2017年04月27日

やめてほしい

私が修理をしていて、一番困るのは
勝手にいじって壊してしまった自転車を直す時です。

知識のない人間が分解したり
油をさしたりすることで
かなりの高確率で自転車が壊れるのです。


パンク修理を自分でやってみた、という方は
7割近い確率で失敗します
その中の多くのケースがチューブ交換になります

タイヤ交換を自分でやってみた、という方は
殆どの方がパーツのつけ間違いや
締め付け強度不足、調整不良
で再修理になります。

また、注油に関してはかなり大きな修理になる事が多く
一番多いのは車軸等の回転軸に油をさしてしまい
内部的に破壊されベアリング周りを壊してしまったり

ブレーキに関しては、一発交換になる事も少なくありません。

さて、今回の事例もやはり油による破損です。

後輪から音がするという事で
ハブ内部のベアリングの油切れでしたが
間違いなく内部にスプレー油か
オイルが入ってしまった事が原因でした。

また、車輪を外す過程で多くの場所に油が付着しており
間違いなく知識のない人間が油をさしたことで
様々な部分に悪影響が出ているのが解りました。



こんな場所にグリスが付着することはありえません。

さらに



ローラーグリスの注入口のキャップがなく
専用グリスではなく通常のグリスを塗布した痕跡。

ローラーグリスの内部に
通常のグリスを塗るとどうなるか
私には明確には解りませんが
破損や制動不良になる可能性は否めません。

一口に油といっても、いくつかの種類があり
このローラーブレーキ専用グリスの様に
ある特定のパーツにしか使わないような
かなりマニアックな油も存在します。

スプレー油、オイル、グリース、その他専用油など
どれを、なぜ、どこに、
どのくらい、どうやってさすのか
そういった事を口頭で
説明できない程度の知識の方は
一切油を使わないでください。


余計なことをしてしまうと、余計な手間がかかり
余計な金額が発生してしまうわけです。
それでもいいなら、どんどんやってください。

ただ、私が修理をしていて、一番イラっとするのは
知識もないのに勝手にいじり倒して壊してしまう方や
それらを止めてほしいといっても
忠告を聞かずまた壊したりする方がいる事です。


私はものを大事にできない人間が大嫌いです。

生半可な知識しかないくせに
プロの忠告を無視して
スケベ根性的な考えで
ちょっと金額が安くなると勘違いして
勝手にいじり倒して壊したり
整備不良を解ったうえで乗り回すような
危険な行為をする人間はもっと嫌いです。


餅は餅屋といいますが
本当にお金をかけたくなければ
きちんと技術のあるお店に持ってくる方が
実は100倍安かったりする事の方が多い
という事実を
もっと皆さんに知ってほしく思います。
posted by シンワ店長 at 16:04| 修理