2016年11月17日

BS展示会レポ 2016冬 その2

BS展示会レポート、その2です。

今回はアンジェリーノから子乗せシステムを受け継いだ
ビッケポーラーについて詳しくお伝えしていきます。



さて、ビッケポーラーですが
パナソニック製モーターや
バッテリーシステムであることはさておき
ユーザー視点で何が変わったかといえば
やはり一番大きいのは、前部チャイルドシートでしょう。



従来の形状とは全く違う、新しいものとなっております。
見た感じもシンプルで、軽量化もされていて
これについては「やっと」良くなったという印象です。

正直従来のものは組み立ても大変なくらいパーツが多く
そのため重量も重たくなっていたり
無駄な機能がついていた
ために
個人的には好きではありませんでした。

パナソニックが昨年から採用しているものを見れば
その違いは一目瞭然ですが
今回はそれにかなり近づいたと言えるでしょう。

デザインは近未来的というか
やわらかいイメージを打ち出しているにしては
宇宙船的なデザインなので、賛否はあるかもしれません。



全体的に「片手で操作できる」ことを重視した設計のようで
ヘッドレストやフットレストのスライド、グリップバーも
片手で操作できる機構を取り入れたようです。

ただ、個人的にはちょっと硬いイメージがあったので
特にフットレストは「これ本当に5段階に片手で微調整できるかな?」
という感じでした。
今後改良されることを願います。


さて、チャイルドシートですが、ビッケシリーズということで
とても残念なのがクッションが別売りという事です。


「そのままではすぐ使えない」

価格設定としては、従来のアンジェリーノの価格よりやや安く
クッションを含めて同等の価格になるようにしてある
そうですが
クッション別売りというのは実はユーザーにとって
不便な点になりかねない
ので、ある意味不満ではあります。

店頭展示する商品が、すぐにお渡しできる状態にするためには
私たちが任意でクッションを選んで展示することになりますが
ユーザーの方が欲しい色ではなかった場合
改めてその部分だけ注文となると、お待たせさせてしまいます。
しかし私たちがクッションだけ在庫を抱えるわけにも行かず
また、ピーク時の注文だと一ヶ月在庫待ちとなる恐れもあります。


ビッケシリーズは個人的にデザインは好きなのですが
チャイルドシートのこの酷い仕様によって
”売れるものも売れない”という事実もあります。

元々、専用チャイルドシートしか取り付けられない上に
そのチャイルドシートがクッション別売りで
他社のチャイルドシートより高い価格設定
だからです。

従来のbikkeシリーズでも、チャイルドシートだけでも
前部チャイルドシートで定価12,980円にクッションが+5,060円で
合計すると前のチャイルドシートだけで2万円近い出費になります。
さらに後ろでも2万円ほどかかりますので
前後で乗せようとすると4万の出費がユーザーにかかってきます。

たとえばOGKなどですと、前部で12,000円以内
後部だとチョイスによれば10,000円以下で十分収まります。
BS製のハイバックスタイルの後部チャイルドシートでも
9,800円ほどでつけられます。

ビッケシリーズの最大の魅力はカスタマイズ性ですが
本来変更可能な部分にまで縛りをつけて販売するやり方は
正直、賢いとは思えませんし
実際この当りは、同じ車体を使っていた
ヤマハのPAS Babbyが人気な理由にもなっていました。

(後部チャイルドシートが自由に変更できるため)

ちなみにビッケポーラーの後部チャイルドシートは
従来のものとは別の専用品ができるようなので
従来のビッケからの取り付け替えは出来ないと思われます。
(※正式な情報が入り次第改めてお伝えします。)


チャイルドシート以外にも目を向けてみましょう。



フレーム、モーターユニットを別のメーカーにした為
一から設計し直すことで細かい部分が良くなりました。
低床フレームが一般的となりましたが
やはり跨ぎやすさは低い方が断然いいですね。
アンジェリーノプティットと比べて38mm低いそうです。

あと地味にワイヤーフックが使えるのではないかと期待しています。

これに関しては他社も外れることが多かったので
チャイルドシート依存ではなくハンドルバー依存のクリップは
他社のものにも流用できると思うので
補修パーツとして活躍してくれそうな気がします。


ブレーキは残念ながら相変わらず
スマートコントロールブレーキを採用しています。




もう本当に、これさえなければ十分
ギュットシリーズに対抗できると思う
だけに
非常に勿体無い部分ですね・・・

いい加減やめてくれませんか?
この欠陥商品を使うの。


欠陥商品といえばこちらも改良されないままですね。



パナソニック製品で採用されている”くるピタ”システムは
スタンドロックと連動させた”スタピタ”として非常に優秀で
固定した後にハンドルを動かしても
ロック機能自体の損傷が一切ない
というものですが
ブリヂストンのハンドルロックは動かすと損傷を与えてしまいます。
つまり動かすほどに壊れていき、最後は効かなくなります。

特に駐輪場などで移動させられた際に
知らない人に動かされてしまって
知らない間に破損というケースがほとんどです。

単純にくるピタを採用したらいいんじゃないですか?
スマートコントロールブレーキしかりですが
こういう無駄な自己満足のこだわりが
ユーザーに見えない部分で負担をかけていることに
気づけないようではブリヂストンの技術開発部門も
その技術レベルは、たかが知れています。


一度乗ってみたらいいんですよ、パナソニックのギュットに。
机上の空論で設計するからこういう粗末なものになるんです。




バッテリーは前述のとおりパナソニック製です。
バッテリーシステムは2015年までのモデルで主力だったものであり
パナソニックの現行のバッテリーシステムより劣ります。
写真を取り忘れましたが、スイッチパネルも
昨年までのモデルのものを流用していますので
(一応2016モデルにも一部はまだ採用されています)
いわゆる型落ち製品となっています。

隠してもバレますからね。先に書きますよ。

同じ製品を作ってるメーカーから供給されるんですから
メインで使ってるものなんて供給してくれるはずがないんです。

後に書きますが、従来のビッケも、ヤマハは新型をリリースしましたが
ブリヂストンは旧スイッチを使うことになっています。

つまり最新モデルですが、中身は最新型ではないんです。

それでもセールスの話だと
「パワーがぜんぜん違う、パナソニック凄い」
というくらいですから、まあパナソニック様々ですね。

・・それって敗北宣言なんですけどね。

最後に、ひとつ気になったのは後輪のハブでした。



内装3段ハブということ自体は従来製品と変わらないのですが
”強いモーター”という話からピンと来たのは
新たしいユニットがパナソニックで採用されている
パワーユニットではないかということです。

パナソニックの場合このパワーユニット搭載のものは
強化ハブを採用しているのですが
一般的なハブをつけたビッケポーラーの
強度が保てるのかという問題が出てくる
ため、やや心配ですね。

なお、ビッケシリーズとの統合に伴い
26インチサイズの子乗せは廃止となったようです。
結構需要あると思うんですけどね・・

以上、長くなりましたが
その2ではビッケポーラーについて詳しくお伝えしました。

その3へ続く。
posted by シンワ店長 at 13:47| BS展示会