に問題があります。

スポークが飛び出したりしてチューブを傷つけないように
車輪の内側には普通、リムバンドか
リムテープというものが巻いてあります。

今回はそのリムバンドが切れて
穴が開いてしまったことで
ここに、膨らんだチューブが逃げ場を求めて
挟まって穴が空いたと考えられます。

なので、今回はリムバンドを巻きなおして
チューブを変えれば問題なくなるのですが

何が問題かって、最初の写真ですね。



もう一度説明します。

既に2度も、同じ理由で穴が空いていて
しかも同じ場所で2度目、
合計すると今回で3回目
ということです。


まず一番疑うのは最初に修理した人間。
1回目で交換せねばならない事くらい
プロならば判断できるはずです
ね。

そして二回目に修理した人間も、更に問題外。
既に一度やっていて隣に穴があるわけで
見た瞬間に原因は解るはずなのに
なぜまた貼ったのか


お客さんに伺った所、緊急だった為に
応急処置してもらった
・・という訳でもないそうです。

むしろお客さんの方から
「それだと応急処置みたいなものですか?」
と聞かれたほどです。

1度目の時にリムバンドさえ巻きなおしてくれたら
パンク修理1回で全て事足りたはずなのに
パンクを2回させた挙句、チューブ交換になりました。


しかも一般車の後輪などなら手間がかかるので
料金的なものもあるかもしれませんが
スポーツ車でしかも前輪です。

車輪が簡単に取り外せますから、リムバンドを巻きなおすくらい
かかっても200円くらいの追加料金で出来てしまいます。
むしろ料金を取らなくてもいいくらいです。

それをやらずに元に戻すということは
原因を正していないわけで
例えるならばタイヤにガビョウが刺さったまま
チューブを元に戻してお返ししたのと同じです。


こういう仕事の出来ないお店があると
お客さんはお金ばかりかかってしまいますね。


しかも

聞くところによるとこの自転車、
2度目に修理してもらったお店にて
後輪の変速ワイヤーが絡まってしまった時に
ワイヤーを外してもらったそうなのですが

「修理するなら買った方が安い」

などと言われたそうです。

後輪の外装変速ワイヤー交換なんて
たったの2,500円なんですけどね。
どれだけ安い自転車を販売していたのでしょう。
是非そのお店に行ってみたいものです。

基本的に修理した方が自転車は安いものですから
相当眠っていたものや
激しくクラッシュしたものでなければ
サイクルショップシンワでは
「買った方が安い」などとは絶対言いません。


というか私は思うに、今までの経験上
安易に「買った方が安い」などと言うお店は
ろくなお店ではないと思います。


腕が無いか、騙して儲けたいか。

どちらかでしょう。
いずれにせよそのお店には行かない方がいいですね。

そして最後に最も恐ろしい事は
買い換えた方がいいというその言葉を信じたお客さんが
自転車を買い換えてしまい(他のお店だそうですが。笑)
その自転車が来るまでの間のつなぎ(今日)だからと
他にもブレーキなどがおかしい状態なのに
普通に乗ってしまっていた事です。


ブレーキがおかしい自転車というのは
完全に整備不良で、罰金の対象にもなります。
ちょっとだけでも違反は違反です。

撮ったものは見ないから盗撮をしてもいいだろう?
みたいな無茶苦茶な話です。


ダメなものはダメなのです。

自分勝手なことをする人は自転車に乗らないでください。
あなたが良くても周りは非常に迷惑です。


ユーザーの方の意識を高めなければ
今後自転車というものを手軽に乗れない
世の中になってしまうかもしれません。


何も難しいことではありません、
小学生でもわかることです。
一人一人の意識を少しだけ高めて頂ければと思います。
posted by シンワ店長 at 17:30| 修理