2015年12月21日

ギギギーーッ!

・・・と

まるで黒板を爪で引っかいたかというような
嫌な音を耳にする機会が増えました。

最近の自転車の多くは、安い自転車でも
後輪にはローラーブレーキを使っていますが
このローラーブレーキは、いわゆる”キーキー音”
が出ないという大きなメリットがあるのですが
代わりに定期的な注油が必要
(※専用のものですので自分でやらないでください)
となっていることを知らない方が多いようです。

とはいえ、実際私たちも販売時に説明をしません。
なぜならば、それほど異常な音が出るため
普通の感覚ならば気づいてお店に来るだろう
と思っているからです。



ローラーブレーキはその名のとおり
内部で金属のローラーが回転して
その摩擦によって止まる仕組みです。
内部のグリスが切れると金属同士がこすれて
ものすごい異音を発します。
それと共に、凄い勢いでローラーが削れて
最終的には破損・交換となります。


ローラーブレーキを壊すということは
それ以外にほぼ考えられないのですが
残念ながらここ2年くらいの間に
ローラーブレーキを壊す人が増えています。


ローラーグリスは基本的には
何年かに一度の注油でいいものですが
湿度が下がる関係か、主に冬場になると音が鳴り出します。

ひとつ面白い話を書きましょう。

ローラーグリスは1本で何台か分が使えるのですが
例えばサイクルショップシンワでは
4月から10月の間ではこれを1本消耗することはほぼありません。
しかし2月の一ヶ月だけでも4-5本使うことがあります。


つまり、これからの時期が、このブレーキの
グリス注油のメインシーズンとなるのです。


上記のように、内部のローラーグリスは専用のものですが
お店に行けば5分とかからずすぐに直りますし
1000円もかからない手軽なものです。
それを放置して壊すと
4000円くらいかかってしまいます。


自転車から大きな音がしているということは
かなり危険なサインだと思ってください。

・・と、私は常々書いておりますが
何も考えずに乗り回している人ほど
お金がかかってしまっていることに気づけないと
一生お金を払い続けるハメになるのです。
posted by シンワ店長 at 12:26| 修理

2015年12月06日

遊びでやるなら辞めてほしい

ここ最近、府中の方で修理をしたというお客さんから
直っていない為に修理の持込が増えています。

正直どこお店かははっきりわかりませんが
府中の方のお店ということは間違いないようです。

タイヤを換えたのに、パーツがめちゃくちゃについていたり
ブレーキパーツがいい加減に取り付けてあって
走行中に外れる
など、ありえないものを多く見ています。

別の事例ですが、小金井市内でも
個人店で、メーカー車を購入したところ
ブレーキ取り付け位置がいい加減で
前輪をブレーキゴムが削ってしまい
2年くらいしか乗っていないのに
タイヤ交換になった
ケースが、本日ありました。

私が凄腕だ、などとは一切思いませんが
腕のないお店ほど恐ろしいものはないと痛感します。

量販店や、ホームセンターなどは勿論
あさひ・サイクルスポット・ダイシャリンなどの
大型チェーン店などの店員は
いい加減な気持ちで仕事をしている人が大半です。


どうしてそんな事が言えるかって?

みなさんはアルバイトをしたことがあるでしょうか?
私はアルバイトをしていた時はお金が欲しいだけでしたから
それなりに時間内で仕事はこなしますが
時間が来たらあまり仕事の事は考えませんでしたし
「そろそろバイト終わる時間だな」とか
「今月給料どのくらいはいるかな」とか

そういうことが大半だと思います。

勿論世の中の全てがそうだとは思いませんが
大半はそうだと思います。
残念ながら社員ですらそういう人がいるわけですから。

そういう人に自分の自転車を
修理してもらいたいと思いますか?


また、チェーン店や大型店になればなるほど
毎月の売り上げ目標ばかりを気にして
仕事の内容が疎かになっているように思えます。

自転車の修理は人の命を預かるものです。
新車販売だって、同じことが言えます。
いい加減に組み立てた自転車が事故にあったり
いい加減に修理した自転車で事故にあったり
誰かの命を奪うことだって大いにありえるのです。


だから私はインターネットなんかで買うのは
ある意味自殺行為だ
と常々書いているのです。

私はこの業界の中では比較的若い方だと思いますが
地元で古くからやっている個人店でも
そういう事が出来ないお店があるのかと思うと
非常にがっかりします。

大切なのは金額ではなくて、仕事の内容です。
posted by シンワ店長 at 15:15| 修理

2015年11月12日

どうしろと・・



先日、酷い状態のタイヤ↑があったので
空気を入れないと壊れますよ!
・・という記事にしようかと思っていたところ
更に凄いタイヤ↓がやってきて呆れてしまいました。



うーむ。

以前見ましたねーこういうの。
その時のチューブは、あまりに酷かったので
今もお店に置いてあります。
お客さんにたまに見せているのですが
今でも多いんです実はこういう乗り方。

タイヤの中に入ってる削れカスが見えますね。
それが更にすり潰されてチューブと一体化しています。

空気を入れないで乗り回すと、こういう事になります。
パンクするのは安いからじゃなく
パンクするのは中国産だからじゃなく
パンクするのは空気を入れないからです。


パナソニック ビビDXは
定価10万円を超える国産車です。



外観が全然問題なくとも



中はボロボロの末期状態です。

というかタイヤは外側を見たらほぼ新品状態ですよ。
「パンクです」と持って来られても、中を見たら
一体どうしろと言うのか、というほど酷い状態。
チューブおろか、こんな状態では一発タイヤ交換です。

車体の状態から見ても
1年ちょっとしか乗ってないと思われますが
これではお金がいくらあっても足りませんね。

電動自転車は特に、電動を使っていますから
重くなっても走れてしまいます。
しかしその代償がこのタイヤであり
更に、おそらく普通の人の2倍くらい
電池消耗が激しいはずですので、いずれ
バッテリー代3万円という代償が乗っかってきます。


空気を入れないということは
自転車を壊すということです。
自転車が壊れるということは
お金がかかるということです。


子供でもわかることです。
posted by シンワ店長 at 12:04| 修理

2015年10月18日

乗れればいいの?

ハンドルが曲がったままだったり
変な角度で乗っている方がたまに居ます。

人間という生き物はいい加減なもので
曲がっていてもしばらくするとそれに慣れてしまい
なんとも思わなくなってしまいます。
適応力があるといえばそれまでなんですが・・

なかでも一番恐ろしいのは
ハンドルが緩い状態で乗り続けている人です。

ハンドル自体が左右に動く
ハンドルバーが上下に動き角度がおかしくなる。

どちらも危険性はかなり高いです。

よく考えてくもらいたいのですが
というか、普通に考えたらわかるのですが
ハンドルが緩いということは
操作不能の自転車ということです。


左右に動く方は、曲がろうとしても
タイヤが曲がらず突っ込みます。
バーの部分が上下に動く人は
ハンドルの角度がいきなり変わるので
ブレーキが握れなくなる可能性が高いですね。

私としては、そもそも
ハンドルが動くのに乗ってしまう神経を疑います
何とも思わず乗っている人は本当に迷惑でしかありません。

乗れればいいみたいな考えの人は
柵の中だけで乗っててください。


道路は公共の場であって不特定多数の人が使うものです。
最低限の安全管理も出来ない人は
自転車に乗らないでいただきたいです。

そういう人のせいで事故に巻き込まれたり
そういう人のせいで世の中のルールが厳しくなって
今の自転車が虐げられる状態になっている
ことを
皆さん一人一人が自覚して欲しいです。

人が死ぬ前に。

ちなみに本日、お客さんのお話ですが
今年、坂で自転車で単独事故にあって
亡くなった方がいるそうです。

これは、日常的に起きていることです。

ブレーキが切れていたり
ハンドルが動く自転車に乗って
坂で操作不能になって
壁に激突して死んだ

なんていう話を聞いたら
「そりゃ危ないにきまってる」とか
「何考えてたんだろうね、その人は」
と思うかもしれません。

しかしそれがもし、自分に向かってきて
自分が大怪我をしたり、自分の大切な家族が
巻き込まれて亡くなってしまったりしたら
そんな他人事の感情で済みますか?


そして、自分が加害者になったらどうですか?

行き過ぎた例えでもなんでもなく
これは、十分起こりうることです。
いい加減な気持ちで乗るのは
それほどのリスクを負うということです。

「乗れればいい」

そう思っている方は、乗らないで欲しいです。

自転車に乗るための資格は要りませんが
もしあるとしたら、そういう心構えだと私は思います。
そういうものがない人は、歩いた方が身のためです
というか、世の中のためです。
posted by シンワ店長 at 13:40| 修理

2015年10月13日

事故車3連発

なぜだか解りませんが
フロントフォーク交換が立て続けに来ました。



一人は出会いがしら
一人は随分前にぶつかってた”らしい”けれど
そのまま乗っていた(完全に違反行為ですよー)
もう一人も、別の方が持ってきた他の部分の修理から
ぶつかっている疑惑が発覚し、交換になりました。



真ん中のように、目で見て解りやすい曲がりではなくとも
左右のバランスが悪くなって
片方にハンドルが引っ張られたりして
まっすぐ走れる状態ではなくなっていることが多いです。

実際、週に2-3人はこういう自転車を見ます。
このように他の修理で来店した自転車で
「曲がってるな」と思うものは結構あります。
一応説明はするのですが

残念ながら殆どの方が
そのまま乗ります。


恐ろしいです。

まっすぐ走れない自転車がどれ程危険か
考えられな人は自転車に乗らないでください。

それはただの、無差別殺傷自転車です。


ちなみに今日はもう一人、ぶつけたという方が来ましたが
あまりに大破していたため廃車を奨めました。

正直、一日に4件もフォークの修理は異常です。
近所の事情だけでも、お店に来るだけでも
こんなに沢山事故が起きているということです。

いまや、日常茶飯事と言ってもいいと思います。

どこから飛び出してくるか解ったものではありません。
いつ跳ねられてもおかしくありません。



皆さん

自転車だと思って気を抜きすぎですよ

怪我人が一人も居ないことが幸いですが
一歩間違えれば大惨事です。

なぜルールが厳しくなるのか
今一度、自分の胸に問いただしてください。
ご家族でよく話をしてください。

お願いします。
posted by シンワ店長 at 18:04| 修理

2015年09月29日

もったいない

前回の記事で、新しいタイヤを
潰して壊してしまった事例を載せましたが
同じような修理がまたありました。



見た目はそんなに悪くないのですが・・



中がガサガサになってしまっていますね。
このように、タイヤの内側のサイド側に
2本の線(オレンジ色になっている部分)が見えるのは
空気を入れてない自転車の特徴です。


なぜ2本の線が入るかというと
リム(車輪)が地面に接してしまい
タイヤの内側から傷を入れているからです。
その間に挟まるチューブがすり潰され穴があきます。



前回記事の傷とはまた違ったパターンになります。
ここまで剥離してしまうのは相当です。

本来はタイヤを形成する際の布の部分が
本来ゴムのコーティングで覆われていますが
まったく別のものになっていますね。
これがチューブに常時当たっているわけですから
穴が開かない方がおかしいですね。



勿論外側からも傷が入っていきます。

こうなるともう、タイヤの寿命は短いです。
もったいないです。


空気を入れるだけでこのような事態にはなりません。

空気を入れる人と入れない人の差が
どのくらい出るかは想像できますね。
posted by シンワ店長 at 18:29| 修理

2015年09月21日

典型的

パンク修理です。



まだまだ新しいタイヤですね。
換えて半年くらいでしょうか。



既に一度パンクをしています・・

今回貼ったのがこちら↓


原因はこれ↓


空気を全然入れないんでしょうね。
タイヤの横にヒビが入るのは
空気を入れない人の典型的なしるしです。




せっかく新しいタイヤなのに
内部的に、もう致命傷を負っています。
ここまで来ると時間の問題です。
次のパンクの時にはタイヤ交換になるでしょう。

しかも既に傷の入ったタイヤの中に
傷で磨り減ったチューブが入っていますから
次回のパンクは今回より早く来るでしょう。


このように、一年ほどで2〜3回パンクする方は
100%空気を入れないのが原因です。
それは、高い自転車であろうと安い自転車であろうと
全く関係なく、使用者の扱い方が全てです。
特に「安いから壊れるんだ」と思っている方は
自らの行為を見直した方がいいと思います。


考えてもみてください。

1年で2回もパンクしていたら
10年で20回もパンクするわけです。


異常ですよね?

私は一生かかっても20回もパンクする自信がありません。

このような扱い方をしてしまうと
タイヤを自ら傷つけて、穴を開けた挙句
タイヤ自体も壊してしまい、修理代がかさみます。

そうならないためにも
空気は毎月一回、こまめに入れましょう。
posted by シンワ店長 at 13:21| 修理

2015年09月03日

素人ブランド

本日修理に持ち込まれた自転車に
明らかにおかしいパーツがついておりました。



チェーン調整のパーツです。
勿論自転車用のパーツです。
では、それの何がおかしいかと言うと
外装ギヤの自転車についていたのです。

チェーン調整はギヤなしの自転車か
内装ギヤのためにあるパーツです。
外装ギヤはディレーラーが自動で調節してくれるので
このようなパーツは一切不要です。

そもそもの、構造が全然違うわけです。

そういったことを解らない人が
自転車を設計して
そういったことを解らない人が
自転車を組み立てて
そういったことを解らない人が
自転車を販売している


という証拠でもありますね。

ちなみにその自転車は
a.n.design worksという会社です。

だいぶ以前にも酷い自転車が多いと記事に書きまして
相変らず多いので呆れております。
ほんと、何とかなりませんかね?

初歩的な知識もなく自転車を組み立てているのでしょう。
デザインブランドだか何だか知りませんが
素人なんだろうと確信できます。

デザイナーと整備士は別ものですが
デザイナーが設計したものに
そのパーツがついている時点で
自転車について素人であると私は断言します。
それを組み立てる人間も
そんなものがついていることを知ってか知らぬか
解りませんが、でもついて出荷されている時点で
自転車について素人であると私は断言します。


仮にもし、この会社のデザイナーが凄い方だとして
(私はソコに興味がありませんのでどうでもいいのですが)
超有名な一流デザイナーが設計した家を
素人同然の職人が建てて
果たして安全といえるでしょうか?


最近は某五輪関係で、デザインという言葉が巷で話題ですが(笑)
デザインを行うデザイナーはボランティアではありませんね。
デザインをするという事は、それでお金を稼いでいるわけで
デザイン料というものが商品には必ず乗っかってきます。


さてでは、そのa.n.design worksという自称ブランドの自転車は
いくらくらいで手に入るものでしょうか。
ウェブショップを覗くと、大体18,000円くらいで
販売されていることがわかります。
いわゆる、最低レベルの自転車ですね。

そこから、デザイン料を抜いたら
この自転車の価値は一体、どうなるんでしょうねぇ?

毎度書いているように、自転車をネットで販売するような
会社はロクなもんじゃありません。
お金が欲しいだけでそれ以外の事は殆ど考えていません。


あと、私もネットで買い物をすることがありますが
「レビューを書いて」なんていうショップは眉唾です。
なぜなら私の知り合いに、その手のサクラの
アルバイトをやっている人間が居るからです。失笑


数年前からこのようなおかしい自転車を沢山見ているのに
未だにそういったことが全く改善されていることが
微塵も見受けられない(そもそも構造からおかしい為)のは

「ほら、デザインしたらか金払えよ。
お洒落だろ?乗りたいだろ?」


というコンセプトであるとしか私には思えません。

口では何とでも綺麗ごとは言えますが
出来上がったものが全てを証明しています。

仕組みがわかれば答えは簡単ですね。

この自称デザインブランドとかいう会社のつくる
いい加減な自転車
は、残念ながらかなり横行しており
色々な量販店で売っているんでしょうね。

フレームに思いっきりa.n.design worksと書いてあり
時にはWebサイトのURLまで書いてあったり
目立つ所に「&」のマークがいつているのが特徴です。


勿論、酷い自転車は世の中に沢山ありますし
非常にユーザーが無知であることを逆手にとって
このような悪質と思われる商売をやっている
自称ブランド(私は自分でブランドとかいう事が信じられない)
は結構ありますが、とりあえずは

「&」のマークを見たら、鼻で笑って購入は避けましょう。
posted by シンワ店長 at 11:51| 修理

2015年08月11日

いい加減にしろよヨーカドー!怒

タイトルから既に内容がわかると思いますが
またまたまた(何回目だ?)きました

タイヤ交換をしたら
ブレーキがおかしくなった


というお客さんです。

ヨーカドーで
タイヤ交換をしたら
ブレーキがおかしくなった


のです。

もう一度言います。


武蔵小金井駅前の
ヨーカドーで
タイヤを交換をしたら
ブレーキがおかしくなります!


今回はこれ。




原因はこれ。



ナットの締め付けすぎが
車輪本体の軸を破壊していました。
固すぎて、外すのも一苦労でした。

何でも締めればいいという
バカの一つ覚えをやられたら
迷惑でしかありません。


ヨーカドーの人間は
自転車技士の資格を持っているのですか?
こんなもの、初歩中の初歩ですよ?
これが解らなければ技士の資格は取れませんよ?

お客さんによれば
タイヤを換えてもらった直後から
自転車がとてつもなく重くなり
自分の体力が落ちているのかと思った。

ということです。

実際、点検してみると、後輪が全然回らず
明らかにずっとブレーキがかかった状態。
かといってブレーキが効きすぎているわけでもない。

こうなればハブ軸がおかしいとしか思えません。



この部分が、熱を帯びてとても熱くなっていました。
お客さんにも確認してもらいましたが
不要な摩擦が起こっているため
動かすだけで金属同士が無理にすり合わさり
高熱になっている状態です。

内部のベアリングを正常に回すためには
規定の締め付け強度でなければならず
それを越えるとベアリングへの負荷がかかります。


タイヤを交換する際に
油も塗らずにナットをはめたと思われますが



仮に油を塗ったとしても
特にこの車輪のようなギヤなしの場合
片側だけ思い切り締め付けてしまったりすると
ナットと同時にハブが回転し
ハブの締め付けが強まったりしてしまいます。

初歩的なことです。

素人がやると、こういう当たり前の事も出来ないのです。

先日、新幹線のボルトが外れたという話がありましたが
普段点検していない人がやったそうで
真相はわかりませんが、
同じようなことがいえるのではないでしょうか?



ご覧の通りチェーンに油すらひいてません。

タイヤ交換だからって
タイヤを換えて終わりだなんていう人間は
そんなお店ははっきり言って素人以下です!


まして、他の部分を壊しているのですから
こんないい加減な無茶苦茶なことをやって
お金をもらっているとしたら

それは詐欺です

しかも、この、タイヤ交換からのブレーキの故障は
一度や二度ではありません。
効かなくなったり今回のように効き過ぎたり
色々なケースがありますが
これだけ何度も起こるということは
根本的な問題が解決されていない証拠です!

私は、はっきりここで書きます。

武蔵小金井駅前の
ヨーカドーで
タイヤを交換をしたら
ブレーキがおかしくなります!




武蔵小金井駅前の
ヨーカドーで
自転車の修理をしたら
自転車がおかしくなります!



前にも書きましたが
私たちプロは、新米時代に
何台も新車の組み立てをやってから
初めて修理を行うのです。

構造がわからなければ
修理など出来るわけがありません。


店舗で組み立てをしていない
量販店の技術がないのは当たり前です。

もし文句があるなら
まず100台組み立ててから出直して来い!


といいたいです。


いいですか?
ヨーカドーさん。

この町には坂があるんですよ。

ブレーキが壊れるなんて
お客さんは全く想定しておりません。

前後子供乗せの自転車で
坂を下りようとしたら
ブレーキが効かないなんて

想像しただけでぞっとします。
(以前、一度ありました)

死人が出てからでは遅いんですよ。



いい加減にしろよ!!


明日から16日までお盆休みとなりますが
私は心配でなりません。
posted by シンワ店長 at 17:44| 修理

2015年07月30日

犯人はだーれだ?



酷いですね。

全然違う場所の修理でお預かりしたのですが
これにはさすがに驚きました。

お預かりした時に、前部のカゴが
かなりグラグラしていることは気づいていましたが


【ひっかけてるだけ】

まさかこんな恐ろしい状態だとは思いませんでした。

タイヤを換えた痕跡があるのですが
一体どこのお店でしょうね・・
(うちで出しているタイヤではありませんでした)

ちなみにこういうケースで一番ありえるのが
自分でタイヤを換えた可能性です。

なぜなら、修理をやっている人間からすると
200%ありえない状態になっているからです。
もしこれがプロの仕事ならば
即刻、辞めてほしいです。死人が出ます


一般の方でも、特に多いのは
技術のない方に限ってやりたがる人ですが
90%近いものが、失敗しているというのが現状です。
当然ですがハブナットもゆるゆるでした。


【修理後】

あ、ちなみにオートライトの端子も外れていたので直しました。
この方はライトもつけないで乗っていたのでしょうか。

怖いですね。

何が怖いか解らない方もいると思うので
一応書いておきますが

このカゴを支えているステーがぷらぷらしていることで
もし走行中、前輪に引っかかったらどうなるでしょう?

おそらくですが、乗っている人は数メートル飛びます。
或いは自転車が180度、前にひっくり返ります。


坂道だったらどうなるでしょうね。

前輪がロックされるのは、おそらく
自転車にとって最も恐ろしいことです。

私はよく「自転車でも簡単に人は死ぬ」と書いていますが
なにも、皆さんを怖がらせたいわけではありません。

このくらい大丈夫だろう

という慢心が、恐ろしい事故を招くということを
お伝えしたいだけです。

もしこの状態で乗ったら、どういう危険性があるのか
危機管理とはそういうものです。


そういう単純で誰でも出来る当たり前の事を
考えられない人が増えているように思えます。

恐ろしいですね。
posted by シンワ店長 at 12:10| 修理

2015年06月12日

相変らず・・

本日行った修理です。



この写真だけで何がおかしいか解る方は
自転車屋さんになれます。
しかし残念ながら世の中には、腕も知識もないのに
自転車屋面している人が多いようです。


まともな自転車屋さんなら一目見て解りますが
チェーン調整のパーツの取り付け位置が違います。
本来は車体の内側に噛ませるものですが
何故か外から噛ませてあります。

更に・・・



回り止めというパーツです。
これは本来、最初の写真にあった
チェーン調整のパーツの位置にあるべきものです。




これが正しい形です。

唖然とするようなド素人作業です。

例えるならば、ズボンをはいた後に
パンツをはいて、更に靴は左右履き違える。
あるいはTシャツを着た後でブラジャーを着けて
ジャケットは裏返し。


そのくらい異常です。
呆れるというか、本当に失笑レベル。

更にオマケですが・・



ネジの頭を破壊していますね。
工具の使い方も解らないようです。

もう一ついえば、下に写っているブレーキのネジ。
何ミリか余分を残して固定すると
シマノの説明書に書いてあります

ぎっちり締めこんでありますね。
私たちの中ではそんな事は常識です
腕も知識もないのに、説明書すらも
読んだことがないのでしょうね。


サイク●ベースあさひ
サイ●ルスポット
ダイシ●リン
ダ●ワ

ヨ●カドー
オリ●ピック
ドン・キ●ーテ
J●ート
ケー●ーD2
シマ●ュウ
ヨドバシ●メラ

専門店を語るような量販店や
ホームセンターのレベルなんて
こんなもんです。


自分で言うのもおかしいですが、15年くらい前に
この仕事を習って3ヶ月ほどの頃の私の方が
よっぽど上手に出来たと思います。

なぜなら私は最初の3ヶ月間はずっと
新車の組み立てをしていたからです。
組み立てが出来る人間ならばこんな事常識です。

組み立てが出来ない人間が修理など出来るはずはありません。
そして、修理が出来ない人間が
新車の点検を満足に出来るとも思えません。
そういったお店が販売する新車が、どういう状態なのか
簡単に想像できる事ではないでしょうか?


量販店の自転車は安物が多く、飛びつきやすいのは解りますが
では実際に、修理についてはどうでしょう?
私たちのような個人店に比べても、決して安くはないはずです。

しかし現状は、このような最低な修理をされた上に
更に酷いのは、劣悪なパーツを使っていることが多い為
すぐにまた壊れるという最悪のパターンになる方も多く見ています。


ユーザーにとっては壊れた時には
一番近いお店で直せることが最適だと私は考えており
わざわざ隣駅から当店まで持ってこなくてもいいと思っていますし
実際に緊急で電話によるお問い合わせの際には
今お客さんの居る場所から一番近いと思われる
他のお店(個人店)を紹介することも多々あります。

大事なのは私が儲かることではなくて
お客さん自身が一番困らない事だと思うからです。


だからこそ言いたい。

出来ないなら、やるなよ!!

迷惑だから。

何より、人の命に関わる問題です。
posted by シンワ店長 at 12:20| 修理

2015年04月24日

それ、壊してます。

s150424a.JPG

パンク修理に持って来られた自転車。

タイヤにヒビが入っていますので
開ける前から原因は想定できましたが
案の定、空気が少なく乗っていて
タイヤにヒビを入れたことによりチューブが傷つき
サイドがこすれて穴が開いていました。

自滅ですね。

さて、しかしなぜこんなにも
タイヤが見づらい写真を使ったかといいますと
本題はこっちだからです。

s150424b.JPG

油のかけすぎです。
スプレー油を使ったようで
全面的に油粒子まみれになって
汚れなくてもいい汚れが沢山。
そして全体的にべとべと。

最初の写真でもチェーンカバーの裏側まで
真っ黒に染まってきていますね。
クリックして拡大するとよく解ると思います。

そこに油さして、何か得するんですか?

s150424c.JPG

勿論、前輪もこんなです。
空気を入れないで油を一生懸命かけているようです。

やらなくてはいけないことをやらずに
やらなくてもいいことをやっていたようです。

これでは、どんないい自転車でも
誰よりも早く壊れます。


よほどの知識がある方でなければ
スプレー油は自転車に使わないでください。
とはいえ、よほどの知識がある肩ならば
スプレー油を使おうとは思わないでしょう。


何度も何度も書いていますが
自転車の構造を知っていればスプレー油をかけることが
どれ程寿命を縮めるか解ると思います。

ベアリングの内部にはグリスが塗ってあり
それがスプレー油が入ることで溶けて流れ落ち
通常の何倍も早く壊れます。

スプレー油は素人の十八番ではないでしょうか?
もはや必殺技と言ってもいいと思います。
何も知らない人間ほど
スプレー油が何でも効くと思っています。


大きな間違いです。
posted by シンワ店長 at 12:16| 修理

2015年04月23日

ホームセンターの実力

先日、タイヤに関しての記事を書いたのですが
相変らずKENDAのタイヤは山ほど来ています。失笑

さて、先日あるお客様から
前輪のタイヤを交換したいと言われました。

通常、よほど前に重量がかかったり
イレギュラーでタイヤが破損しない限りは
後輪が先に壊れて、その後前輪交換、
そしてまた後輪・・というように
たいてい順番、あるいは後→後→前
というようになるものなのですが
その方は後輪→前輪と来て、また前輪でした。

見たところ当店で購入いただいた
ブリヂストンの自転車なのですが
前輪に入っているタイヤが安物でした。

話を聞くと、出先のホームセンターで換えたそうで。

なるほどねーという感じですね。

s150423a.JPG

結構減ってきてはいますが、ぱっと見た感じ
まだ乗れそうかなという感じはあるんですが

s150423b.JPG

・・やっぱ酷いですね。

聴けば5,000円くら取られたそうです。
当店で購入いただいた自転車ならば
当店は前輪はチューブ込みで3,500円で交換できます。


先日書いたタイヤの記事で
量販店の自転車に酷いタイヤが多いと書きましたが
当然ながら量販店で換えるタイヤが
そのようなものであっても何の疑問も感じません。


はいていたタイヤは、シンコーというメーカーのもので
グレードの低いLLというものでした。
当店でもシンコーは取り扱う事がありますが
LTというグレードまでで、それ以下は使いたくありません。
仮にもし使うとしたら、修理代金ももっと安くなるでしょう。
(一部メーカーの自転車でLLが使われているものはあります)

そしてもうひとつ。

s150423c.JPG

タイヤ交換をする際に気づいたことですが
オートライトに必須(※一部を除く)な
菊座金が入っていませんでした。

s150423d.JPG

・量販店でタイヤ交換をした
・菊座金が入っていない


間違いなく知識のない人間がやっている証拠ですね。
加えて腕も才能もないです。
構造を知っていれば絶対取り付けるはずだし
取り付け忘れてもパーツが余ります。
もしパーツをなくして気づかないとしたらもう、論外です。

量販店やホームセンターで自転車の修理をすることが
どれ程悲惨な目にあうかという事が
こういった視点からも明らかになり
その都度私は、がっかりするのです。
posted by シンワ店長 at 16:00| 修理

2015年03月07日

またですか・・

先ほど来られたお客さんの自転車。

「後輪が車体に触れそうになっている」ということで
見てみると、車輪が斜めに取り付けてありました。
こういう場合、まず私が一番最初にチェックするのは
スポークの折れよりも、タイヤが新しいかどうか。

要するに、タイヤを最近外したことがあるとしたら
その修理をした人間のせいでおかしくなった
という可能性が巨大になるからです。


今回もやはり、タイヤを交換したばかりでした。

最近とても多い、こういったケースの修理。
原因は大型量販店やホームセンターなど
自転車店として技術が未熟なお店が
我が物顔で修理を行っていることです。


特にあさひなどの自転車専門大型店や
ホームセンター(オリンピックなど)や
大型スーパー(ヨーカドーなど)は
売る時点ですら、チェックが甘く
(※事実ですので被害者を増やさない為、実名で記載します)
買ったばかりなのにハンドルが曲がったとか
色々な不具合が多い
のですが
それ以上に危険なのが修理の技術のなさです。

そもそも

一度ばらしたものを
元に戻すことが出来ないならば
修理などやらないでください。


と強くいいたい。

それが十分に出来ないならば
新車を100台、組立ててから出直してきてください。

実際に私は最初、そうやって自転車の構造を覚えました。
半年以上、修理はやらせてもらえませんでした。
しかしそれをやることで、修理は自然とできるようになりました。
ですから、もしそれでも出来ないなら
才能がないから辞めてください。

お客さんは実験台ではありません。
技術が伴っていないなら、廃車で練習してください。
人の命がかかっていますから。


今回の例は、まず車輪がまっすぐ入っていなかったこと。
そして、ブレーキを取り付けるネジが
全く締まっていなかった
こと
更に、車輪を止めるネジが緩かった事。
細かく言うと、何故か左後ろのハブナットと
左のチェーン調節をするパーツのナットが
全く違うものに変更されていたこと
です。

パーツを入れ間違えたり、全然違うパーツがついているというのは
もう最悪の状態と言ってもいいです。
つまり、上記のように、元に戻せない
人がやっているという証明であって
全然違うパーツが入っているということは
パーツをなくしてしまったということです。

こんな恐ろしいことを平気でやってのけて
5000円近い金額をもらうなんて
ただのボッタクリじゃないですか?

いや、直っていないのですから
ボッタクリよりたちが悪い。
ただの詐欺です。


何度も書いていますが、自転車で簡単に人は死にます。
今回のケースで言うと

もし、坂道で車輪がフレームに接触してロックされたら?
もし、坂道でブレーキ取り付けネジが外れたら?
もし、坂道で車輪を止めているネジが完全に緩んだら?


最悪死にますよ?

そういうことを解っていて修理をやっているのでしょうか?
無責任にも程があります!!!

ただお金をもらえればいい?
仮にちょっと安かったとしても
あなたは、そんなお店に任せられますか?

せっかくブリヂストンのタイヤが入っていたって
修理の腕が素人レベルでは
お金を払う価値なんて全くありません!!

私も仕事ですから、この調整をするために
お客さんから料金をいただきました。
つまり、お客さんはそのお店で
いくらでタイヤを換えたか知りませんが
結局、高くついてしまったわけです。

しかも下手をしたら大事故になるというリスクをおまけに


最近、本当に多いんです。

お店を選ぶのはユーザーです。
自転車にとって一番重要なのは何なのか
一人一人のユーザー自身が理解できなければ
このような事例はどんどん増えて
当然ながら事故も増えてくるでしょう。

そうすれば、規制もどんどん厳しくなって
乗りづらい状況に追い込まれるでしょう。

そんな社会で、楽しいですか?

私は嫌だ。


そして、こんな無茶苦茶な仕事で「金儲け」をしている奴ら。

ふざけるのも大概にしろよ!!
posted by シンワ店長 at 13:41| 修理

2015年02月17日

ヘッドパーツのオーバーホール

久々に修理の話題です。

自転車の回転する場所にはベアリングが使われており
構造上、どこも重要な部分となります。
このブログでは過去にも

クランク軸のオーバーホール
フロントフォーク交換
前輪ハブ軸のオーバーホール
後輪ハブ軸のオーバーホール

と、ほぼ全ての軸への修理の様子を紹介してきました。

今回はフロントフォーク交換の記事と少し重なりますが
ヘッドパーツのオーバーホールについて書きたいと思います。

まずヘッドパーツってどこだ?
という方がほとんどだと思いますが
ヘッドパーツというのは簡単に言えば
ハンドルを支えている根元の部分です。



車輪やクランクなど、他の軸に比べて
唯一違う点としては回転軸の方向があげられます。
また、車輪などに比べると可動域が違うことや
回す回数も圧倒的に少ないため
ここが壊れるほど乗るというケースは
だいたい10年を超えるような自転車になります。
それだけに、あまり知られていない修理の一つです。

安物をとっかえひっかえの方には
全く関係ない話かもしれません・・・が
実はそうでもなかったりもします。

上記に並べた他の記事のリンクをご覧頂くと解りますが
以前の記事にもまさに、壊れる理由として
スプレー缶を使ってしまったことがあるように
このヘッドパーツにも同じことが言える
からです。


ではパーツを外していきます。


【上部】


【下部】

ご覧頂くと解るように、ベアリングが入っておりますが
下部の損傷が特に激しいですね。
ヘッドチューブの下部は特に、車体自体を支えるという
とても重要な役割をしているパーツ
でもあり
そこに回転の力を加えているわけですから
当然痛みも増えるという事が想像できると思います。



【上部(左)と下部(右)】

明らかに違いますね。
ベアリングの球を支えているリテーナーが崩壊して
ばらばらになってしまいました。

この状態で乗っていたということですが、症状としては
ハンドルを回すとガリガリ、パキパキという音がしたり
ハンドルが引っかかるような感じが出ます。

実はそこまで行ってしまうとこのように破損の可能性が高いので
最悪のケースを言えば、受け側の車体などに
大きな傷を入れてしまったりすると、廃車になります。



【フロントフォークの受け側】

ベアリングはこの、カーブのあるリング状になった所に
ほぼジャストフィットする形で形成されております。
ベアリングが綺麗に回るためには
ベアリング自体も良い状態で、受け側もなめらかでなければ
グリスが塗ってあっても綺麗に回ることはできません。

加えて、写真のようにグリスがなくなって
サビやホコリなども出てきてしまうと
細かい傷が入ったり、長い時間をかけて削ってしまったり
削れたカスが固まりになって大きなクラックを入れてしまうと
再起不能となってしまいます。

これは他の軸にも同様のことが言えますが
写真のようなフロントフォーク側の反対には
車体自体にも受けがあるため、ヘッドパーツが重症だと
車体にとってまさに命取
りになるのです。



汚れを取り除いた後の状態です。
本来、焼きの入った黒っぽい部分ですが
カーブがかったところの中心辺りが
削れて銀色になっているのが解りますね。
長年使っていますから、当然削れますが
この程度なら全く問題ありません。
ベアリングの破損から短期間で来られたのが幸いでした



いつものようにたっぷりとグリスを付けて
新しいベアリングに交換します。



勿論、車体側にもたっぷりと塗ります。
毎度書いておりますが
グリスをケチっても意味がありません。
グリスをケチると、次の修理が早くなりますが
そんな信用問題に関わるようなことはしたくないので
ベアリング組み立て時は「新車よりもたっぷり」がモットーです。
だから、はみ出すくらいが丁度いいのです。



上部も同じように塗りたくります。
ちなみにサイクルショップシンワでは
上部のベアリングが悪くなくても、あわせて換えてしまいます。

そもそも10年位壊れない部分ですから
また、今度は上だけ壊れたということになると
二度手間になるので私が面倒くさいし
お客さんに不信感を与えてしまいます
からね。
はい。つまり自分の為ですね。笑
これは他の軸でも同じことをやっています。
勿論、追加料金などは頂いておりません。


ベアリングをはめて、フロントフォークを戻し
ヘッドパーツを固定するのですが
実はここが一番難しい部分です。
他の軸にもすべて同じことが言えますが
回るという機能をなめらかに残しながら
遊びを限りなくゼロに固定するという作業は
そんなに単純ではなく、一発で決まることはほぼ皆無です。


【バランスが命】

ところで私は最近気になる事があります。
当店のように、組み立てをしているお店には
大体、新車は7分組という形で入荷しますが
今回修理したような場所は組み立てられてやってきます。

そうすると、組み立てようとした時に
やたらハンドルが固い時がある
のです。
ブリヂストンの子供車などで特に
最近は多い様に感じているのですが
この作業、例えば量販店じゃ絶対出来ないと思うんですね。
資格すらないバイトのお兄ちゃんがヘッドパーツの調整とか
まったく想像できないんです。

ですから、お店に来た時にもし組み立てられた状態だとしても
ハンドルが固かったらどうしているんだろうという疑問があり
おそらくそんなことすら気にもせず
販売しているんだろうと思いますが

実際、他店で買われたという自転車でそういうものも見ています。

その他にも、安い自転車から乗り換えられたお客様が
ハンドルが軽すぎるという問い合わせも結構あります。
ハンドルが軽いことは良い自転車の証です。
今までどれ程動きの悪い自転車に乗っていたかという事です。
締めてくれと言われることもあるのですが
ここを締めてしまうとベアリングを圧迫してしまうので
10年もつ部分が早く壊れることになり、お奨めしかねます。



さて、やや前後しますが、最後にハンドルを戻します。
この時にもグリスを塗ることを忘れてはいけません。



ここ、とても重要です。
何度も書いていることですが、量販店で自転車を買うと
ここにグリスが一切入っていないことが多く
修理したくても錆びて固まってしまい
何も出来ず廃車ということも多々あります。


子供車のように、数年後にハンドルやサドルを
上げ下げすることが大前提となっている自転車ほど
この状態に陥った物をたくさん見てきました。


本当に致命的になりかねない部分ですが
たった、これだけでほぼ問題なくなることなのです。
たった、これだけの事をやらないのが
売るだけのお店です。


私は別に、あさひやダイワ、サイクルスポットなどの量販店や
ホームセンターなどで買うなと言っているのではなく
人の命に関わるからしっかりやってくれよ
と訴えているだけです。頼むよホント。


組みつけが終わったら、はみ出たグリスをふき取ります。



ちょっと残ってますが、このくらいは問題ありません。
グリスの役割には防水ということも兼ねていますから
たっぷり塗る理由、はみ出した方が良い理由でもあります。
しつこいようですが、スプレー油がダメな理由も
これでお解りいただけるかと思います。



いかがだったでしょうか。

作業自体は30分くらいあれば出来るものですが
他の軸のオーバーホール同様
開けてみないと状況がわかりにくいことや
そもそも年数がたっているものが多く
開けるのに相当手間のかかるケースもあるため
時間としては基本的には2時間以上を頂いております。

これらの修理は、乗っていれば必ず起きるものですが
悪化させないような乗り方や、普段からの点検、
そして悪化する前に持ってこられることが
何より長く使い続ける為の秘訣です。


ガリガリ、ガチガチ、バキバキという異音。
これらはほとんど、軸の部分から出ているもので
とても危険な兆候です。

自転車は音が鳴るものだと勘違いしている人も多いようで
テレビドラマなんかでもわざと音を出して
「自転車ってそういうもんだ」という誤認を与えていますが
それらはとんでもなく大きな間違いです。

だって

買った時に音は鳴っていないでしょう?

音=破損の兆候です。
特に長く乗った自転車の場合は
このように内部的に破損している事が考えられますので
早めの対処をお奨めいたします。
posted by シンワ店長 at 12:57| 修理

2014年11月17日

酷いタイヤ、酷い対応

本日交換したタイヤです。

111417a.JPG

見事に減っていますね。
ではちょっと、ずらしてみましょう。

111417b.JPG
ん?

111417c.JPG
あれれ?

これは一体、どういうことでしょう。

一部分だけ極端に減るというケースは稀にあります。
そうなる理由は間違いなくカギをなくして
そのまま引きずって来てしまう時
ですが
この減り方は広範囲で、ちょっとおかしいです。

お客さんが言うには「3ヶ月前に買った」とのことで
最初、タイヤを見て相当減ったんだなと思い
走行距離を伺うと一日20キロくらいと仰っていたので
それはかなり乗られているので、3ヶ月で減ることもある
と説明をしてタイヤ交換を引き受けたのですが・・・

111417d.JPG

横が避けてます・・。

お客さんはこれも確認した上で、買ったお店に行って
これはおかしいんじゃないかって申し出たらしいのですが
3ヶ月乗ったからそうなると言われたそうで
私が最初に説明したことにも納得していました。

一見しただけでは、確かに私もそう思いました。
ただ、私は前輪がほとんど減っていないことに
とても疑問に感じたのは事実です。
(後で、お客さんにもそのことの説明はしました。)

そして、これを見た時に自分の想定を超えていたので
「おかしいな」とすぐに思いました。

その理由は次の写真で明白になります。

111417f.JPG

111417g.JPG

確かに空気が入っていなかったりすれば
一日20キロも乗ってしまえば、このように
横が破れてしまうこともあるでしょう。

では次の写真をご覧ください。

111417h.JPG

破れてませんね。

というより、気づいた方も居ると思いますが
タイヤが全然減ってませんね。

111417i.JPG

破れた場所から離れれば離れるほど
タイヤの減りもほとんど見られなくなるのです。

というか、破れているところは
減りが激しかった部分だけなのです。
減りが激しかった所だけ破れている
という方が正しいのか・・わかりませんが

111417j.JPG

とにかく、減っている場所と
破れている場所が完全に一致する
のです。

これは、誰がどう見てもタイヤの不具合です。
タイヤの肉厚が均等に形成されておらず
厚い側と、薄い側とになっていて
いわば楕円形をしていた可能性があります。

タイヤが不良品だったということです。

と、お客さんにお話しすると

確かに買った時から後輪が
揺れるというか変な感じはあった。


とのことでした。

これは断言しますが、100%不良品です。

・・実名、出します。

購入した ケーヨーD2
おかしいと申し出たにも関わらず
ほぼ門前払いで有料になると言われたそうで
相談がてら交換に来たということでした。

当店販売車なら間違いなく無償交換です。
お店が悪いのではなく
作ったメーカーが悪いのでもなく
たまたまはめたタイヤが不良品だった。


ただ、それだけのことです。

お客さんはタイヤ交換として
4500円を支払っていきました。
当店で買った商品でもなければ
当店で取り扱うメーカーでもなく
当店では一般修理としてしか対応が出来ません。

だからこのように、せめてもと
ブログで実名出させていただきます。

これは不良品であり、不具合であり
補償して然るべきことです。

それと、このタイヤ。

「肉厚のある、パンクしにくいタイヤ」
といううたい文句で売られていたそうですが
この肉厚のあるパンクしにくいタイヤ、
今まで何度も見てきましたが相当ひどい代物です。

何より、肉厚がありすぎて重たい上に
肉厚がありすぎて空気が入ってないのに
押すと硬くて入っていると勘違いするから
乗っている人は早々にタイヤを痛めて
かなり早い時期にチューブなりタイヤごと
交換になっているケースを多々見ています。


粗悪すぎます。

自転車がパンクしないようにする一番の秘訣は
しっかりと毎月空気を入れることです。
それだけで、100%とは言いませんが
少なくとも90%近いパンク防御になると私は断言します。


よく、パンクしないタイヤなどが話題になって
問い合わせなどもあるのですが
そういう方は空気を入れるのをサボっているだけです。

空気を入れない人が多すぎて
すぐパンクする、すぐ壊す人が多すぎて
そういう人が求めるタイヤが
こういう粗悪なものだったりして

何やってんだか・・

って思います。苦笑

自分の使っているものを大事に出来ない人は
どんなものを買っても長く持つはずがありません。


一万円だから壊れるのではなく
一万円だからと思っていい加減に扱っているから
壊れてるんじゃないですか?


モノに頼るのではなく、一度自分の行動を
振り返ってみてはいかがでしょうか。
posted by シンワ店長 at 14:01| 修理

2014年07月10日

パーツの注文に関してお願い

サイクルショップシンワでは一般的な自転車であれば
ご購入いただいた自転車でなくとも修理を受け付けております。
しかし状況によってはイレギュラーなサイズであったり
たまたま在庫を切らしてしまっていることで
後日の修理になることもあります。

当店では基本的に修理代金などは
修理完了後に頂く形を取らせていただいておりますが
ごく稀にですが、注文されたまま取りに来られなかったり
電話がずっと繋がらない状態になる方がいらっしゃいます。

こちらのご連絡から2週間以上後返答がないお客様は
基本的にキャンセル扱いとなります。


もしその後、再びご来店の際には
キャンセルであっても専用パーツの場合
代金はお支払い頂いて引き取って頂きます。

また、再度注文の際には
全額先払いとさせて頂きますのでご了承ください。



・・ちなみに毎年この時期は
電動アシスト自転車のスイッチ故障が多いのですが
基本的に種類が多い為在庫はしておりません。

取りに来られず取り残されたパーツがありますので
早い者勝ちですが、場合によってはすぐに直るかもしれません。笑
posted by シンワ店長 at 16:21| 修理

2014年06月29日

フロントフォーク3連発!

ここのところ立て続けに事故車が修理に来ました。
実はあまり知られていないかもしれませんが
5〜6月というのは自転車の事故が多い時期です。

統計的には解りませんが、体感として
毎年この時期になると事故にあって持ってくる自転車が多く
特に正面衝突での車輪交換やフロントフォーク交換は
5月がピークになります。

理由はおそらくですが、新生活に慣れた気の緩みだと思います。

というわけで、フロントフォークを3本交換しました。
こちらは持ち込まれた中で一番激しかったもの。

修理前↓


修理後↓


明らかに角度が違うのが解りますね。
フロントフォークはハンドルの下から
まっすぐ降りてきて、最後の方で
フォークの名の通りややカーブして
車輪を支えるという形状をしています。

これによって楽な乗り心地が実現するわけですが
ここまで曲がるとさすがに乗り心地は最悪です。

ひどい場合はハンドルが切れないほど
後ろに押し出されることもあります。



パーツ単体で見ても明らかに曲がっていますよね。


しかし恐ろしいのは、結構多くの方が
乗れなくなるくらい壊れないと
修理に持ってこない人が多いこと。


つまり上記のような状態で
平気で乗り回している人が数多くいるということです。

下の写真をご覧ください。



今回換えたフォークです。
左から右に向かうにつれてひどく曲がっています。

しかし私はこの自転車を持ってきた人たちに
ちょっと違和感を覚えたんですね。

なぜなら、一番左の青いフォーク
ほとんど曲がっていなさそうな自転車の方は
さっき事故にあったということですぐに持ってきたんです。

車輪が曲がってしまっていたため、車輪の交換と
フォークは目に見えないくらいの曲がりでしたが
乗っていただいたら右にハンドルが引っ張られるということで
フォークも欠損しているため交換しました。

真ん中の自転車の方は前輪のパンクで持ってこられました。
忙しい時だったのでお預かりして直したのですが
パンクの仕方がちょっとおかしく不自然な穴が開いていた事と
ハンドルがやや回りづらかったため
お渡しする際にハンドルがいつごろからおかしいかを尋ねると

「交通事故にあったんです」という言葉が。

それは先に言ってほしい。

聞けば、正面からぶつかったということで
なるほどそれなら異常なパンクの内容も納得。
衝撃でフォークが曲がって
チューブも圧迫されて穴がいたわけです。

でもこの方は持ってきたときにその話をしていなくて
もし私が違和感に気づかなかったら
このまま乗っていたということになります。

なんとも恐ろしいですね・・。

最後の自転車、最初の画像の自転車の方も
後輪のパンクで持ってこられました。
上記の方と同日でやはり忙しい時間帯でお預かりしましたが
これはさすがに気づきました。

一緒に持ってこられたお子様の自転車なのですが
ぶつかってないかというお話を伺うと
親御さんは「息子からはそんな事は聞いていない」と言いました。
しかし曲がっている現状と、フォークがずれた事で
前のブレーキもおかしな所について
まともに機能していなかったのを見せると
修理してくださいということでした。

当然ですね。

ここで結構ですなんて言われたら
カミナリを落とすところです。


でも最初はお店まで一緒に乗ってきてたんですよね。
パンクした状態で乗ってくるのもどうかと思いますが
何て危ない状態で乗らせるんだろうと。



一番軽微なものは一番早く修理に持って来ました。

少し曲がっているものは、一緒に壊れたので持って来ました。

もっとも激しく曲がっていたものは
全然違うところが壊れた時に初めて気づきました。



勿論これは偶然ではありますが
もっとも早く来なくてはいけない状態の方が
もっとも長い時間乗り続けていたのです。



ただ、こういうケースは稀ではなく
実際に乗れなくなって初めて持ってくる方は
上記に書いたとおり多いというのは事実です。

この手の修理に限りませんが
事故などの場合、軽微であれば大抵
お子さんは、悪い意味ではなく嘘をつきます。
親には言わないケースが多いのです。

何万かする自転車をぶつけて壊して
後ろめたくないわけがありません。


だからといって、子供達が悪いわけではありません。
子供は大人よりも間違いを起こしますし
そうやって物事を覚えますから
隠すことも至極当然のことなのです。

逆に、何も言わないから安全だという
親御さんの認識は換えたほうがいい
と私は思います。

たまに、お子さんとお話をして、安全確認をしてください。
特に通学で使っている自転車ならば尚更です。

勿論子供だけに限らず、今その自転車は
安全な状態なのかという確認を
改めてお願いしたく思います。
posted by シンワ店長 at 12:29| 修理

2014年06月28日

設計段階での欠陥品

当たり前のことですが、自転車のパーツには
形や取り付け方一つ一つにきちんと理由があります。

先日修理した自転車ですが、おかしな点がありました。



こちらの画像だけで解る方はかなり詳しい方だと思います。



おかしかったのはこのパーツです。

チェーンを調整するパーツなのですが
後輪のハブに引っ掛けてタイヤの位置を調節することで
チェーンのセッティングを行う、とても重要なパーツです。

手のひらに乗っているパーツと
二枚目のアップのパーツは別のものです。

何がおかしいか解りますでしょうか。

答えは、内側の円の切り込みです。
前の写真の二つは丸く、後の写真の方は切込みがあります。
これは右側に取り付けるパーツになります。

内装3段変速の仕組みとして、車輪を固定して初めて
ギヤが回ってタイヤが回転するという様になっています。
つまり回り止めが必須になるのです。



切込みがあるのがわかりますね。

このギヤを開発しているシマノもそれを前提として
チェーン引きのパーツにも
回り止めの機能を持たせるように作っているのです。



本来はこのようにはまる事で車軸が回ってしまうことを防ぎます。

左側は円でもかまわないのですが
右側は切込みがないとダメなんです。

もし最初からついている円になっているパーツを使うと



こうなります。ガタガタですね。


反対の左側側には外付けの回り止めパーツがありますが
やはり両方ないと、内部でハブを固定しているネジが緩んできて
とても危ない状況にもなりかねません。

ちなみにこの自転車は開ける前から車軸に緩みがありました。
おかしいなと思っていたこれで理由はすぐに解りましたけれど
このまま乗っていたら、ハブ内部のべリングなど
色々と壊れてしまい大変な修理になっていた可能性があります。
内装3段変速のパーツはとても優秀で壊れにくいものですが
逆にこれが壊れた時には結構高くつきます。


たかだか200円そこいらのパーツ一つで。


以前、直すことを考えていない自転車は
よい自転車とはいえない
という記事を書きましたが
この自転車はまさにその類に入るものです。

一度も修理をした痕跡がない。つまり、
最初からこのパーツを入れてあったということです。

こんなことは当たり前にできなくてはいけない部分で
設計段階、パーツ調達段階から手を抜いている
或いは無知の人間が作っているという証拠だと思います。

となれば当然、ここだけでなく
他の部分もいい加減にできていると考えるのが
当然の論理ではないでしょうか。


さて

貴方はこの自転車に乗りたいと思いますか?
posted by シンワ店長 at 12:24| 修理

2014年02月17日

凡ミスとブレーキの話



ブリヂストン、アンジェリーノの前輪ブレーキです。

あからさまに取り付けを間違えていますね。
ワイヤーを通す穴がこれだけはっきりあるのに
無理やり下から通しているので
ワイヤーに無理がかかります。

これ、実は量販店じゃないんです。

個人店でこのレベル。
ちょっとがっかりします。

確かに最近出来たブレーキなので
取り付けが特殊であるのは事実ですが
説明書を読めば解る事なのに
こういう簡単なところもいい加減だと
他の場所も推して知るべしですね。



余談ですが、このブレーキ本体
ブリヂストンの最近のアシスト車
特に子供乗せのものによく使われていますが

個人的な見解ではこのブレーキは欠陥品です。

なぜなら、可動部が多すぎて戻りが悪くなり
動作がおかしくなる事が多発しているからです。

単純な話ですが、可動部が多いという事は
それだけ壊れる可能性も上がるという事。
動きが悪くなる場所も多くなるという事。


前輪ブレーキはメインブレーキといえるほど
重要なものですので、死活問題です。

もしブレーキレバーを握った状態から
手を離して、ブレーキレバーの戻りが鈍かったら
このブレーキ本体の可動範囲が
かなり悪くなっている証拠です。


何度修正しても必ず動きが悪くなります。

普通、前輪ブレーキの可動が悪くなるというのは
5年以上のらないと起こらないのですが
まだ販売して2年程度のもので既にかなりの数を見ています。

おそらくですが普通の自転車と比較して
3倍くらい早く動きが悪くなるようです。
坂の多い場所なので、ブレーキは本当に大切。

私はこのタイプのブレーキを使用した自転車は
実はあまりお客さんに奨めておりません。。

メーカー様、なんとかしてください(切実)
posted by シンワ店長 at 13:20| 修理