2016年04月17日

スマートコントロールブレーキの欠陥について

今日のお題はこちら

s160417a.JPG

スマートコントロールブレーキです。

以前から何度か書いていますが
この時期、意図せず・・というか、知らないまま
このブレーキがついた自転車を手にしてしまった方が
沢山いると思われますので
このブレーキの欠陥や危険性について書きたいと思います。

<過去の記事>
BS製品のスマートコントロールブレーキについて
スマートコントロールブレーキは欠陥品

さてこのスマートという名を冠した
大馬鹿ノーコントロールブレーキですが



カバーをつけた状態で裏から見るとこんな感じ。
でも解りづらいのでカバーを外した正面を見てみます。
(じゃあ何の為に見せたというツッコミはなしで。笑)



このような形になっています。
この写真ではワイヤーなどは取り付けてありませんが
ギミックとしては、ブレーキレバーを握ると
ワイヤーが引っ張られて
真ん中の口のように開いた部分が
お互いに引き寄せられる形になります。



こういう感じですね。
閉じることで、両サイドの黒いバーの部分の
中心からの距離が遠ざかりますので
結果的にゴムのついた下部が閉じて
ブレーキがかかるという仕組み
です。

かなり面倒くさい仕組みということは
これだけでも解ると思います。




これは横からみたものですが
中心にガイドになる棒があり
表のスライドするパーツの裏にある
ナイロンを使った支えの部分が
そこを通ることで、まっすぐに動くようにしてある

つもりのようです。

まず、ガイドの棒ですが
ナイロンパーツをスライドさせるのは悪くないです。
しかし自転車のブレーキを理解している人間なら
この構造が欠陥だとすぐに解ります


なぜなら、前輪ブレーキはフレーム側に設置しますので
ブレーキをかける際に毎回引っ張られる力が加わり
その力で歪んでいくのが普通です。

通常の一点留めのキャリパーブレーキや
Wピボット式でも、長く使っていくとズレが起きて
増し締めなどの必要が出てくるものです。

つまり、フレーム側で一点留めしてあるこのブレーキも
下部のブレーキゴム側がブレーキの度に引っ張られれば
下側のスライドパーツに浮きが出来ますから
ガイド通りにスライドしなくなる可能性は
十分考えうることですね。


更に上部が押し付けられて、ガイドの棒ですら
曲がっていくことは普通に考えたらわかります。

技術者なら常識ですよ?
というか力学が解れば誰でも理解できますから
こんな構造自体がそもそも欠陥と解ります。
メーカーはそんな事も解らないんですね。


そしてもう一つの欠陥としては
スライドさせるナイロンパーツとの間に
ホコリなどが溜まって、よく、動きが鈍くなります。
そこに「まめに注油してください」と言ってますが
(※ユーザーに責任丸投げですよねーこれ)
油を塗ればそれだけホコリは溜まり易くなり
結果的にやっぱり動きがおかしくなります。


そして先に書いたことと同様に
ガイドがあるくせに、実際にはこれが外れたり

してしまい、正常に作動しなくなります。

もう一度見てみます



左右に、かしめてある丸いものが
動く部分になりますが、6箇所もあります。

つまり通常の一点留めで動かすキャリパーブレーキや
Wピボット式ブレーキに比べると
単純に3〜6倍壊れやすいということです。

いつも私が書いておりますように
パーツが多ければ多いほど壊れる可能性はあがるのです。
シンプルイズベストが全てに当てはまるとは言いませんが
このパーツには堂々と突きつけたい言葉ですね。

これらは連動式ですので一箇所でも鈍くなると



この正常な状態のように
綺麗なひし形状に閉じることが出来なくなり
片側によってしまって、たいていは
平行四辺形のようないびつな形になったりします。

勿論ブレーキは正常にかかかりません。
かかっても力は弱く、まともに走行できる状態とは言えません。

みんなそうやって、修理に来るわけですから
どれ程多いかは想像できると思います。

この6箇所動く構造のせいで不具合が多くなり
更には無駄にガイドもつけなくてはならず
元々不安定なパーツを補うはずが
さらに不具合を引き起こす
という
本末転倒なおバカ構造なんですね。

パーツも無駄に巨大化していますし
そもそもなんでこの形にしたいのかが謎です。失笑
普通のブレーキでも十分なはずな事は
他のメーカーを見れば明らかな事ですから。



そしてもう一つ、最大の欠陥がカバーです。

もう一度正常な状態を見ます。



カバーをつけます。



解りますかね?
カバーが、閉じるのを邪魔しています。
完全に挟まっています
ね。

これが何を意味するか。

ブレーキをかけると、ゴムが減ります。
ゴムが減るとワイヤーを引っ張る距離が変わるので
(握りが甘くなるのはそのせいです)
ワイヤーを引っ張って調節する必要があります。


ここまでは普通の自転車のブレーキと同じです。
しかしワイヤーの張りを強くするということは
このブレーキの場合



このように開放状態で距離が空いていたものを



この閉じた状態ように(勿論いきなりではなく徐々に)
距離をつめていくという
調整が必要である
ということです。

そして、そこにカバーがあることで
閉じることが出来なくなります。

ブレーキレバーの握りはしっかり硬いのに
ブレーキゴムが車輪に届かず
ブレーキが全く利かない
、という状況が生まれます。

なんという欠陥品!

ブリヂストンの開発者には
バカな人しかいないんですか?


これだけの欠陥が実際に起きていて
何度いじっても直らないのに
リコールするどころか
「改良型が出ました!(キリッ」と
全然関係ない場所(カバーとか)を
リニューアルさせる
という
予想の斜め上を超える愚かさ。

脱帽ですね。
ここまで頭が悪いのは逆に凄いです。

自らの欠陥を放置して
一枚ぺら紙を入れて「メンテナンスしてください」で
責任をユーザーや販売店に丸投げ。

考えてみてください。
ものすごい頻度で調整が必要な自転車と
普通の頻度で乗れる自転車
どっちに乗りたいですか?
どっちを売りたいと思いますか?


子供でも解る話ですよね?

そして説明書の最後に書いてある事にも衝撃を受けます。

「ブレーキシュー(ゴム)が磨耗して
溝の残りが1mmになっていたら
ブレーキシューを交換してください」

構造的欠陥のせいで
ブレーキシューが届かなくなるので
1mmまで使えないんですが(゚Д゚)


ギャグですよね?
もはやギャグなんですよね?

冗談で作っちゃったんですよね?
フランク三浦みたいな感じでいいんですよね?
縮れ毛が入ってるみたいな感じで捉えていいんすよね?


いいわけないだろボケが!


一番安全性に関わる所で
ギャグやってる場合じゃないですよ。
まして、子乗せ自転車に搭載されてるわけで
最も安全性を考えなくてはいけない
のに
本当にブリヂストンの開発者は
頭がおかしいとしか思えません。


いい加減胡坐をかくのを辞めないと大変なことになりますよ。

今までメーカー自身が隠したり見ないふりしたり
こっそりサイレント修正してきた
アンジェリーノアシスタの初期のスタンドの構造欠陥とか
ハイディーの劣悪タイヤ、折れるシートポスト、
現行でも使われてる手元ロックの脆弱性なんていう
そんな甘いレベルの話じゃないですよ?

ブレーキは一発で命を奪うことになりますから!

お店の意見をいい加減聞いてください。
セールスの話をちゃんと上に通してください。
セールスの方は、あなた達の無能さを
みんな解って失笑してますよ?
(少なくともウチに来る方々はまともです)

無能な自分達の作った駄作に
惚れて夢見るのは
いい加減やめて下さい。


それとも何ですか?
私がレポートをまとめて
しかるべき所に提出した方がいいですかね?

それは困ると思いますので
早くこの欠陥品をリコールして
他社のまともなブレーキを使ってください。

切実なお願いです。

これがある限り、私は恐ろしくて
ブリヂストンの電動自転車は販売できません。
(勿論一部の一般車も)


ちなみにブリヂストンとヤマハは
電動自転車部門でお互い提携しており
基本的に同じものを作っていますので
ヤマハの製品でもこのブレーキがついているものがあります。
製品を選ぶポイントにして頂ければと思います。
posted by シンワ店長 at 09:00| 日記