2016年06月16日

ハイリスク・ノーリターン

最近フロントフォーク交換が多いと言うのは
ここしばらくの記事をお読み頂けると解ると思いますが
本日もフォークの修理を行おうとした所
パンク修理という方がいらっしゃいました。

しかし私が最初にその自転車を見たときに
「ああ、またフォークの修理か」と思いました。
そのくらい遠目で見ても曲がっていたのです。



これは以前行った別の修理のものですが
本当にこのくらい曲がっていました。

「これを直すつもりが無いのであれば
パンク修理は当店では出来ません」

と、伝えると、その方はきょとんとしていて
自分の自転車じゃないから解らないけど
事故にはあっていないと言うのです。

道路で自転車が何かにぶつかれば、それは事故です。
人でなくても単独で壁にぶつかっても事故です。
車がガードレールにぶつかったら事故ですよね?
自転車も道路交通法上では立派な車両です。
そういう認識が無さ過ぎる事に
私は常々愕然としていますが
今回も同じケースなのだと思います。

ですので、修理をしないと乗れないことを伝えると
(※乗ってはいけない状況です、という意味です。)
すぐに乗りたいようなニュアンスの事を言われたのですが
残念ながらそんなにすぐに直るものではありません。
勿論、当日中に直るケースもあるのですが
本日のお店の仕事内容の状況もあり
今日中には直らないと伝えた所
「少し考えて相談します」と帰られました。

その数分後

別の方(たぶん乗っているご本人)が
お店の前に、その自転車を押してきたのです。

そしてなんと、通り過ぎていきました。

おそらく、パンクだけ直すなら
他の店に行けばなんとかしてくれうかも
という考えで駅に向かったのでしょう。

私は断言します。
その方は、おそらくパンク修理をしてもらうでしょう。
そのお店は、間違いなくパンク修理をして
その代金だけもらってほったらかすでしょう。


残念ですがこれが現実です。

乗るほうも、直すほうもいい加減なんです。
だから事故が減らないんです。
「自転車くらいいいだろう」というその気持ちのせいで
どれ程の方々が事故に巻き込まれていることでしょうか。


そもそも自転車店というのは
安全指導も行うことが義務とされています。
自転車店の人間が、いい加減な自転車を見て
「大丈夫ですよ」なんて言っていたら大問題です

そもそも何か起きて責任を取れない事を
大丈夫なんて言うリスクが大きすぎますね。

そんなお店にあなたは行きたいですか?

お店でもし、これほどの曲がりに気づけないとしたら
それこそ腕の無い証拠になりますし
そんな危険な状態で何も言わないとしたら
信用や責任の問題になってきます。
私ならそんなお店は行きたくない。

そこも合わせて、パンクを直すのならばいいですが
直さないのであれば私は拒否します。
危なすぎて他の大勢の方に迷惑がかかる可能性があるものを
目をつぶって、一つ仕事だからとほったらかすことは
少なくともサイクルショップシンワでは、やりません。


それで別に私自身が嫌われても構いません。
そんないい加減な仕事を私はしたくないから。

逆に私は、そういう状況だと理解した上で
まだそんな危険なものを乗り回すような人間は
心の底から軽蔑します。

人としてどうなの?

今回のケースだってそうです。
娘か孫かわかりませんが
大切な肉親を、そんな危険と解っているものに
今日使いたいから?明日使いたいから?
たったそれだけの理由で
注意もせずまた乗らせるその神経が全く理解できない。


もはやルールやマナー以前の、倫理の問題です。
よく、まともに走れる状況じゃないのに
「乗れてます」という人もいますが
ピエロにでもなるつもりでしょうか?
それはただの曲芸であって、状態は整備不良です。

いつも書いていますが
もしあなたの大切なご家族や恋人が
そういう自転車に撥ねられて大怪我をした時に
「まあしょうがないよね」と済ませられますか?


もし事故を起こして訴訟になったら
何千万という金額を、支払うことが出来ますか?
誰かの命を奪ってしまった時
その責任を一生負い続けて生きていくことになるのです。

たかだか何千円かの修理で
たかだか一日二日我慢するだけの事で
それは100%回避できるのです。

今、自転車に問われているものは
そういう部分だということを、十分にご理解ください。
posted by シンワ店長 at 11:48| 修理

2016年06月12日

今度はサイクルベースあさひ

ヨーカドーが酷いという話に引き続き
今回はサイクルベースあさひの事例です。

あるお客さんの点検をしたところ
とんでもないものを発見してしまいました。


【こちら】

なんでしょう?
わかりますかね?

梱包材です。

自転車がお店に運ばれてくる時に
周りに傷をつけたり、箱を突き破ったり
塗装に傷が入らないように巻いておくものです。


【※イメージ図】

これが、3ヶ月前に購入して(勿論店頭購入)
今日まで乗っている自転車についていたのです。
・・考えられませんね。

お客さんが気づかないのはいいとして
これがついているという事は
どういう事を意味するのか、が問題です。


要するに、お店に入荷した時に
その自転車の点検をしていない
という事です。
だって、点検していたら絶対はがすでしょ?

例えば貴方がテレビを購入したとして
宅配で届いたものをあけて、クッション材をつけたまま
リビングに飾りますか?

ありえない!!笑

これをはがさないのは考えられない事です。

そして、お客さんにお渡しする際にも
点検を普通はしますが(まともなお店は普通しますよ)
それすらも絶対していないという事です。


量販店などはたいてい、お店で組み立てをしていないので
完成車で運ばれてくる自転車なのですが
つまり、工場からお店に来てお客さんに渡るまで
まともな点検を行っていないという事です。


工場で誰が組み立ててるか知ってますか?
資格なんて持ってない人ですよ?
深夜の工場アルバイトですよ?


あぁ恐ろしい!

案の定、色々おかしい所はありましたので
しっかりと点検しなおして調整しましたが
この方は3ヶ月で当店に来たのでよかったと思います。
まして子乗せ自転車です。
10万以上もする電動アシスト自転車を買ったのに
お店がこの体たらく
ですからね・・

さすがサイクルベースあさひ!

と言ったところでしょうか。
期待を裏切らない劣悪さに、呆れてものも言えません。
posted by シンワ店長 at 10:00| 修理

2016年06月11日

相変らずヨーカドー

さて、本日も酷い修理のご紹介です。

タイトルどおり、本日の事例は
武蔵小金井駅前のイトーヨーカドーです。

修理というものは、解る人が見れば
一発で下手なのが解ってしまいます。
何もいじらずとも、状態だけで解るものは
よっぽど酷いと言えるでしょう。

今回の件は、以前修理をしてもらったそうですが
まぁその修理が酷いもので、まずワッシャー。



ワッシャーにも、ちゃんと向きがあるんですよ。
プロならそんなこと常識中の常識。
入れ間違えるという方が逆に難しいです。
ですから、これを左右違う方向に入れてしまうとかいうのは
もう無知としか思えません。
もし知らないとしたら、両方さかさまとかなら解ります。
左右で違うっていうのは、普通にやっていても
それってありえないでしょう?

いかに何も考えていないで作業をしているかと言うことです。

本当に資格持ってるんですか?

まあ別にワッシャーで自転車は壊れませんけどね。
それすら出来ない人がいじっていること自体が
恐ろしい
って言う話を私はしているのです。

勿論それだけでは終わりません。
後輪のチューブ交換か何かを以前したそうですが
先日、サイクルスポット武蔵小金井店で
ぼったくられそうになったお客さんの事例


◆サイクルスポット武蔵小金井店はボッタクリ◆
http://cs-shinwa.sblo.jp/article/175241405.html

と、同じことが今回も起こっていました。



これは後輪の車軸、内装三段ハブですが
ブレーキがついている側の内部ナットです。
浮いて来て隙間が出来ていますね。

車輪を外した修理の歳には
稀にブレーキが緩んだりしてしまうことがあります。
これをほったらかして、戻してしまうと
タイヤをはめなおす時のハブナットを締める際に
車軸が外側からはしっかり止められますが
内側に遊びが出来てしまうので
自転車をこいで、タイヤが回ることで
内部のナットがどんどん緩んでいってしまいます。

車軸がガタガタになってしまって
最悪、ハブ軸が折れたりすることも起こります。
内装三段ハブはギヤなしより繊細なパーツですので
それだけで破壊してしまう可能性もあります。

ネジ一つ閉め忘れることが
どれ程の損害や危険性を生むのか
解らないような人は、修理なんてしないでください。

というかそれは修理ではなく破壊です。
お金を貰って破壊行為をしているだけです。

本当に資格持ってるんですか?

迷惑極まりない話です。


さてさて、今日はなんと
それだけでは終わりません!
もう今回は、酷すぎる修理のオンパレードで
お客さんに同情したくなるくらいでした。


お次はブレーキワイヤー。

後輪を外す時にはブレーキを外しますが
ローラーブレーキの場合だと
ワイヤーを完全に抜く必要があります。
その際に発見したのがコレです。



この写真だけで解る人はプロですね。



エンドキャップがないんです。
勿論、先の写真でわかると思いますが
元々ついていたっぽい痕跡があるので
間違いなくこれは、修理の際に無くしたわけです。
考えられますか?無くすんですよ。

100歩譲ってなくしたとしても
戻す時に換えのものをつけてあげれば済むだけです。
ほぼタダ同然のパーツですが無くしたなら自腹は当然。
このたった一つのパーツのせいで
ワイヤーがおかしくなる可能性があるのです。
ブレーキは命綱です。何か起きてからでは遅いのです。
それを解っていたら、戻す時に絶対入れるはずです。

パーツの役割を知らないのでしょうね。

とか思っていたら今度はブレーキレバー側が・・



写真の左側が前輪ブレーキ(右手側)
右側が後輪ブレーキ(左手側)です。
後輪ブレーキのキャップがないですね。
先ほどと同じですね。

本当に資格持ってるんですか?

これを見てハッキリ解ったことは
一度ブレーキワイヤーを交換しているという事ですね。
なぜなら交換していないのであれば
わざわざ頭の方のキャップまで
外す作業は考えられないからです。
そしてブリヂストンの自転車は
レバー側、ブレーキ側の両方、或いは片方側には
必ず埋め込まれたキャップがついていますから。
両方に無いという事は別のものに交換したという証拠でもあります。

それにしても両方入れないっていうのは
本当にもう、無知だとしか考えられませんね。
ハッキリ言って、あり得ないの一言。
何も考えずテキトーに仕事をしてるんでなきゃ
どう考えてもやらないミスですこれは。
恐らくはミスしたことすら気づいていないでしょうけれど。


ちなみにこの方は何度かヨーカドーで
後輪関係の修理をしているそうなので
ワイヤー交換でキャップを入れないことと
車輪を外した際にキャップをなくしたこと(入ってた痕跡)
は別件で2回起きているという事が推測できます。

そして呼んだんですが、個人的には
ブレーキワイヤーを換える理由もわからないんですよ。
お客さんのお話だと切れた事があるわけではないし。
なんかうまい事丸め込んで、修理の際に
「一緒に換えてお金もらっちゃおう♪」
っていう考えでしょうね。
非常に信じがたい事かもしれませんが、
残念ながらよくあることです。


本当に無茶苦茶ですね。信じられません。
でも、これが量販店や大型店の実態です。
イトーヨーカドーは自転車店ではありません。
「資格を持ってます」なんて看板を掲げてたとしても
所詮はこの程度の人間です。

本当に資格を取ったのかすら怪しいレベルです。

そうでなければ「買ったときからおかしい」とか
「修理してもらったらなんか変になった」
なんていうお客さんが当店に来るはずが無いです。


本当に酷いの一言。
武蔵小金井駅前のヨーカドーは
調子に乗って自転車販売スペースを増やしていますが
それと比例して、被害者も増え続けています。

いい加減にしてくれませんかね?
posted by シンワ店長 at 18:36| 修理

2016年06月03日

スプレー油かけてますね?



プロであれば、見た瞬間に解るんです。



見事というくらいスプレー油がかかっています。

こういう汚れ方、どこかで見たことはありませんか?
私がいつも例えるのは、台所の換気扇です。

台所の換気扇は他の換気扇にくらべて
黒くべったりとした汚れがつきます。
それは油が含まれているからです。

自転車の汚れも同じです。



車軸から外に向かってグラデーションになっています。
本来はこんなことには絶対なりません。
油がついているからこうなるのです。

スプレー油というのは霧状です。
赤い色が出ていると思っていただけると
想像がしやすいと思いますが
スプレーを吹いた所は、グラデーションになりますね。

霧状にグラデーションになった油の上に
土ボコリが吸着して真っ黒になっていくのです。



ベアリングも死にかけています。
スプレー油最大の弊害ですね。



本当はこんなに綺麗なんですよ。



もちろん、さっきのと同じものです。
「サビよけ」なんてのは嘘で
油ぎってるから錆びないだけです。

お陰で真っ黒に汚れて汚くなります。
こんなになるんだったら、かけない方がよっぽどマシ。



これは、スプレー油など一度も吹いていない自転車です。
我が家で7年使っている電動自転車の後輪です。
特別な手入れなどしていません。
恥ずかしながら、普段からそんなに磨いたりもしていません。
年中外に置きっぱなしで、雨にも当たっています。


でも黒くなんて、なっていませんよね。
これが普通の自転車の状態です。

勿論、ギヤ側はオイルをさしていますから
多少飛び散るのでグラデーションが確認できますが
車軸が黒く汚れる理由は全くないはずなんです。

勿論、拭き取ればいいっていう問題ではありませんよ。
スプレー油の弊害は山ほどありますから。
わからない方はブログを遡ってご覧ください。

「もういいよ、解ったよ」
っていうくらい書いてありますから。
posted by シンワ店長 at 15:55| 修理

2016年05月27日

やっぱり酷かったサイクルスポット

パンク修理にこられた方のタイヤを見たところ
タイヤのサイド(横)に亀裂が入っており
それが原因だという事がわかりました。



激しいリム打ち(※空気が入っていない状態で
段差に思い切り乗る等で起こる)や
刃物で切り付けないと起こらないような傷。

どうして穴があいたかは解りません。
色々と考えられることはあるのですが
今回の問題はそこではないのです。


まず最初に、タイヤをあけてチューブを調べる時に
このようなタイヤが切れたケースには
特徴的な穴のあき方がある
ので
(処理してしまったので写真がお見せできなくて残念ですが)

見た瞬間に「タイヤに何か起きてるぞ」と
気づけるのがプロの仕事
だと私は思っています。

さて、気づいた方もいるかもしれませんが
タイヤはまだ、結構新しいのです。

実はこの方、以前当店でタイヤを交換しているのです。
そしておかしな点がありました。
それは開けてすぐに気づきましたが
チューブのサイズが本来のものではなかったのです。



タイヤのサイズ(太さ)は 1-3/8インチというものが
通常のタイヤとしては一般的ですが
このタイヤは 1-1/2という、少し太いものを使っています。
ですから、チューブも太くなければ
”膨らます量が増える=薄くなる”
という事で、チューブの強度が弱くなるだけでなく
中でズレが起きてしまったりと、色々と問題が起きます。


私が換えたタイヤですから、こんなミスは絶対しません。
・・絶対なんてありえないので、あまり使いたくないですが
これは普通にありえないミスなんです。
後述しますが、どうやっても気づけるはずだから。

どういう事だろうと思っていると、お客さんから一言。

「数日前にチューブ換えてもらったばっかりなんですよ」

納得。

要するに、どこか他のお店でチューブを変えて
その作業をした人間が阿呆だったという事
ですね。

とても納得。

チューブのサイズなんて、タイヤを診たら解るんですよ!



むしろ、見ないと解りませんから。
チューブを交換する時は100%、毎回サイズの確認をします。
そして間違っていれば、作業している時に
明らかに違和感がありますし
サイズが違うことが普通なら解るはずです
から
それすらも解らない素人がやったという事でしょう。

しかし、そうなるともう一つ、腑に落ちないことがあります。

それは、何故チューブを換える必要があったか、
その原因が何であったからそうしたのか。
これを理解して作業していたかどうか
ということ。

チューブ交換と言うのは、よほどじゃないとありません。
タイヤごとダメになるケースが半分くらいあると思います。
チューブだけに何かが起こるという方が難しいからです。

私が思うに、原因はこの切れたタイヤだったはずです。
それなのに、チューブだけを交換したというのは
どう考えてもおかしいし、阿呆だとしか思えません。

タイヤやチューブ交換の代金が高いのは
作業工賃が殆どだからです。
ホームセンターなどでタイヤを見に行けば解りますが
正直、そんなに高い金額ではありません。
サイクルショップシンワでも、タイヤだけ欲しいと言われたら
普通のタイヤなら、1,500円くらいでお渡し出来ます。
もちろんチューブ込みで。

チューブ交換で3,000円かかったそうですが(高いよ・・)
もしタイヤとチューブセットでも5,000円くらいだったと思います。
しかし、後でタイヤだけ換えると、3,000円はかかってしまいます。

作業工賃を二回もかけるようなことを、なぜしたのか。
原因がわかっていながら、なぜ取り除かないのか。
全く理解が出来ません。

修理というのは、どうしてそうなって
何が原因で、どう直して、どう対策するか
その全てが出来なければ修理とはいえません。


少なくとも私はそう思って作業していますから
壊れた可能性は一つでも多く探りますし
今後、再発しないための対策や乗り方を
お客さんに説明しています。


チューブの穴を貼ったけど
ガビョウは刺さったままで
また穴があきました。

なんて、素人作業はお金を貰えるはずがない。

しかし、そんな素人作業でも
平気でお金をもらえてしまうのがチェーン店や量販店。

既にタイトルに出ていますが、今回もまた
サイクルスポット武蔵小金井店です。

「また」と書いた理由は
先日の記事をお読み頂ければ解ります。

正直に言いますと、個人的には
サイクルスポット武蔵小金井店は
そこまで酷いお店という印象は
今まではなかったんです。

そこいらの、あさひや、ヨーカドーに比べたら
比較的ですが、まともな方かなと思っていました。

前回の件と今回の件、どうしても理解しがたかったのです。
しかし、今回のお客さんの話で、解ったことがあります。

お店の人が変わったそうです。

その一言で、全ての疑問も解決しました。
今のサイクルスポット武蔵小金井店は
相当酷い人間がやっている
という事です。

修理もロクにできず、判断も素人レベル。
挙句自分で壊したものを直せないと言い
3万円も吹っかけるような
ろくでもないお店に変貌したようです。


サイクルベースあさひ
ドン・キホーテ
オリンピック
ケーヨーデーツー
イトーヨーカドー武蔵小金井店

と同じように今後は
サイクルスポット武蔵小金井店も
自転車関係が酷いお店の一つに
加えなければならないようですね。
posted by シンワ店長 at 15:46| 修理

2016年05月23日

フォーク、そしてフォーク

5月に入って、フロントフォークの修理が増えています。



毎年この時期になると増えるのですが
理由は新生活に慣れてきて
ちょっと気が緩むことだと考えています。

特に学生さんは今くらいの時期から
突っ込んで壊してくるケースが多くなりますが
今年は主婦の方だったり、年齢層が比較的高いのが
気になる点ではあります。


うっかり壁にぶつかっても事故は事故です。
乗れるから乗ってしまうのが一番危険です。
当然、人とぶつかったりした時は
すぐに警察を呼んで事故の処理をしてもらいましょう。


ちなみに今月は既に4本のフォークを交換しました。
GWにお休みを頂いていたので営業は6日からです。
一ヶ月に3本換えたら多いかなと思いますが
2週間ほどで4本は、相当多いです。

気をつけてください。
posted by シンワ店長 at 00:00| 修理

2016年05月15日

久々のご紹介

このブログをご覧の方は
見飽きたと言うほど見たと思いますが
私自身もお店で一日に何回も話をするので
最近はここに登場することは減りましたが
相変らず空気を入れない人というのは多く
せっかく換えたタイヤをすぐにダメにされてしまいます。

今日は久々に空気とタイヤの話です。



パンク修理をしました。
このブログをよくご覧の方は
この写真だけで全て納得されると思います。

そうです
あくはずのない場所に穴があいていますね。

ちなみにタイヤはほぼ新品状態。



普通に日常的に乗っている方だとしたら
半年乗ったかな?くらいですね。

しかし・・



既に一度パンクをしています。
注目するべきはバルブの位置。
つまり、今日貼った場所の反対側ですね。

この近辺にダメージが多く集まっています。



次に穴があくとしたらこの辺りでしょうか。
とにかく酷い状況です。
次にパンクしたらチューブは100%ですが
最悪、タイヤ交換かもしれません。


原因はいうまでもなく
空気を入れないことです。


当たり前ですが、何も刺さっていません。

空気を入れないことでタイヤが潰れて
潰れたタイヤに挟まったチューブがすり潰されて
ぐちゃぐちゃになって穴が空きます。

一度ついた傷は消すことが出来ず
磨り減った部分も戻すことは出来ず
タイヤの周回、両サイド360度傷が残り
いつどこがあいてもおかしくない状況を作り上げます。




このように、タイヤの内側も磨り減り
なめらかでなくなりますから
チューブをこすりつける原因にもなります。

今から空気を入れて乗るようになっても
穴が開く状況が完全に出来上がっていますので
もう無理かもしれません。

少なくとも、一度でも空気を入れ忘れたたら
すぐに穴があく可能性が十分にあるという事です。

空気を入れない人は確実にパンクします。
パンクに来る人の7割はこの状況で
パンクしてくる人はほぼ
「空気を入れてない人」
といえます。


これは紛れもない事実です。

もしパンクばかりするという人
もし自転車がしょっちゅう壊れるという人は
それはほぼ100%、貴方の管理の問題です。
壊れるのは自転車のせいではありません。

自転車に、不要なお金(何千円単位)を
何度も何度も、一生、かけ続ける人生になるのか
殆どお金がかからずに長く乗ることが出来るのか。

全ては使う人次第という事です。
posted by シンワ店長 at 13:39| 修理

2016年05月14日

結果的に損をする

本日ご紹介するのはこちら。



タイヤ交換でお預かりしたのですが
なにやら色々おかしい・・

写真だとちょっとわかりづらいですが
左右のワイヤーのバランスがとてもおかしいです。

左から出ている後輪のブレーキワイヤーが
短すぎて突っ張ってしまっています。

そして右から出ている変速ワイヤーは
こちらは長すぎ
て変な感じ。



更に変速ワイヤーの取り回しも
おかしなことになっています。
左側から通すはずが右側に回りこんでいます。
長いからこうしたのでしょうか・・巻き込みすぎ。



後輪ブレーキワイヤーは留め金の部分でも
ちょっとおかしな感じになっていました。
ワイヤーが短いので全部取り替えたため
この後、全て元に戻しました。



こちらがちゃんとした状態。
変速ワイヤーは取り回しだけ戻しましたが
取り替えるのはもったいないので
何とか余りが出過ぎないようにしました。
若干左寄りになっていますが
先ほどの突っ張った状態よりはだいぶマシですね。

ちなみにこちらのお客さん
ブレーキもおかしいという話だったので
まとめて色々と見たのですが
明らかに素人作業をやった痕跡があり
どこかのお店でいい加減にやられたか
(ヨーカドーとか、チェーン店などではよくある話)
自分でいじったかどちらかだろうとすぐに解りました。


案の定、自分でいじったそうです。

ホームセンターでワイヤーを買ってくれば
かなり安い金額であることは
ホームセンターに行けば誰でもわかります。

しかし、ちゃんとつける事が出来なければ
結局その金額にプラスして
正規の修理代金がかかってしまうわけです。


買ってきたお金も
作業した時間も
頑張って作業して汚れた手も
全てが無駄になります。


何よりちゃんとできないということは
安全性も損なわれている可能性が高く
「ちょっと損したな」くらいじゃすまない
大変なことになる可能性もあるのです。


私が見る限りでは
自分でいじるケースは
9割おかしくなっています。


休日にご主人がいじった自転車を
平日に奥様が持ってこられるケースは
実は、かなりの数あります。

いじるのが好きでも、命にかかわることですから
無理にいじるのは止めていただきたいです。
posted by シンワ店長 at 20:00| 修理

2016年05月10日

サイクルスポット武蔵小金井店はボッタクリ

先日、こんな修理がありました。

お客さんが持って来られた自転車は
パナソニックのギュット(26インチタイプ)。
「後輪が何かおかしい」と仰るので見たところ
後輪の中心軸にガタが出てしまっていて
車輪が真っ直ぐ回っていませんでした。


子供を乗せる自転車ですからなお更危険ですね。
すぐに直さないと車軸が折れてしまう可能性があったので
急ぎで修理しました。

しかし話を聞いていくと色々解ったのは
どうやら最近、別のお店でタイヤの修理をしてから
おかしくなった
ということでした。

お客さんは預けたらしいので修理を見ていませんが
聞けば3,000円の修理だったということで
バルブの金具の新しさを見ても
間違いなく後輪のチューブを変えたと思われます。

つまり、そのお店がこの現状を引き起こしたのは確実です。

しかしお客さんは、おかしいとおもって
そのお店にまた持っていき、相談したそうです。
すると、とんでもない答えが返ってきたそうです。

車輪がダメなので、交換する必要がある。
修理代は3万円かかります。


さんまんえんかかります!?

思わず吹き出してしまいそうになります。
3万もかかる修理って一体どれ程でしょう

私自身、3万円もかかる修理なんて
過去に1度やったかやらないかくらいです。
それも、古い自転車を殆ど全てのパーツを交換して
蘇らせたという、私の中でもかなり記憶に残る
渾身の、会心の修理です。
それでも確か27,000円くらいでした。
(余談ですがお客さんは感謝の気持ちで、3万円置いていかれました。)

車軸が緩んでいるだけならば締めなおせば終わります。
その場で30分もかからない修理です。

後輪の内装3段ハブが壊れていたとしても
内部のギヤ本体を交換で7,000円くらいです。
車輪がダメなら、車輪交換で7,000円くらいです。
両方ダメでも15,000円あれば直ります。

3万円という金額はどう逆立ちしても
ボッタクリです。


しかも面白いことに、そのままヨーカドーに相談したら
前のお店を金額も伝えていないのに
3万円かかるという診断だったそうです。

いったいどうなってるんでしょうか!?

武蔵小金井駅北口にある
サイクルスポットと
武蔵小金井駅南口にあるヨーカドーは
ロクな診断も出来ずに
ボッタクリな金額をふっかけるようです。


量販店や大型店は酷いというのは理解していますが
ここまでいくと本当に怒りを覚えるレベルです。

結局、この自転車は一度タイヤを外し
内部のロックナットを締めなおして
しっかりと元に戻りました。

しかし、もしこのまま数日乗り続けてしまったら
ベアリングが抜け落ちたりして
本当にハブの破損に繋がっていました。
破損したベアリングでロックがかかって
事故にあっていた可能性もあります。


タイヤを外した作業をするなら
最低限の各部の注油と、ハブ軸の緩みくらい
合わせて見るのが当たり前です。
それもせずに3,000円もの金額を貰うなんて
本当にボッタクリとしか思えません。


ハブ軸の調整は修理代金が3,000円。
電動自転車など一部に限り+500円です。

これで3万円もらえたら城が立ちます。


さて、今回はここで終わりません。
量販店がどれ程いい加減か、ここでまた暴露します。

実はこの自転車、前のハンドルが曲がっていたので
後輪の修理の後に直そうと思っていたのですが・・



まず曲がっているハンドルを戻すために
子乗せの座面シートをはがして
止めている部分を見ようとした所
上の写真にあるネジがコロンと転がっていました。

このネジはシート自体をハンドルと固定するネジです。
ちなみにパナソニックの子乗せは
この底部と、左右の3点で固定しています。

そして



案の定、右側のこのネジも外れていました。
というか、いなくなっていました。

つまり、3点で止めているネジの
2つがついていない状態で乗っていた
ということです。
どれ程恐ろしいことか、理解できると思います。

ここで、曲がっていたのはハンドルではなく
子乗せのシートだったことに気づきました。


普通だったら、チューブ交換で預かった際に
前も何かおかしい事に気づくはずです。

気づいて、ネジの増し締めや
1本付け加えてあげるくらいしたって
たかだか数百円の追加にしかなりません。

というか、直さないと恐ろしく危険ですから
普通は相談せずともこのくらいは直します。

チューブ交換の際に
後輪をガタガタにした挙句
自分達の非を認めず3万という
明らかなボッタクリ金額をふっかけた上
危険な状態を見てみぬ振り
(或いは気づけない)。
こんなお店がまかり通ること自体
私は憤りを感じますし、理解不能です。


私は何も、自分の腕が凄いとか
他に比べて一番技術があるとか
そういう事を言いたいわけじゃありませんし
そんな事は微塵も思っていません。
うちの店に来てほしいから他の店を悪く言うとか
そんなことも一切ありません。

それが証拠に、駅前でパンクしたと電話があれば
駅前のお店を紹介しているくらいです。
その方がお客さんにとって早いですし
転がしてくるだけタイヤも痛みますから
自転車にとっても最良だと思うからです。


自転車はいつ壊れるか解りませんから
壊れた時に近くにお店があって
そこで直せるのが一番だというのが
私の根本的な考え方です。

だからどなたが来てもしっかり直せるよう
日々準備と技術向上を意識しているわけです。

しかし、最低限できるだろうと思うような修理で
このような素人以下の事をやられると
本当にがっかりしますし、怒りを覚えます。

同じ自転車店として恥ずかしい

いや、同じじゃないですね。
ただ売るだけ、いい加減な修理
アルバイトレベルの仕事じゃ
レベルが違いすぎます。

何の知識もないくせに
そこそこ売れるからって調子に乗って
出来もしない修理に手を出して
被害者を増やしているヨーカドーや
自転車専門店ぶってお粗末な修理をして
責任逃れしてボッタクるサイクルスポット!


いい加減にしろよ!
posted by シンワ店長 at 13:54| 修理

2016年04月22日

締めればいいってもんじゃない

本日はこちらです



前輪のタイヤ交換をしようとしたら
ハブナットが外れづらく
また、外した所、シャフトが曲がっていました。

これは初歩的なミスで
ハブナットを固定する時の締め付けが
基準以上に強すぎることで起こります。


私がこの仕事を最初に教わった時
トルクレンチをしばらく使っていました。
トルクレンチは、締め付けトルクを制御できるもので
不慣れな人間ならばこれほど心強いものはありません。


まずトルクレンチを使って
締め付けの度合いを体に覚えさせるというのは
基礎中の基礎といったところでしょうか。

勿論、プロとして作業を行う中でも
間違いなくしっかりとした締め付けをするために
今でもよく使うものです。
特に点検の時には必須アイテムではないでしょうか。

締め付けすぎることでシャフトが曲がり
更に注油もせずナットを締めたことで
ダブルパンチで外しづらい状況でした。

勿論初めてのタイヤ交換ですから
組み立てた人間の失態といえます。

ネジはなんでもかんでも
締めればいいってもんじゃないんです。

締め付け強度の大切さは
資格を持っていれば嫌でも知っている事です。
posted by シンワ店長 at 11:48| 修理

2016年04月16日

謎のいかり肩

組み立てや修理が下手くそなお店が多いと
ブログのネタに困りません。

さて本日はこちらの自転車です。



タイヤ交換で来られたのですが
来店された瞬間から「ん?」と思って
気になって仕方ないのがハンドルの角度


【凄い、いかり肩】

よく解らない方もいると思いますが
グリップの位置(角度)が斜め上に向かっていますね。
これはサドルに座って手を伸ばした時
同様に小指側が上に向かう形で握ることになります。
ハンドルの中心からV字になると言えば解りやすいですかね。

本来は車体から出ているハンド(ポスト縦の棒)に対して
グリップは90度くらいが通常の位置となります。
組み立ての時には大体その辺りにあわせるのが常識

つまり、とても乗りづらい

と言うわけで修正します。



とりあえずハンドルバーを回転させました。
全然違いますね。
どのくらい回したかはブレーキレバーを見てください。



もの凄く上に向いてしまいました^^;
こんなんじゃ運転できませんので
ブレーキレバーとシフトレバーも
正しい位置に修正します。



どうでしょう



これなら普通に握れますね。

ハンドルバーは基本、メーカーの自転車でも
一般車で7分組の場合は取り付けられて来ますが
稀にハンドルが、今回のように
変な位置についていたりする事はあります。

ただ、それを修正できるのが個人店の技術であり
このようなものを、そのままお客さんに渡すのは
素人としか思えない、ホームセンターや
あさひなどの大型チェーン店の
アルバイトレベルの愚行です。


でもこれ残念ながら個人店なんですよね・・

昨日の話といい、どうなってるんですかね一体。
同じ小金井の自転車店として、恥ずかしく思います。

ちなみに補足ですが
ごくごく稀に、ハンドルの位置をわざと
今回のように上に向けるケースはあります。
本当に稀な話ですが。

どういう時かと言うと、かなり背の高い方の場合が多いです。
27インチでも車幅が短くなってしまう為
「背の高い方=座高も高く腕も長い」ので
やや上向きにして膝からハンドルの距離を空けたりします。


ちなみに今回の自転車は、写真を見て頂くと解りますが
サドルは一番下(車体は27インチです)。
つまりこの高さで乗る方が
最初のような位置にハンドルがあると
かなり乗りづらいのは明白ですね。
お客さんが要望して変えたとはとても思えません。

さらに言えば、サドルが一番下なのに
ハンドルポストは結構出ているので
サイズあわせを全くしないで
お客さんに丸投げした可能性は高い
です。

自転車店が出来ることって、調整だったり
細かい部分の知識を提供することだと私は思います。

ただ売るだけなら量販店と同じだし
お店をやる意味が全くありませんよね。
価格競争で勝てるわけ無いんですから。

なんか乗りやすいよね

それは、お客さんの体に合わせて
こういう細かい部分の調整が出来て
初めて出る言葉
だと私は思っています。

逆にそれができていなければ
メーカのハイグレード車だったとしても

高かったのに、なんか乗りにくいよね

と言われてしまいます。

私は同じものを売るなら
最高に乗りやすくしてお渡ししたい。

見えないところや細部までこだわる。
それが本当のプロではないでしょうか。
posted by シンワ店長 at 13:23| 修理

2016年04月04日

自覚が無いのが一番怖い

最近また、フロントフォーク交換が増えてきました。
毎年4月末〜5月くらいにかけて
新生活に慣れてきて気の抜けたところで
事故が多発するので、フォーク交換は増えますが
昨今は年間通して多くなっているように思えます。

しかも恐ろしいのは、4-5月の交換の場合は
明らかにぶつけたということで持ってきますが
年間通して増えているのは、自覚の無い方です。

全然違う修理で持ってこられたのに
「明らかにこれ、事故ってるよね?」というものです。
しかし大半が「え?そうですか?」とか
「まぁ乗れてるんで乗ってます」とか・・


いい加減すぎやしませんか?

事故がなくならないのは納得ですよね。
こういう人が沢山いるんですよ。
実際に事故にあったという報告件数の
100倍くらいいるんじゃないですかね。
まさに氷山の一角。

私の知る限りでは、学生さんは
5割以上の確立で事故っています。
なぜなら学生さんが来られると、関係ない修理でも
半分くらいの方が曲がってるんですよ、フォークが。


さてフォークの話は何度も書いているのですが
「フォークってなんじゃい」という方の為に少し詳しく書きます。

フロントフォークとは、ハンドルの下からフレームを通って
前輪の方に突き出している2本のパイプの部分です。
前輪を支えているパーツですので
正面からぶつかるとクッションの役割を果たして
しっかり曲がってくれることで緩衝材となり
衝撃で搭乗者が前に飛ぶことを防ぎます。


フレームの設計と同じように、
力学的にも計算されて作られていますので
フォークはしっかりとハンドルから
まっすぐ伸びるようにできています。



ハンドルの中心から一直線ですね。
これが”普通の自転車の形”です。

もしフォークが曲がったまま乗ると
乗りにくいのはさておき
前輪側のフレームに負担がかかってきますので
大きな損傷が出る可能性があります。


もっと恐ろしいのは
フォークは一度曲がったら次は折れます。
曲がった事で自分を助けてくれていますが
二度曲がってくれる強度はありません。

そもそも曲がったのに乗るなよ
という話なのですが

この当たり非常識な方がとても多いのが現状です。

では実際どんな感じなのか見て行きます。



曲がっていますね。
上の部分が丁度フレームに入る部分なので
そこから下が曲がっています。
上と下で、中心が明らかに
ズレているのがわかりますよね?



こちらも最初のほどではありませんが
同じ感じで曲がっていますね。

どちらも学生さんです。
しかも本人は全く気づいていないという事で
恐ろしいですねぇ・・

最初のパーツは以前記事にしたので
取り付けた状態だと、もっとわかりやすいです。


【曲がった状態】


【直したもの】

フォークの角度だけでなく
タイヤから車体の距離も変わっていますね。
とても大きな歪みです。

最後にもう一つ


【曲がったもの】

こちらは先の2つとは違い
下の部分で曲がったタイプです。


【交換したもの】

隙間が全然違いますね。
後ろに向かって、明らかにうねっています。
ぶつかり方にもよるですが
かなり大きな衝撃を受けると、このように曲がります。

曲がった衝撃で塗装にまでヒビが入っています。
表側も裏側も、どちらも衝撃で曲がることで
その部分の面の長さが変わりますので
塗装にヒビが入ることが多いです。

ですので、ここにヒビが入っている自転車は
フォークが曲がっている証拠です。



車や、明らかな接触事故にあった場合
すぐに持ってきますので
このような状態で乗る方は殆どいないのですが
単独で壁やガードレールなどにぶつかったり
ちょっと出会い頭にコツン、くらいで
フォークが曲がることは、実はとても多いのです。


しかしそれを事故だと認識せず

「何かおかしいんだけどまあいいか」

という方は、残念ながら沢山いて
とても危険な状態で今日もきっと乗り回しています。

そういう自転車がまた事故を起こすんです。

以前、単独でぶつけて曲がって持ってきた方に
修理代を伝えたら、高すぎてビビったのか
「ぶつけなきゃいいんだろ!」
と捨て台詞を吐いて帰られましたが

事故を起こしてる人間が
そんな台詞を吐いても
誰も信用なんてしませんよ



乗れるから乗る
乗れる限り乗る
これが一番危険です。

加えて「乗れれば何でもいい」なんていう人は最も危険です。
「自分が乗れれば誰かが死んでもいい」

ってことです

決して言い過ぎじゃありませんよ。
だってそういう人と話をしたらわかります。
本当に呆れるくらい何も考えていませんから。
無責任で自分勝手。最悪です。

イヤフォン
スマホ
傘さし
無灯火
二人乗り


これだけ言われているのに
そういう方が未だにとても多くて
そのために自転車が厳しい目で見られて
様々な法改正を経て、ついには切符制度と
罰金制度まで出来てしまいました。


上記の多くは学生さんですよ。
今の家庭は親が子供に指導も出来ないんですかね?

フォークが曲がっている自転車の修理をすると
親御さんからよく聞く話が
「言ってもきかないんですよ」という発言。

それは貴方の教育が出来てない証拠ですよ。

よくもまぁ、恥ずかしげも無く
他人にそんなことを言えるなと、感心します。


誰でも簡単に乗れる自転車ですが
誰でも簡単に守れるルールすら守れない
親がルールを教えることすら出来ない
事故を起こしているのに事故だと認識すらしていない
もし解っていても平気で乗り回してしまう


そんな悲しい現実が今の日本です。

例えばタバコも同じだと思います。
多くの自治体では、実際に徴収するケースは稀ですが
罰金を科されるケースが増えてきています。
ルールやマナーを守れば嫌われないのに
路上喫煙する迷惑喫煙者は未だに消えませんね。
だから肩身の狭い思いをするんですよ。

俺は私はやってない、なんて思うかもしれませんが
だったら喫煙者どうして注意をしたらいいじゃないですか。
それが一番効果的だと思いますよ?

そうやって結局みんな、自分で首を絞めているのです。
自覚の無い人に使う資格はありません。
権利とは、義務を果たして初めて言える事です。


おかしな状態で乗り回した結果
事故で相手を怪我させてしまった時
3,000万だの6,000万だの
当たり前の世の中になってきています。

自分の為に、しっかりルールを守って
正しい状態の自転車に乗るよう心がけてください。
posted by シンワ店長 at 13:08| 修理

2016年04月02日

チェーンそしてチェーン・・

最近、とても残念な自転車を良く見るようになりました。
2月の末頃から、チェーン交換が増えています。

2/20の記事 → こりゃ大変
3/4の記事 → またですよ〜

このように、以前にも書きましたが
交換した2人は11ヶ月しか乗っておらず
チェーン交換にはあまりに早すぎます。
他にも、3〜5年程度の自転車なのに
残念ながらチェーン交換というものが
なんと3月で6件と、立て続きに起きています。



チェーン交換なんて、滅多にありません。
なぜチェーン交換になるかというと
チェーンをいい加減な状態で使い倒すからです。



こんな状態で乗っていませんか?
きゅるきゅる、ガリガリ鳴っているのに
ほったらかして乗り回していませんか?




そのまま乗り続けるとこうなります。



チェーンが戻らなくなってしまいますので
一発で強制交換です。
4,000円前後の修理です。


きちんと調整をしていればお金はかかりません。

チェーンがきしみだしたら、注油をするだけなんです。

・・と書くと、クレ5-56とかをぶっかける人が現れるので
書いておきますが、チェーンにクレ5-56が効くのは一瞬だけです。
他の全ての油を洗い流すので、余計に錆びます。
絶対やめて下さいね。

チェーンに油が足りなくなってくると
きしみだして、きゅるきゅるという音が出ます。
それを放置すると、チェーンがスプロケット(歯)を回る際に
カーブから立ち上がる、またカーブに差し掛かる時に
上手く乗っからなくなり、踏み込みでガタガタしだします。

そのまま強引に乗ると、チェーンが無理やり引っ張られるので
チェーンが変な形で固まってしまって
まともに使えなくなります。それが上の写真です。

正直、あり得ないんです。

なぜ音がしているのに乗り回せるのか。
なぜ音が出た時点でおかしくなっていると思えないのか


何も考えないで乗っている人は
どんな高級車であろうと壊します。

ちなみに上の2つの写真は電動自転車のチェーンです。
10万円以上するパナソニックの国産の電動自転車です。

最近私が一番気になっているのは
電動自転車に乗っている人の無関心っぷりですが
まあ皆さん、呆れるくらい無関心です。
乗りっぱなし。そして壊す。
自分で壊しておいて高いとか言い出す。


・・バカじゃないの?

新車で買ったら壊れないとでも思っているんですか?
10万出せば乗り回しても平気だと思っているんですか?

みなさん、大丈夫ですか?
私はもう、がっかりするしかありません。

道具ってのは、大事にしなければ絶対に壊れるんですよ。
そもそも、自転車の乗り方も解らないことに驚きます。
一体どういう育ち方を下のでしょう。
最近は親が子供に家庭教育ろくにをしないくせに
学校に口を出すなんていうニュースも多く見て呆れますが
その親がその程度の知識なんですから
それも昨今始まった問題ではないんでしょうね。

「空気を入れないとダメですなんて誰も教えてくれなかった!」

なんていう女性をよく見ますが
それはご家庭を恨むしかないです。
一般常識は家庭教育で学ぶものですから
知らない=非常識という事です。

あまりに当たり前すぎるから
販売するお店でも言わないんです。
でも知らない人が多いと気づいたから、私は言うんです。

ですから、あっけらかんと「教わってない」
なんて言うのは、ただの赤っ恥なんですよ本来は。

家庭教育って、文化を守るためには必須なんです。
学校で習う事なんてたいした問題じゃありません。
当たり前の事を知らないのは、親の責任ですよ?

非常識な人が増えたのは、そういう事だと私は思っています。


話がそれましたが、とにかく
みんな10万も払って買い物をしたんだから
一回くらい説明書を読んでくださいよ。笑

2014年春に、消費増税があったので
それにあわせて大量の電動自転車が市場に出回りました。
多くの方が手にしたと思います。

ネットや量販店、電気店などの投売りのお店で買われた方は
そのまま何も説明を受けず売りつけられているはずです。
お客さんに知識がないの理由の一つとして
売る側にも問題があるのは事実です。

だから私は毎回、値段で探すのではなくて
ちゃんとしたお店で買わないとダメだと書いているのです。

そしてその時に買われたその多くの方が今
その2年間、ほったらかして乗り回しているんです。

だから街中で見ていても
きゅるきゅるきゅるきゅる
ガタガタガタガタ
ゴロゴロゴロゴロ


よく耳にしませんか?
そういう方が、凄く目立っています。

修理が増えるのはある意味納得ですが
そんな修理、誰も楽しくありませんよ。


ちなみにチェーンが外れるのは、チェーンが伸びているからです。
外装ギヤ以外でチェーンがよく外れるという方は
100%メンテナンス不足です。

きちんと張られたチェーンは外れる余地がありません。
チェーンは乗ったら乗っただけ伸びるのです。

安いからでもなく、古いからでもありません。
貴方自身の問題です。

チェーンが外れるのは
自分のダメさ加減が
露呈していると思ってください。


自転車のせいにしないでくださいね。
posted by シンワ店長 at 11:00| 修理

2016年03月24日

仕事は手早く美しく。

自分でブレーキワイヤー交換をしたという方が
おかしくなったという事で持って来られました。



うーん・・・

とても残念な感じになってしまっていますねー。
・・とはいえ、たぶん一般の方は
これを見ても何が残念かよく解らないと思うので
修正の工程と出来上がりの違いをお見せ致します。

まずはフロントワイヤー。



いきなり間違えてます^^;
このタイプのブレーキレバーは
先端の突起が要りません。


【これが正解】

先端に突起があるものでも2種類サイズがありますから
全部で3パターン存在するのですが
この辺りも知識がないと出来ません
ね。

ちなみに合わないものを入れてしまうと
パカパカしますし、何よりブレーキをかけた時に
戻る時のたるみでワイヤーが外れる可能性があり
とても危険
です。

次に本体に止める部分ですが



うーん。惜しい。
ちょっと長いかなぁ・・

というより、そもそもこの方
ワイヤーを一切切らずにそのままつけたということで
長すぎだよねっていう事になっているのです。
最初の写真でわかる方はなかなかです。



このくらい切りました。
あと下部には先ほどのアウターキャップと
ワイヤー本体のエンドもなかったので入れました。


【完成】

次はリヤ側ですが、こちらもフロント同様
頭のキャップを間違えていたので交換しました。
そして・・



取り回しが反対ですね。
ブレーキは一般車の場合、右のワイヤーは左から
左のワイヤーは右から通すのが基本
です。

次に長さですが、こちらはどうやら
短くて足りていませんでした。



長い方が新しく交換するワイヤーです。
随分短いものを使ったのですね。

普通は1800くらいあるはずなので
先ほどのように若干切って調節します。
フロント用は900くらいなので
間違えたにしても長すぎますから
一体何用だったのか・・^^;

というわけで、短いので届きませんから
左から通していたことは納得しました。

ワイヤーが長すぎると引っ掛けたりしますし
ワイヤーが抜ける可能性もありますし
アウターが痛みやすくなります。
逆に長さが足りないとハンドルを切るときに
突っ張ってしまってブレーキがかかります。


適度な長さは必要ですので、交換前のワイヤーが
手元にある場合は合わせて切りましょう。



【完成】

・・解りにくいので最初のものも貼っておきます。



全然違いますね。

やはり美しく仕上げると気持ちもいいですが
しっかりと作業を行えれば自然と美しくなるものだと
私は常に思っています。

そして、いつも書いていますが
一般の方が自分でやろうとすると
たいていは失敗します
(たぶん8割以上出来てない)^^;

結局やり直すことで、自分でやった労力と金額が無駄になるので
あまりお奨めはできないというのが本音です。

誰でも出来るだろうと思われがちですが
(実際、数さえこなせば誰でもできますけどね。笑)
それなりの経験と知識、技術が必要なのは
この仕事だけではないですよね。
その辺り、ご理解いただければ幸いです。

何より、一番重要なのは安全性です。
posted by シンワ店長 at 16:30| 修理

2016年03月19日

事故を起こす人は決まっている



フロントフォーク交換をしました。



ぶつけてからたぶん、数ヶ月乗り回していたと思われます。
別の修理をした時にこちらが気づいて注意をして
注文を受けてから一ヶ月以上お店に来ずに乗り回していました。

しかも注意をしたことで自覚があるのに
整備不良で乗り回したということですから
かなり悪質だといえますね。

こういう人が居るから事故が減らないんです。

こういう人は絶対にまた事故を起こします。
なぜいえるかって?

既に事故、起こしてるじゃないですか?

どういう状況だったかを詳しく下に説明します。





上が修理前、下が修理後です。
正面衝突したのでフォークが曲がっていますね。
曲がっている証拠として
フレームとの距離も縮まってしまっています。

当然ながら、まっすぐ走れない状態でした。

でも乗れるんですね。

乗れるから乗る。
乗れる限り乗る。
乗れなくなるまで乗る。
事故を起こすまで乗る。


本当にそれでいいと思っていますか?
貴方がこの自転車に撥ねられて
一生、障害を持ってしまったとしても
文句は一切言わないと誓えますか?



本日は雨です。

傘をさして運転している人がまだ居ます。
しかも右側通行おかまいなし。

最低限のルールやマナーが守れない人間は
自転車に乗らないでください。

迷惑ですから。
posted by シンワ店長 at 12:03| 修理

2016年03月08日

勝手にやらないで〜

先日お預かりした自転車の修理をしようと思ったら
大変なことになっていました。



・チェーン引きの位置
・ブレーキワイヤの留め金の位置
・スプレー油


典型的な素人作業ですね。
よくあるケースは、お家で誰かが
パンク修理などをやろうとして
やったつもりで全然できていないという状態。

これでお店でやってたら話になりませんし
ホント最悪としか言えませんが。笑

最近は変なお店が増えているようで
二次修理のような事もよくあるのですが
(お客さんも倍お金がかかりますし、困ったものです!)
酷い自転車屋さん(ホームセンターなども含め)には
大体二種類あります。

ひとつはボッタクリ。
ろくな修理もしていないのに高い金額をとるお店があるようです。
そして、もう一つは一番多いのですが、腕の無いお店です。

この二つで大きな違いですが、ボッタクリのお店は
ある程度最低限はやってあるということ。(たぶん。)
自転車の修理は命に関わりますので
下手をしたら自分に跳ね返ってきます。
なので、ボッタクリのお店は
最低限の仕事はやるはずです。(たぶん。)

腕の無いお店はたちが悪いです。
出来ていると思っているから
ミスしたことにも気づいていない事が多いのです。

典型的なのが駅前のヨーカードーの修理で
タイヤ交換をしたらブレーキが効かなくなるなど
本末転倒のお粗末な修理です。
もはや修理でもなんでもなく、破壊です。

いくら安くてもそんな恐ろしい場所では
買ったり修理はしたくありませんね。

一番最悪なのはボッタクリで腕が無いお店ですが
そういうお店は存続できないので殆ど見ませんね。笑


そんな訳で、腕の無い人がやると
恐ろしい事になるわけですから
お家で勝手にいじったりはしないことをお奨めします。
実際、家でいじったという場合
9割くらいの確立で色々おかしいです。

安く済むなんていう気持ちが一番危険です。
私が捌いたフグを食べてくれる人が居るでしょうか。


簡単に直せたら自転車屋さんは要りませんし
フグの料亭も要らなくなってしまいますからね。笑
posted by シンワ店長 at 12:19| 修理

2016年03月04日

またですよ〜

先日、点検を全然しなかった自転車で
チェーンがきしんでいるのに乗り続けた結果
悲惨な状態になったチェーンをご紹介しましたが
またまた同じ症状の方がみえました。



先日の記事の自転車は、3月購入で2月修理。
今回は去年の3月3日にご購入で丸一年ですね。
早すぎますよ。

ちなみにこの二人の間にもう一人
やっぱり4月にご購入で一度も点検をしていなかった方が
かなり似た症状で持って来られました。

チェーンの交換はしませんでしたが
空気を入れないで乗り回したために
タイヤが致命傷で、たぶん長く持たないでしょう。

そして後輪のスタンド側のネジがゆるゆるになっており
おそらく後輪のハブにダメージを受けている為
後に大きな修理が早く来てしまう可能性があります。

正直いいますと、がっかりです。

チェーン交換なんて一般車では殆どありません。
一番ありえるケースでも
チェーン調整をしないまま伸びたまま乗って
外れたりした際に(つまりこの時点で回避可能)
運悪く引っかかってねじ切ってしまって
それをそのまま捨ててしまったりした場合のみ

仕方なく交換という事はありますが
相当な条件が整わないとありえませんね。

なので、そういうわけでもなく
一年で交換なんて
本当にありえない事で残念です。


いつもここで書いていますが
安い自転車でも高い自転車でも
使い方が悪ければすぐに壊れます。


今回の3台はいずれも定価で37,000円以上の
ミドルクラスの自転車でした。

三人ともほぼ点検をせず
二人は空気もろくに入れず乗り回し
そのうち一人はタイヤ交換になっています。


自転車を壊すのはたいてい、お客さん自身です。
壊れたのではなく、壊したというケースの方が多いのです。


原因は自分にあると気づいて欲しいものです。
posted by シンワ店長 at 11:11| 修理

2016年02月20日

こりゃ大変

先日お預かりした修理です。



・・見るからに大変そうですね〜^^;



なんと36本中、13本が折れていました!

いつ折れたかは定かではありませんが
この自転車、パンクしたまま30分も乗ってしまったそうで
おそらくそれで大破したと思われます。。

スポークは1本折れてるだけでも、次々に折れていくので
早めに直しておかないとばらばらになります。
タイヤに空気が入っていない状況というのは
衝撃が全て車輪に直接伝わってしまうため
折れていなくても折れてしまったり
折れたことで更に、このようにバキバキになってしまいます。


もちろん、車輪自体も歪んでしまっています。

ちなみにこの自転車、去年の3月にご購入いただきまして
まだ一年経ってないんですよね^^;

メーカー車でもちゃんと乗らないと簡単に壊れます。
といういい例なのですが
やっぱり、パンクしたら乗らないのは鉄則なので・・
骨折した足でマラソンするようなものです。
本当に、そこはお願いしますm(_ _)m

さてこの自転車、それだけではありませんでした^^;



チェーンが死んでました。。。

解りづらいと思うのですが、普通この状態なら
まともな状態のチェーンだと下にまっすぐ
だらーんとなるはずなんです。
これは変な形に残ってしまっていますね。

これはチェーンに油を差さずに乗ってしまい、かなりきしんで
きゅるきゅると悲鳴をあげていたにも関わらず
更にそれでも力いっぱい乗ってしまったことで
もう、チェーンが引っ張られすぎて
可動域を超えてしまった感じです。

こうなると油を差しても元に戻りません。



はめるとこんな感じに、でこぼこになります。
ペダルを回すと、ごりごりごりごりごり・・
普通なら、気持ち悪くて乗れません^^;



これが普通のチェーンの状態。全然違いますね。

スポークの場合は気づけないことがあるのですが
チェーンに関しては、音という形で
サインは必ず出ているのです。
自転車の場合、大体がまず音で出ますので
放っておくほど壊れていきます。


音をほったらかす人が多すぎて
そのせいでたいてい、大きな修理になるのです。

大きな修理になるとお金がかかりますから
それが嫌でみんな、捨ててしまいます。
200円くらいで直るはずのものなのに
壊してしまい、5,000円くらいかかるからと
15,000円以上出して新車を買うのです。

安いからと言って
3年くらいで買い換えて
6年で30,000円以上払うのです。
9年で45,000円。12年で60,000円。

メーカー車をちゃんと乗れば
30,000円で買ったものが10年はもちます。

もちろん安物でもメーカー車でも
修理代は同じようにかかります。
上記に上げたのは購入金額だけの話です。

どっちが安いか、小学生でもわかりますね。

でも皆さん、解らないらしいです。

話はそれましたが、30,000円を越えるメーカーの自転車でも
メンテナンスが行き届かないまま力いっぱい乗ってしまうと
あっという間に壊れてしまいますので
距離を乗る方ほど、メンテナンスは短い周期で
定期的に行うことをお奨めします。


学生さん(男子)は特に要注意ですよ〜!
posted by シンワ店長 at 13:02| 修理

2016年01月07日

さすがのあさひ

駐輪場で激しく倒れたか何かで
車輪が曲がってしまったとのことで
車輪交換の修理をしました。

修理自体は問題なく普通の作業でしたが
車輪を換えるためにタイヤを外した所・・



リムバンドがズレていました。

こういう内部の事は外してみないと解らないので
私たちプロでも見分けることは出来ません。



まあ、サイクルベースあさひの自転車なので
今さら何の疑問も持ちませんけれどもね。
当然のごとくこういう、いい加減な仕事をしてくれます。

ちなみに前回の記事でも書きましたが
リムバンドがちゃんと巻いていないと
上の写真のようにニップルが飛び出して
直にチューブに接触するため
それだけで勝手にパンクをしたりします。


前回の記事の方がまさにそうだったわけですが
今回は何が酷いってほぼ新車のような自転車ですから
最初からこの状態で販売されていたということです。

大量生産の弊害ですかね?
いえ、私にはそもそも
元々そんな部分はどうでもいいと
考えてるようにしか思えません
けれども。

まあ一言、言うとすれば
さすがのあさひクオリティ
ということです。

もしこのタイヤにパンク修理在なんて入っていたら
自作自演にも程があるといえるでしょうね。失笑

ちなみにタイヤはコスモスです。
posted by シンワ店長 at 16:23| 修理

2016年01月05日

いろいろおかしい

パンク修理に持ってこられた自転車。
中を開けてみると、どうやらただのパンクじゃなさそう。



穴が空いていたのはご覧のとおりバルブのすぐ横。
写真だと今回は右側なのですが
明らかに一回貼った痕がある上に
反対側も貼った痕跡がありますね。

ここでポイントなのは
穴が空いている場所です。


バルブの向きに注目して欲しいのですが
タイヤの内側に穴が空いたことになります。

プロなら見た瞬間に解りますが
原因はこれです

   ↓



車輪側に問題があります。

スポークが飛び出したりしてチューブを傷つけないように
車輪の内側には普通、リムバンドか
リムテープというものが巻いてあります。

今回はそのリムバンドが切れて
穴が開いてしまったことで
ここに、膨らんだチューブが逃げ場を求めて
挟まって穴が空いたと考えられます。

なので、今回はリムバンドを巻きなおして
チューブを変えれば問題なくなるのですが

何が問題かって、最初の写真ですね。



もう一度説明します。

既に2度も、同じ理由で穴が空いていて
しかも同じ場所で2度目、
合計すると今回で3回目
ということです。


まず一番疑うのは最初に修理した人間。
1回目で交換せねばならない事くらい
プロならば判断できるはずです
ね。

そして二回目に修理した人間も、更に問題外。
既に一度やっていて隣に穴があるわけで
見た瞬間に原因は解るはずなのに
なぜまた貼ったのか


お客さんに伺った所、緊急だった為に
応急処置してもらった
・・という訳でもないそうです。

むしろお客さんの方から
「それだと応急処置みたいなものですか?」
と聞かれたほどです。

1度目の時にリムバンドさえ巻きなおしてくれたら
パンク修理1回で全て事足りたはずなのに
パンクを2回させた挙句、チューブ交換になりました。


しかも一般車の後輪などなら手間がかかるので
料金的なものもあるかもしれませんが
スポーツ車でしかも前輪です。

車輪が簡単に取り外せますから、リムバンドを巻きなおすくらい
かかっても200円くらいの追加料金で出来てしまいます。
むしろ料金を取らなくてもいいくらいです。

それをやらずに元に戻すということは
原因を正していないわけで
例えるならばタイヤにガビョウが刺さったまま
チューブを元に戻してお返ししたのと同じです。


こういう仕事の出来ないお店があると
お客さんはお金ばかりかかってしまいますね。


しかも

聞くところによるとこの自転車、
2度目に修理してもらったお店にて
後輪の変速ワイヤーが絡まってしまった時に
ワイヤーを外してもらったそうなのですが

「修理するなら買った方が安い」

などと言われたそうです。

後輪の外装変速ワイヤー交換なんて
たったの2,500円なんですけどね。
どれだけ安い自転車を販売していたのでしょう。
是非そのお店に行ってみたいものです。

基本的に修理した方が自転車は安いものですから
相当眠っていたものや
激しくクラッシュしたものでなければ
サイクルショップシンワでは
「買った方が安い」などとは絶対言いません。


というか私は思うに、今までの経験上
安易に「買った方が安い」などと言うお店は
ろくなお店ではないと思います。


腕が無いか、騙して儲けたいか。

どちらかでしょう。
いずれにせよそのお店には行かない方がいいですね。

そして最後に最も恐ろしい事は
買い換えた方がいいというその言葉を信じたお客さんが
自転車を買い換えてしまい(他のお店だそうですが。笑)
その自転車が来るまでの間のつなぎ(今日)だからと
他にもブレーキなどがおかしい状態なのに
普通に乗ってしまっていた事です。


ブレーキがおかしい自転車というのは
完全に整備不良で、罰金の対象にもなります。
ちょっとだけでも違反は違反です。

撮ったものは見ないから盗撮をしてもいいだろう?
みたいな無茶苦茶な話です。


ダメなものはダメなのです。

自分勝手なことをする人は自転車に乗らないでください。
あなたが良くても周りは非常に迷惑です。


ユーザーの方の意識を高めなければ
今後自転車というものを手軽に乗れない
世の中になってしまうかもしれません。


何も難しいことではありません、
小学生でもわかることです。
一人一人の意識を少しだけ高めて頂ければと思います。
posted by シンワ店長 at 17:30| 修理