2011年09月13日

空気を入れましょう

これは、ある修理の例です。

NCM_0021.jpg
【タイヤ内部】

綺麗なオレンジ色をしている部分が
こすれてこすれて、酷いことになっています。

黒い色はこびりついたチューブのカスです。


NCM_0027.jpg
【チューブ】

上のタイヤから出したチューブです。
同じように、削れたカスが更にこすれて
チューブと一体化してしまっています。

チューブはとてつもなく、ボロボロです。


さてこの自転車。
どのくらい乗ったものだと思いますか?


答えは、一年くらいです。

たったの一年です。


理由は、空気を全然入れないで乗ったことによります。

それも、10万円以上する電動自転車です。

電動自転車の重量は25kg以上あり
60kgほどの人が乗って荷物を載せたら
あっという間に100kg近い重量になります。

それでも普通の自転車より軽く走れるのは
モーターがついていて電動アシストで動くからです。
逆に言えばだから車重が重いわけですが。

当店では全てのお客様に

「一ヶ月に一回必ず空気を入れてください」

とお伝えしておりますが
残念ながら未だにきちんと入れている方は少数です。

パンク修理の6割が、上記のような症状で
(※ここまで酷いのは初めてです)
何かを踏んで、刺さってこられる方は3割ほどです。

タイヤ交換も、きちんとつるつるになって
穴があくまで乗ってもらえる方は
多分4割は居ないと思います。

半数以上の方が、上記のようにタイヤを傷つけて
何度も何度もパンク修理に来られた後に
”もうこれ以上貼ってもどうしょうもない”
というところまでいってしまって
致し方なくタイヤを換えることになります。


普通にお買い物などで乗られている自転車の場合
きちんと空気を入れて乗っていれば
よほどのことが無い限り後輪でも5年以上は使えます。
一度もパンクせず8年くらい乗る方もいらっしゃいます。
もちろん運の要素もありますが。

しかし空気を入れない方はたいてい
購入後半年くらいで一度パンクしてしまいます。
その後、また空気を入れないので
同じ位の期間でまたパンクします。

大体2年くらいの間に3回ほどパンクして
ちょうど2年乗ったかな?位の頃にはもう
タイヤ(内部)がボロボロになります。

空気を入れない方は2年くらいで
タイヤを換えることになります。
総額は約7000円。

超もったいないです。


でもそう言う方に限って

「なんだ買い換えたほうが安いね」

といいます。

自分で壊してぐちゃぐちゃにして
パンクだけで3000円近いおを金かけてきたのに
中国産だの一万円だのと、人やモノのせいにします。

なので4000円払うタイヤ交換だ、と聞くと

8000円出して新車を買うほうが安い

という思考になるらしいのです。
まさしく意味不明です。

正直、ちょっとしたギャグなんじゃないかと思えます。

そしてきっとよほどお金持ちなんだと思います。


しかしもっと面白いのはその後だったりします。

新車に乗り換えても、そういう方はまた
半年経ったくらいでパンク修理に来られるんですね。

ですから、もう、何度言ってもダメなんです。
まさに無限ループです。

なんだかもう、自転車を壊す為に
乗ってるんじゃないかと思うくらいです。

パンク修理する為に空気を入れずに乗って
また修理した時に満タン入れて穴が開くまで乗る

みたいに。


ちょっと可哀想になってきます。

勿論、自転車が。


こういう方は自転車に乗らないほうがいいです。
なぜなら、乗らなければ2年で2万円以上貯金が出来るからです。

最初の新車:8000円
2年間の修理代:7000円
次の新車:8000円

という具合に。


自転車という乗り物はとても便利で
本来はお金もそんなにかからないはずなんです。

そのためにはきちんと日ごろから
メンテナンスをしておかなければなりません。

壊れてから持って来られる場合と
ちょっと違和感があって気づいたり
変な音に気づいて持ってこられる場合とでは
その金額も大きく変わります。


例えばチェーンが外れて持ってこられた場合
当店では1000円の修理となりますが

チェーンが外れる理由は
チェーンが伸びているということであって
つまりチェーンが伸びていれば
乗ってて音がしているはずなのです。

絶対に。(※スポーツ車は例外)

ちなみに音がしている時点で気づいた場合
チェーン引きの修理は
500〜700円です(車種による)


もっと解りやすい例ですが

空気入れはタダです。
お店に来なくても入れられます。

入れないと・・・最初の写真をご覧下さい。

こうなります。


参考までに

パンク修理900円
チューブ交換2000〜2500円
タイヤ交換4000〜4500円


です。


タダなのに。


一万円でも100万円でも
自転車である限りは全て同じです。

安物だなんだと、自転車の性能を馬鹿にする前に
まず乗り方を改めることをお勧めします。

モノを大事にする気持ちをお忘れないようお願いいたします。
posted by シンワ店長 at 12:00| 日記