2016年05月14日

結果的に損をする

本日ご紹介するのはこちら。



タイヤ交換でお預かりしたのですが
なにやら色々おかしい・・

写真だとちょっとわかりづらいですが
左右のワイヤーのバランスがとてもおかしいです。

左から出ている後輪のブレーキワイヤーが
短すぎて突っ張ってしまっています。

そして右から出ている変速ワイヤーは
こちらは長すぎ
て変な感じ。



更に変速ワイヤーの取り回しも
おかしなことになっています。
左側から通すはずが右側に回りこんでいます。
長いからこうしたのでしょうか・・巻き込みすぎ。



後輪ブレーキワイヤーは留め金の部分でも
ちょっとおかしな感じになっていました。
ワイヤーが短いので全部取り替えたため
この後、全て元に戻しました。



こちらがちゃんとした状態。
変速ワイヤーは取り回しだけ戻しましたが
取り替えるのはもったいないので
何とか余りが出過ぎないようにしました。
若干左寄りになっていますが
先ほどの突っ張った状態よりはだいぶマシですね。

ちなみにこちらのお客さん
ブレーキもおかしいという話だったので
まとめて色々と見たのですが
明らかに素人作業をやった痕跡があり
どこかのお店でいい加減にやられたか
(ヨーカドーとか、チェーン店などではよくある話)
自分でいじったかどちらかだろうとすぐに解りました。


案の定、自分でいじったそうです。

ホームセンターでワイヤーを買ってくれば
かなり安い金額であることは
ホームセンターに行けば誰でもわかります。

しかし、ちゃんとつける事が出来なければ
結局その金額にプラスして
正規の修理代金がかかってしまうわけです。


買ってきたお金も
作業した時間も
頑張って作業して汚れた手も
全てが無駄になります。


何よりちゃんとできないということは
安全性も損なわれている可能性が高く
「ちょっと損したな」くらいじゃすまない
大変なことになる可能性もあるのです。


私が見る限りでは
自分でいじるケースは
9割おかしくなっています。


休日にご主人がいじった自転車を
平日に奥様が持ってこられるケースは
実は、かなりの数あります。

いじるのが好きでも、命にかかわることですから
無理にいじるのは止めていただきたいです。
posted by シンワ店長 at 20:00| 修理

2016年05月10日

サイクルスポット武蔵小金井店はボッタクリ

先日、こんな修理がありました。

お客さんが持って来られた自転車は
パナソニックのギュット(26インチタイプ)。
「後輪が何かおかしい」と仰るので見たところ
後輪の中心軸にガタが出てしまっていて
車輪が真っ直ぐ回っていませんでした。


子供を乗せる自転車ですからなお更危険ですね。
すぐに直さないと車軸が折れてしまう可能性があったので
急ぎで修理しました。

しかし話を聞いていくと色々解ったのは
どうやら最近、別のお店でタイヤの修理をしてから
おかしくなった
ということでした。

お客さんは預けたらしいので修理を見ていませんが
聞けば3,000円の修理だったということで
バルブの金具の新しさを見ても
間違いなく後輪のチューブを変えたと思われます。

つまり、そのお店がこの現状を引き起こしたのは確実です。

しかしお客さんは、おかしいとおもって
そのお店にまた持っていき、相談したそうです。
すると、とんでもない答えが返ってきたそうです。

車輪がダメなので、交換する必要がある。
修理代は3万円かかります。


さんまんえんかかります!?

思わず吹き出してしまいそうになります。
3万もかかる修理って一体どれ程でしょう

私自身、3万円もかかる修理なんて
過去に1度やったかやらないかくらいです。
それも、古い自転車を殆ど全てのパーツを交換して
蘇らせたという、私の中でもかなり記憶に残る
渾身の、会心の修理です。
それでも確か27,000円くらいでした。
(余談ですがお客さんは感謝の気持ちで、3万円置いていかれました。)

車軸が緩んでいるだけならば締めなおせば終わります。
その場で30分もかからない修理です。

後輪の内装3段ハブが壊れていたとしても
内部のギヤ本体を交換で7,000円くらいです。
車輪がダメなら、車輪交換で7,000円くらいです。
両方ダメでも15,000円あれば直ります。

3万円という金額はどう逆立ちしても
ボッタクリです。


しかも面白いことに、そのままヨーカドーに相談したら
前のお店を金額も伝えていないのに
3万円かかるという診断だったそうです。

いったいどうなってるんでしょうか!?

武蔵小金井駅北口にある
サイクルスポットと
武蔵小金井駅南口にあるヨーカドーは
ロクな診断も出来ずに
ボッタクリな金額をふっかけるようです。


量販店や大型店は酷いというのは理解していますが
ここまでいくと本当に怒りを覚えるレベルです。

結局、この自転車は一度タイヤを外し
内部のロックナットを締めなおして
しっかりと元に戻りました。

しかし、もしこのまま数日乗り続けてしまったら
ベアリングが抜け落ちたりして
本当にハブの破損に繋がっていました。
破損したベアリングでロックがかかって
事故にあっていた可能性もあります。


タイヤを外した作業をするなら
最低限の各部の注油と、ハブ軸の緩みくらい
合わせて見るのが当たり前です。
それもせずに3,000円もの金額を貰うなんて
本当にボッタクリとしか思えません。


ハブ軸の調整は修理代金が3,000円。
電動自転車など一部に限り+500円です。

これで3万円もらえたら城が立ちます。


さて、今回はここで終わりません。
量販店がどれ程いい加減か、ここでまた暴露します。

実はこの自転車、前のハンドルが曲がっていたので
後輪の修理の後に直そうと思っていたのですが・・



まず曲がっているハンドルを戻すために
子乗せの座面シートをはがして
止めている部分を見ようとした所
上の写真にあるネジがコロンと転がっていました。

このネジはシート自体をハンドルと固定するネジです。
ちなみにパナソニックの子乗せは
この底部と、左右の3点で固定しています。

そして



案の定、右側のこのネジも外れていました。
というか、いなくなっていました。

つまり、3点で止めているネジの
2つがついていない状態で乗っていた
ということです。
どれ程恐ろしいことか、理解できると思います。

ここで、曲がっていたのはハンドルではなく
子乗せのシートだったことに気づきました。


普通だったら、チューブ交換で預かった際に
前も何かおかしい事に気づくはずです。

気づいて、ネジの増し締めや
1本付け加えてあげるくらいしたって
たかだか数百円の追加にしかなりません。

というか、直さないと恐ろしく危険ですから
普通は相談せずともこのくらいは直します。

チューブ交換の際に
後輪をガタガタにした挙句
自分達の非を認めず3万という
明らかなボッタクリ金額をふっかけた上
危険な状態を見てみぬ振り
(或いは気づけない)。
こんなお店がまかり通ること自体
私は憤りを感じますし、理解不能です。


私は何も、自分の腕が凄いとか
他に比べて一番技術があるとか
そういう事を言いたいわけじゃありませんし
そんな事は微塵も思っていません。
うちの店に来てほしいから他の店を悪く言うとか
そんなことも一切ありません。

それが証拠に、駅前でパンクしたと電話があれば
駅前のお店を紹介しているくらいです。
その方がお客さんにとって早いですし
転がしてくるだけタイヤも痛みますから
自転車にとっても最良だと思うからです。


自転車はいつ壊れるか解りませんから
壊れた時に近くにお店があって
そこで直せるのが一番だというのが
私の根本的な考え方です。

だからどなたが来てもしっかり直せるよう
日々準備と技術向上を意識しているわけです。

しかし、最低限できるだろうと思うような修理で
このような素人以下の事をやられると
本当にがっかりしますし、怒りを覚えます。

同じ自転車店として恥ずかしい

いや、同じじゃないですね。
ただ売るだけ、いい加減な修理
アルバイトレベルの仕事じゃ
レベルが違いすぎます。

何の知識もないくせに
そこそこ売れるからって調子に乗って
出来もしない修理に手を出して
被害者を増やしているヨーカドーや
自転車専門店ぶってお粗末な修理をして
責任逃れしてボッタクるサイクルスポット!


いい加減にしろよ!
posted by シンワ店長 at 13:54| 修理

2016年04月22日

締めればいいってもんじゃない

本日はこちらです



前輪のタイヤ交換をしようとしたら
ハブナットが外れづらく
また、外した所、シャフトが曲がっていました。

これは初歩的なミスで
ハブナットを固定する時の締め付けが
基準以上に強すぎることで起こります。


私がこの仕事を最初に教わった時
トルクレンチをしばらく使っていました。
トルクレンチは、締め付けトルクを制御できるもので
不慣れな人間ならばこれほど心強いものはありません。


まずトルクレンチを使って
締め付けの度合いを体に覚えさせるというのは
基礎中の基礎といったところでしょうか。

勿論、プロとして作業を行う中でも
間違いなくしっかりとした締め付けをするために
今でもよく使うものです。
特に点検の時には必須アイテムではないでしょうか。

締め付けすぎることでシャフトが曲がり
更に注油もせずナットを締めたことで
ダブルパンチで外しづらい状況でした。

勿論初めてのタイヤ交換ですから
組み立てた人間の失態といえます。

ネジはなんでもかんでも
締めればいいってもんじゃないんです。

締め付け強度の大切さは
資格を持っていれば嫌でも知っている事です。
posted by シンワ店長 at 11:48| 修理

2016年04月16日

謎のいかり肩

組み立てや修理が下手くそなお店が多いと
ブログのネタに困りません。

さて本日はこちらの自転車です。



タイヤ交換で来られたのですが
来店された瞬間から「ん?」と思って
気になって仕方ないのがハンドルの角度


【凄い、いかり肩】

よく解らない方もいると思いますが
グリップの位置(角度)が斜め上に向かっていますね。
これはサドルに座って手を伸ばした時
同様に小指側が上に向かう形で握ることになります。
ハンドルの中心からV字になると言えば解りやすいですかね。

本来は車体から出ているハンド(ポスト縦の棒)に対して
グリップは90度くらいが通常の位置となります。
組み立ての時には大体その辺りにあわせるのが常識

つまり、とても乗りづらい

と言うわけで修正します。



とりあえずハンドルバーを回転させました。
全然違いますね。
どのくらい回したかはブレーキレバーを見てください。



もの凄く上に向いてしまいました^^;
こんなんじゃ運転できませんので
ブレーキレバーとシフトレバーも
正しい位置に修正します。



どうでしょう



これなら普通に握れますね。

ハンドルバーは基本、メーカーの自転車でも
一般車で7分組の場合は取り付けられて来ますが
稀にハンドルが、今回のように
変な位置についていたりする事はあります。

ただ、それを修正できるのが個人店の技術であり
このようなものを、そのままお客さんに渡すのは
素人としか思えない、ホームセンターや
あさひなどの大型チェーン店の
アルバイトレベルの愚行です。


でもこれ残念ながら個人店なんですよね・・

昨日の話といい、どうなってるんですかね一体。
同じ小金井の自転車店として、恥ずかしく思います。

ちなみに補足ですが
ごくごく稀に、ハンドルの位置をわざと
今回のように上に向けるケースはあります。
本当に稀な話ですが。

どういう時かと言うと、かなり背の高い方の場合が多いです。
27インチでも車幅が短くなってしまう為
「背の高い方=座高も高く腕も長い」ので
やや上向きにして膝からハンドルの距離を空けたりします。


ちなみに今回の自転車は、写真を見て頂くと解りますが
サドルは一番下(車体は27インチです)。
つまりこの高さで乗る方が
最初のような位置にハンドルがあると
かなり乗りづらいのは明白ですね。
お客さんが要望して変えたとはとても思えません。

さらに言えば、サドルが一番下なのに
ハンドルポストは結構出ているので
サイズあわせを全くしないで
お客さんに丸投げした可能性は高い
です。

自転車店が出来ることって、調整だったり
細かい部分の知識を提供することだと私は思います。

ただ売るだけなら量販店と同じだし
お店をやる意味が全くありませんよね。
価格競争で勝てるわけ無いんですから。

なんか乗りやすいよね

それは、お客さんの体に合わせて
こういう細かい部分の調整が出来て
初めて出る言葉
だと私は思っています。

逆にそれができていなければ
メーカのハイグレード車だったとしても

高かったのに、なんか乗りにくいよね

と言われてしまいます。

私は同じものを売るなら
最高に乗りやすくしてお渡ししたい。

見えないところや細部までこだわる。
それが本当のプロではないでしょうか。
posted by シンワ店長 at 13:23| 修理

2016年04月04日

自覚が無いのが一番怖い

最近また、フロントフォーク交換が増えてきました。
毎年4月末〜5月くらいにかけて
新生活に慣れてきて気の抜けたところで
事故が多発するので、フォーク交換は増えますが
昨今は年間通して多くなっているように思えます。

しかも恐ろしいのは、4-5月の交換の場合は
明らかにぶつけたということで持ってきますが
年間通して増えているのは、自覚の無い方です。

全然違う修理で持ってこられたのに
「明らかにこれ、事故ってるよね?」というものです。
しかし大半が「え?そうですか?」とか
「まぁ乗れてるんで乗ってます」とか・・


いい加減すぎやしませんか?

事故がなくならないのは納得ですよね。
こういう人が沢山いるんですよ。
実際に事故にあったという報告件数の
100倍くらいいるんじゃないですかね。
まさに氷山の一角。

私の知る限りでは、学生さんは
5割以上の確立で事故っています。
なぜなら学生さんが来られると、関係ない修理でも
半分くらいの方が曲がってるんですよ、フォークが。


さてフォークの話は何度も書いているのですが
「フォークってなんじゃい」という方の為に少し詳しく書きます。

フロントフォークとは、ハンドルの下からフレームを通って
前輪の方に突き出している2本のパイプの部分です。
前輪を支えているパーツですので
正面からぶつかるとクッションの役割を果たして
しっかり曲がってくれることで緩衝材となり
衝撃で搭乗者が前に飛ぶことを防ぎます。


フレームの設計と同じように、
力学的にも計算されて作られていますので
フォークはしっかりとハンドルから
まっすぐ伸びるようにできています。



ハンドルの中心から一直線ですね。
これが”普通の自転車の形”です。

もしフォークが曲がったまま乗ると
乗りにくいのはさておき
前輪側のフレームに負担がかかってきますので
大きな損傷が出る可能性があります。


もっと恐ろしいのは
フォークは一度曲がったら次は折れます。
曲がった事で自分を助けてくれていますが
二度曲がってくれる強度はありません。

そもそも曲がったのに乗るなよ
という話なのですが

この当たり非常識な方がとても多いのが現状です。

では実際どんな感じなのか見て行きます。



曲がっていますね。
上の部分が丁度フレームに入る部分なので
そこから下が曲がっています。
上と下で、中心が明らかに
ズレているのがわかりますよね?



こちらも最初のほどではありませんが
同じ感じで曲がっていますね。

どちらも学生さんです。
しかも本人は全く気づいていないという事で
恐ろしいですねぇ・・

最初のパーツは以前記事にしたので
取り付けた状態だと、もっとわかりやすいです。


【曲がった状態】


【直したもの】

フォークの角度だけでなく
タイヤから車体の距離も変わっていますね。
とても大きな歪みです。

最後にもう一つ


【曲がったもの】

こちらは先の2つとは違い
下の部分で曲がったタイプです。


【交換したもの】

隙間が全然違いますね。
後ろに向かって、明らかにうねっています。
ぶつかり方にもよるですが
かなり大きな衝撃を受けると、このように曲がります。

曲がった衝撃で塗装にまでヒビが入っています。
表側も裏側も、どちらも衝撃で曲がることで
その部分の面の長さが変わりますので
塗装にヒビが入ることが多いです。

ですので、ここにヒビが入っている自転車は
フォークが曲がっている証拠です。



車や、明らかな接触事故にあった場合
すぐに持ってきますので
このような状態で乗る方は殆どいないのですが
単独で壁やガードレールなどにぶつかったり
ちょっと出会い頭にコツン、くらいで
フォークが曲がることは、実はとても多いのです。


しかしそれを事故だと認識せず

「何かおかしいんだけどまあいいか」

という方は、残念ながら沢山いて
とても危険な状態で今日もきっと乗り回しています。

そういう自転車がまた事故を起こすんです。

以前、単独でぶつけて曲がって持ってきた方に
修理代を伝えたら、高すぎてビビったのか
「ぶつけなきゃいいんだろ!」
と捨て台詞を吐いて帰られましたが

事故を起こしてる人間が
そんな台詞を吐いても
誰も信用なんてしませんよ



乗れるから乗る
乗れる限り乗る
これが一番危険です。

加えて「乗れれば何でもいい」なんていう人は最も危険です。
「自分が乗れれば誰かが死んでもいい」

ってことです

決して言い過ぎじゃありませんよ。
だってそういう人と話をしたらわかります。
本当に呆れるくらい何も考えていませんから。
無責任で自分勝手。最悪です。

イヤフォン
スマホ
傘さし
無灯火
二人乗り


これだけ言われているのに
そういう方が未だにとても多くて
そのために自転車が厳しい目で見られて
様々な法改正を経て、ついには切符制度と
罰金制度まで出来てしまいました。


上記の多くは学生さんですよ。
今の家庭は親が子供に指導も出来ないんですかね?

フォークが曲がっている自転車の修理をすると
親御さんからよく聞く話が
「言ってもきかないんですよ」という発言。

それは貴方の教育が出来てない証拠ですよ。

よくもまぁ、恥ずかしげも無く
他人にそんなことを言えるなと、感心します。


誰でも簡単に乗れる自転車ですが
誰でも簡単に守れるルールすら守れない
親がルールを教えることすら出来ない
事故を起こしているのに事故だと認識すらしていない
もし解っていても平気で乗り回してしまう


そんな悲しい現実が今の日本です。

例えばタバコも同じだと思います。
多くの自治体では、実際に徴収するケースは稀ですが
罰金を科されるケースが増えてきています。
ルールやマナーを守れば嫌われないのに
路上喫煙する迷惑喫煙者は未だに消えませんね。
だから肩身の狭い思いをするんですよ。

俺は私はやってない、なんて思うかもしれませんが
だったら喫煙者どうして注意をしたらいいじゃないですか。
それが一番効果的だと思いますよ?

そうやって結局みんな、自分で首を絞めているのです。
自覚の無い人に使う資格はありません。
権利とは、義務を果たして初めて言える事です。


おかしな状態で乗り回した結果
事故で相手を怪我させてしまった時
3,000万だの6,000万だの
当たり前の世の中になってきています。

自分の為に、しっかりルールを守って
正しい状態の自転車に乗るよう心がけてください。
posted by シンワ店長 at 13:08| 修理

2016年04月02日

チェーンそしてチェーン・・

最近、とても残念な自転車を良く見るようになりました。
2月の末頃から、チェーン交換が増えています。

2/20の記事 → こりゃ大変
3/4の記事 → またですよ〜

このように、以前にも書きましたが
交換した2人は11ヶ月しか乗っておらず
チェーン交換にはあまりに早すぎます。
他にも、3〜5年程度の自転車なのに
残念ながらチェーン交換というものが
なんと3月で6件と、立て続きに起きています。



チェーン交換なんて、滅多にありません。
なぜチェーン交換になるかというと
チェーンをいい加減な状態で使い倒すからです。



こんな状態で乗っていませんか?
きゅるきゅる、ガリガリ鳴っているのに
ほったらかして乗り回していませんか?




そのまま乗り続けるとこうなります。



チェーンが戻らなくなってしまいますので
一発で強制交換です。
4,000円前後の修理です。


きちんと調整をしていればお金はかかりません。

チェーンがきしみだしたら、注油をするだけなんです。

・・と書くと、クレ5-56とかをぶっかける人が現れるので
書いておきますが、チェーンにクレ5-56が効くのは一瞬だけです。
他の全ての油を洗い流すので、余計に錆びます。
絶対やめて下さいね。

チェーンに油が足りなくなってくると
きしみだして、きゅるきゅるという音が出ます。
それを放置すると、チェーンがスプロケット(歯)を回る際に
カーブから立ち上がる、またカーブに差し掛かる時に
上手く乗っからなくなり、踏み込みでガタガタしだします。

そのまま強引に乗ると、チェーンが無理やり引っ張られるので
チェーンが変な形で固まってしまって
まともに使えなくなります。それが上の写真です。

正直、あり得ないんです。

なぜ音がしているのに乗り回せるのか。
なぜ音が出た時点でおかしくなっていると思えないのか


何も考えないで乗っている人は
どんな高級車であろうと壊します。

ちなみに上の2つの写真は電動自転車のチェーンです。
10万円以上するパナソニックの国産の電動自転車です。

最近私が一番気になっているのは
電動自転車に乗っている人の無関心っぷりですが
まあ皆さん、呆れるくらい無関心です。
乗りっぱなし。そして壊す。
自分で壊しておいて高いとか言い出す。


・・バカじゃないの?

新車で買ったら壊れないとでも思っているんですか?
10万出せば乗り回しても平気だと思っているんですか?

みなさん、大丈夫ですか?
私はもう、がっかりするしかありません。

道具ってのは、大事にしなければ絶対に壊れるんですよ。
そもそも、自転車の乗り方も解らないことに驚きます。
一体どういう育ち方を下のでしょう。
最近は親が子供に家庭教育ろくにをしないくせに
学校に口を出すなんていうニュースも多く見て呆れますが
その親がその程度の知識なんですから
それも昨今始まった問題ではないんでしょうね。

「空気を入れないとダメですなんて誰も教えてくれなかった!」

なんていう女性をよく見ますが
それはご家庭を恨むしかないです。
一般常識は家庭教育で学ぶものですから
知らない=非常識という事です。

あまりに当たり前すぎるから
販売するお店でも言わないんです。
でも知らない人が多いと気づいたから、私は言うんです。

ですから、あっけらかんと「教わってない」
なんて言うのは、ただの赤っ恥なんですよ本来は。

家庭教育って、文化を守るためには必須なんです。
学校で習う事なんてたいした問題じゃありません。
当たり前の事を知らないのは、親の責任ですよ?

非常識な人が増えたのは、そういう事だと私は思っています。


話がそれましたが、とにかく
みんな10万も払って買い物をしたんだから
一回くらい説明書を読んでくださいよ。笑

2014年春に、消費増税があったので
それにあわせて大量の電動自転車が市場に出回りました。
多くの方が手にしたと思います。

ネットや量販店、電気店などの投売りのお店で買われた方は
そのまま何も説明を受けず売りつけられているはずです。
お客さんに知識がないの理由の一つとして
売る側にも問題があるのは事実です。

だから私は毎回、値段で探すのではなくて
ちゃんとしたお店で買わないとダメだと書いているのです。

そしてその時に買われたその多くの方が今
その2年間、ほったらかして乗り回しているんです。

だから街中で見ていても
きゅるきゅるきゅるきゅる
ガタガタガタガタ
ゴロゴロゴロゴロ


よく耳にしませんか?
そういう方が、凄く目立っています。

修理が増えるのはある意味納得ですが
そんな修理、誰も楽しくありませんよ。


ちなみにチェーンが外れるのは、チェーンが伸びているからです。
外装ギヤ以外でチェーンがよく外れるという方は
100%メンテナンス不足です。

きちんと張られたチェーンは外れる余地がありません。
チェーンは乗ったら乗っただけ伸びるのです。

安いからでもなく、古いからでもありません。
貴方自身の問題です。

チェーンが外れるのは
自分のダメさ加減が
露呈していると思ってください。


自転車のせいにしないでくださいね。
posted by シンワ店長 at 11:00| 修理

2016年03月24日

仕事は手早く美しく。

自分でブレーキワイヤー交換をしたという方が
おかしくなったという事で持って来られました。



うーん・・・

とても残念な感じになってしまっていますねー。
・・とはいえ、たぶん一般の方は
これを見ても何が残念かよく解らないと思うので
修正の工程と出来上がりの違いをお見せ致します。

まずはフロントワイヤー。



いきなり間違えてます^^;
このタイプのブレーキレバーは
先端の突起が要りません。


【これが正解】

先端に突起があるものでも2種類サイズがありますから
全部で3パターン存在するのですが
この辺りも知識がないと出来ません
ね。

ちなみに合わないものを入れてしまうと
パカパカしますし、何よりブレーキをかけた時に
戻る時のたるみでワイヤーが外れる可能性があり
とても危険
です。

次に本体に止める部分ですが



うーん。惜しい。
ちょっと長いかなぁ・・

というより、そもそもこの方
ワイヤーを一切切らずにそのままつけたということで
長すぎだよねっていう事になっているのです。
最初の写真でわかる方はなかなかです。



このくらい切りました。
あと下部には先ほどのアウターキャップと
ワイヤー本体のエンドもなかったので入れました。


【完成】

次はリヤ側ですが、こちらもフロント同様
頭のキャップを間違えていたので交換しました。
そして・・



取り回しが反対ですね。
ブレーキは一般車の場合、右のワイヤーは左から
左のワイヤーは右から通すのが基本
です。

次に長さですが、こちらはどうやら
短くて足りていませんでした。



長い方が新しく交換するワイヤーです。
随分短いものを使ったのですね。

普通は1800くらいあるはずなので
先ほどのように若干切って調節します。
フロント用は900くらいなので
間違えたにしても長すぎますから
一体何用だったのか・・^^;

というわけで、短いので届きませんから
左から通していたことは納得しました。

ワイヤーが長すぎると引っ掛けたりしますし
ワイヤーが抜ける可能性もありますし
アウターが痛みやすくなります。
逆に長さが足りないとハンドルを切るときに
突っ張ってしまってブレーキがかかります。


適度な長さは必要ですので、交換前のワイヤーが
手元にある場合は合わせて切りましょう。



【完成】

・・解りにくいので最初のものも貼っておきます。



全然違いますね。

やはり美しく仕上げると気持ちもいいですが
しっかりと作業を行えれば自然と美しくなるものだと
私は常に思っています。

そして、いつも書いていますが
一般の方が自分でやろうとすると
たいていは失敗します
(たぶん8割以上出来てない)^^;

結局やり直すことで、自分でやった労力と金額が無駄になるので
あまりお奨めはできないというのが本音です。

誰でも出来るだろうと思われがちですが
(実際、数さえこなせば誰でもできますけどね。笑)
それなりの経験と知識、技術が必要なのは
この仕事だけではないですよね。
その辺り、ご理解いただければ幸いです。

何より、一番重要なのは安全性です。
posted by シンワ店長 at 16:30| 修理

2016年03月19日

事故を起こす人は決まっている



フロントフォーク交換をしました。



ぶつけてからたぶん、数ヶ月乗り回していたと思われます。
別の修理をした時にこちらが気づいて注意をして
注文を受けてから一ヶ月以上お店に来ずに乗り回していました。

しかも注意をしたことで自覚があるのに
整備不良で乗り回したということですから
かなり悪質だといえますね。

こういう人が居るから事故が減らないんです。

こういう人は絶対にまた事故を起こします。
なぜいえるかって?

既に事故、起こしてるじゃないですか?

どういう状況だったかを詳しく下に説明します。





上が修理前、下が修理後です。
正面衝突したのでフォークが曲がっていますね。
曲がっている証拠として
フレームとの距離も縮まってしまっています。

当然ながら、まっすぐ走れない状態でした。

でも乗れるんですね。

乗れるから乗る。
乗れる限り乗る。
乗れなくなるまで乗る。
事故を起こすまで乗る。


本当にそれでいいと思っていますか?
貴方がこの自転車に撥ねられて
一生、障害を持ってしまったとしても
文句は一切言わないと誓えますか?



本日は雨です。

傘をさして運転している人がまだ居ます。
しかも右側通行おかまいなし。

最低限のルールやマナーが守れない人間は
自転車に乗らないでください。

迷惑ですから。
posted by シンワ店長 at 12:03| 修理

2016年03月08日

勝手にやらないで〜

先日お預かりした自転車の修理をしようと思ったら
大変なことになっていました。



・チェーン引きの位置
・ブレーキワイヤの留め金の位置
・スプレー油


典型的な素人作業ですね。
よくあるケースは、お家で誰かが
パンク修理などをやろうとして
やったつもりで全然できていないという状態。

これでお店でやってたら話になりませんし
ホント最悪としか言えませんが。笑

最近は変なお店が増えているようで
二次修理のような事もよくあるのですが
(お客さんも倍お金がかかりますし、困ったものです!)
酷い自転車屋さん(ホームセンターなども含め)には
大体二種類あります。

ひとつはボッタクリ。
ろくな修理もしていないのに高い金額をとるお店があるようです。
そして、もう一つは一番多いのですが、腕の無いお店です。

この二つで大きな違いですが、ボッタクリのお店は
ある程度最低限はやってあるということ。(たぶん。)
自転車の修理は命に関わりますので
下手をしたら自分に跳ね返ってきます。
なので、ボッタクリのお店は
最低限の仕事はやるはずです。(たぶん。)

腕の無いお店はたちが悪いです。
出来ていると思っているから
ミスしたことにも気づいていない事が多いのです。

典型的なのが駅前のヨーカードーの修理で
タイヤ交換をしたらブレーキが効かなくなるなど
本末転倒のお粗末な修理です。
もはや修理でもなんでもなく、破壊です。

いくら安くてもそんな恐ろしい場所では
買ったり修理はしたくありませんね。

一番最悪なのはボッタクリで腕が無いお店ですが
そういうお店は存続できないので殆ど見ませんね。笑


そんな訳で、腕の無い人がやると
恐ろしい事になるわけですから
お家で勝手にいじったりはしないことをお奨めします。
実際、家でいじったという場合
9割くらいの確立で色々おかしいです。

安く済むなんていう気持ちが一番危険です。
私が捌いたフグを食べてくれる人が居るでしょうか。


簡単に直せたら自転車屋さんは要りませんし
フグの料亭も要らなくなってしまいますからね。笑
posted by シンワ店長 at 12:19| 修理

2016年03月04日

またですよ〜

先日、点検を全然しなかった自転車で
チェーンがきしんでいるのに乗り続けた結果
悲惨な状態になったチェーンをご紹介しましたが
またまた同じ症状の方がみえました。



先日の記事の自転車は、3月購入で2月修理。
今回は去年の3月3日にご購入で丸一年ですね。
早すぎますよ。

ちなみにこの二人の間にもう一人
やっぱり4月にご購入で一度も点検をしていなかった方が
かなり似た症状で持って来られました。

チェーンの交換はしませんでしたが
空気を入れないで乗り回したために
タイヤが致命傷で、たぶん長く持たないでしょう。

そして後輪のスタンド側のネジがゆるゆるになっており
おそらく後輪のハブにダメージを受けている為
後に大きな修理が早く来てしまう可能性があります。

正直いいますと、がっかりです。

チェーン交換なんて一般車では殆どありません。
一番ありえるケースでも
チェーン調整をしないまま伸びたまま乗って
外れたりした際に(つまりこの時点で回避可能)
運悪く引っかかってねじ切ってしまって
それをそのまま捨ててしまったりした場合のみ

仕方なく交換という事はありますが
相当な条件が整わないとありえませんね。

なので、そういうわけでもなく
一年で交換なんて
本当にありえない事で残念です。


いつもここで書いていますが
安い自転車でも高い自転車でも
使い方が悪ければすぐに壊れます。


今回の3台はいずれも定価で37,000円以上の
ミドルクラスの自転車でした。

三人ともほぼ点検をせず
二人は空気もろくに入れず乗り回し
そのうち一人はタイヤ交換になっています。


自転車を壊すのはたいてい、お客さん自身です。
壊れたのではなく、壊したというケースの方が多いのです。


原因は自分にあると気づいて欲しいものです。
posted by シンワ店長 at 11:11| 修理

2016年02月20日

こりゃ大変

先日お預かりした修理です。



・・見るからに大変そうですね〜^^;



なんと36本中、13本が折れていました!

いつ折れたかは定かではありませんが
この自転車、パンクしたまま30分も乗ってしまったそうで
おそらくそれで大破したと思われます。。

スポークは1本折れてるだけでも、次々に折れていくので
早めに直しておかないとばらばらになります。
タイヤに空気が入っていない状況というのは
衝撃が全て車輪に直接伝わってしまうため
折れていなくても折れてしまったり
折れたことで更に、このようにバキバキになってしまいます。


もちろん、車輪自体も歪んでしまっています。

ちなみにこの自転車、去年の3月にご購入いただきまして
まだ一年経ってないんですよね^^;

メーカー車でもちゃんと乗らないと簡単に壊れます。
といういい例なのですが
やっぱり、パンクしたら乗らないのは鉄則なので・・
骨折した足でマラソンするようなものです。
本当に、そこはお願いしますm(_ _)m

さてこの自転車、それだけではありませんでした^^;



チェーンが死んでました。。。

解りづらいと思うのですが、普通この状態なら
まともな状態のチェーンだと下にまっすぐ
だらーんとなるはずなんです。
これは変な形に残ってしまっていますね。

これはチェーンに油を差さずに乗ってしまい、かなりきしんで
きゅるきゅると悲鳴をあげていたにも関わらず
更にそれでも力いっぱい乗ってしまったことで
もう、チェーンが引っ張られすぎて
可動域を超えてしまった感じです。

こうなると油を差しても元に戻りません。



はめるとこんな感じに、でこぼこになります。
ペダルを回すと、ごりごりごりごりごり・・
普通なら、気持ち悪くて乗れません^^;



これが普通のチェーンの状態。全然違いますね。

スポークの場合は気づけないことがあるのですが
チェーンに関しては、音という形で
サインは必ず出ているのです。
自転車の場合、大体がまず音で出ますので
放っておくほど壊れていきます。


音をほったらかす人が多すぎて
そのせいでたいてい、大きな修理になるのです。

大きな修理になるとお金がかかりますから
それが嫌でみんな、捨ててしまいます。
200円くらいで直るはずのものなのに
壊してしまい、5,000円くらいかかるからと
15,000円以上出して新車を買うのです。

安いからと言って
3年くらいで買い換えて
6年で30,000円以上払うのです。
9年で45,000円。12年で60,000円。

メーカー車をちゃんと乗れば
30,000円で買ったものが10年はもちます。

もちろん安物でもメーカー車でも
修理代は同じようにかかります。
上記に上げたのは購入金額だけの話です。

どっちが安いか、小学生でもわかりますね。

でも皆さん、解らないらしいです。

話はそれましたが、30,000円を越えるメーカーの自転車でも
メンテナンスが行き届かないまま力いっぱい乗ってしまうと
あっという間に壊れてしまいますので
距離を乗る方ほど、メンテナンスは短い周期で
定期的に行うことをお奨めします。


学生さん(男子)は特に要注意ですよ〜!
posted by シンワ店長 at 13:02| 修理

2016年01月07日

さすがのあさひ

駐輪場で激しく倒れたか何かで
車輪が曲がってしまったとのことで
車輪交換の修理をしました。

修理自体は問題なく普通の作業でしたが
車輪を換えるためにタイヤを外した所・・



リムバンドがズレていました。

こういう内部の事は外してみないと解らないので
私たちプロでも見分けることは出来ません。



まあ、サイクルベースあさひの自転車なので
今さら何の疑問も持ちませんけれどもね。
当然のごとくこういう、いい加減な仕事をしてくれます。

ちなみに前回の記事でも書きましたが
リムバンドがちゃんと巻いていないと
上の写真のようにニップルが飛び出して
直にチューブに接触するため
それだけで勝手にパンクをしたりします。


前回の記事の方がまさにそうだったわけですが
今回は何が酷いってほぼ新車のような自転車ですから
最初からこの状態で販売されていたということです。

大量生産の弊害ですかね?
いえ、私にはそもそも
元々そんな部分はどうでもいいと
考えてるようにしか思えません
けれども。

まあ一言、言うとすれば
さすがのあさひクオリティ
ということです。

もしこのタイヤにパンク修理在なんて入っていたら
自作自演にも程があるといえるでしょうね。失笑

ちなみにタイヤはコスモスです。
posted by シンワ店長 at 16:23| 修理

2016年01月05日

いろいろおかしい

パンク修理に持ってこられた自転車。
中を開けてみると、どうやらただのパンクじゃなさそう。



穴が空いていたのはご覧のとおりバルブのすぐ横。
写真だと今回は右側なのですが
明らかに一回貼った痕がある上に
反対側も貼った痕跡がありますね。

ここでポイントなのは
穴が空いている場所です。


バルブの向きに注目して欲しいのですが
タイヤの内側に穴が空いたことになります。

プロなら見た瞬間に解りますが
原因はこれです

   ↓



車輪側に問題があります。

スポークが飛び出したりしてチューブを傷つけないように
車輪の内側には普通、リムバンドか
リムテープというものが巻いてあります。

今回はそのリムバンドが切れて
穴が開いてしまったことで
ここに、膨らんだチューブが逃げ場を求めて
挟まって穴が空いたと考えられます。

なので、今回はリムバンドを巻きなおして
チューブを変えれば問題なくなるのですが

何が問題かって、最初の写真ですね。



もう一度説明します。

既に2度も、同じ理由で穴が空いていて
しかも同じ場所で2度目、
合計すると今回で3回目
ということです。


まず一番疑うのは最初に修理した人間。
1回目で交換せねばならない事くらい
プロならば判断できるはずです
ね。

そして二回目に修理した人間も、更に問題外。
既に一度やっていて隣に穴があるわけで
見た瞬間に原因は解るはずなのに
なぜまた貼ったのか


お客さんに伺った所、緊急だった為に
応急処置してもらった
・・という訳でもないそうです。

むしろお客さんの方から
「それだと応急処置みたいなものですか?」
と聞かれたほどです。

1度目の時にリムバンドさえ巻きなおしてくれたら
パンク修理1回で全て事足りたはずなのに
パンクを2回させた挙句、チューブ交換になりました。


しかも一般車の後輪などなら手間がかかるので
料金的なものもあるかもしれませんが
スポーツ車でしかも前輪です。

車輪が簡単に取り外せますから、リムバンドを巻きなおすくらい
かかっても200円くらいの追加料金で出来てしまいます。
むしろ料金を取らなくてもいいくらいです。

それをやらずに元に戻すということは
原因を正していないわけで
例えるならばタイヤにガビョウが刺さったまま
チューブを元に戻してお返ししたのと同じです。


こういう仕事の出来ないお店があると
お客さんはお金ばかりかかってしまいますね。


しかも

聞くところによるとこの自転車、
2度目に修理してもらったお店にて
後輪の変速ワイヤーが絡まってしまった時に
ワイヤーを外してもらったそうなのですが

「修理するなら買った方が安い」

などと言われたそうです。

後輪の外装変速ワイヤー交換なんて
たったの2,500円なんですけどね。
どれだけ安い自転車を販売していたのでしょう。
是非そのお店に行ってみたいものです。

基本的に修理した方が自転車は安いものですから
相当眠っていたものや
激しくクラッシュしたものでなければ
サイクルショップシンワでは
「買った方が安い」などとは絶対言いません。


というか私は思うに、今までの経験上
安易に「買った方が安い」などと言うお店は
ろくなお店ではないと思います。


腕が無いか、騙して儲けたいか。

どちらかでしょう。
いずれにせよそのお店には行かない方がいいですね。

そして最後に最も恐ろしい事は
買い換えた方がいいというその言葉を信じたお客さんが
自転車を買い換えてしまい(他のお店だそうですが。笑)
その自転車が来るまでの間のつなぎ(今日)だからと
他にもブレーキなどがおかしい状態なのに
普通に乗ってしまっていた事です。


ブレーキがおかしい自転車というのは
完全に整備不良で、罰金の対象にもなります。
ちょっとだけでも違反は違反です。

撮ったものは見ないから盗撮をしてもいいだろう?
みたいな無茶苦茶な話です。


ダメなものはダメなのです。

自分勝手なことをする人は自転車に乗らないでください。
あなたが良くても周りは非常に迷惑です。


ユーザーの方の意識を高めなければ
今後自転車というものを手軽に乗れない
世の中になってしまうかもしれません。


何も難しいことではありません、
小学生でもわかることです。
一人一人の意識を少しだけ高めて頂ければと思います。
posted by シンワ店長 at 17:30| 修理

2015年12月21日

ギギギーーッ!

・・・と

まるで黒板を爪で引っかいたかというような
嫌な音を耳にする機会が増えました。

最近の自転車の多くは、安い自転車でも
後輪にはローラーブレーキを使っていますが
このローラーブレーキは、いわゆる”キーキー音”
が出ないという大きなメリットがあるのですが
代わりに定期的な注油が必要
(※専用のものですので自分でやらないでください)
となっていることを知らない方が多いようです。

とはいえ、実際私たちも販売時に説明をしません。
なぜならば、それほど異常な音が出るため
普通の感覚ならば気づいてお店に来るだろう
と思っているからです。



ローラーブレーキはその名のとおり
内部で金属のローラーが回転して
その摩擦によって止まる仕組みです。
内部のグリスが切れると金属同士がこすれて
ものすごい異音を発します。
それと共に、凄い勢いでローラーが削れて
最終的には破損・交換となります。


ローラーブレーキを壊すということは
それ以外にほぼ考えられないのですが
残念ながらここ2年くらいの間に
ローラーブレーキを壊す人が増えています。


ローラーグリスは基本的には
何年かに一度の注油でいいものですが
湿度が下がる関係か、主に冬場になると音が鳴り出します。

ひとつ面白い話を書きましょう。

ローラーグリスは1本で何台か分が使えるのですが
例えばサイクルショップシンワでは
4月から10月の間ではこれを1本消耗することはほぼありません。
しかし2月の一ヶ月だけでも4-5本使うことがあります。


つまり、これからの時期が、このブレーキの
グリス注油のメインシーズンとなるのです。


上記のように、内部のローラーグリスは専用のものですが
お店に行けば5分とかからずすぐに直りますし
1000円もかからない手軽なものです。
それを放置して壊すと
4000円くらいかかってしまいます。


自転車から大きな音がしているということは
かなり危険なサインだと思ってください。

・・と、私は常々書いておりますが
何も考えずに乗り回している人ほど
お金がかかってしまっていることに気づけないと
一生お金を払い続けるハメになるのです。
posted by シンワ店長 at 12:26| 修理

2015年12月06日

遊びでやるなら辞めてほしい

ここ最近、府中の方で修理をしたというお客さんから
直っていない為に修理の持込が増えています。

正直どこお店かははっきりわかりませんが
府中の方のお店ということは間違いないようです。

タイヤを換えたのに、パーツがめちゃくちゃについていたり
ブレーキパーツがいい加減に取り付けてあって
走行中に外れる
など、ありえないものを多く見ています。

別の事例ですが、小金井市内でも
個人店で、メーカー車を購入したところ
ブレーキ取り付け位置がいい加減で
前輪をブレーキゴムが削ってしまい
2年くらいしか乗っていないのに
タイヤ交換になった
ケースが、本日ありました。

私が凄腕だ、などとは一切思いませんが
腕のないお店ほど恐ろしいものはないと痛感します。

量販店や、ホームセンターなどは勿論
あさひ・サイクルスポット・ダイシャリンなどの
大型チェーン店などの店員は
いい加減な気持ちで仕事をしている人が大半です。


どうしてそんな事が言えるかって?

みなさんはアルバイトをしたことがあるでしょうか?
私はアルバイトをしていた時はお金が欲しいだけでしたから
それなりに時間内で仕事はこなしますが
時間が来たらあまり仕事の事は考えませんでしたし
「そろそろバイト終わる時間だな」とか
「今月給料どのくらいはいるかな」とか

そういうことが大半だと思います。

勿論世の中の全てがそうだとは思いませんが
大半はそうだと思います。
残念ながら社員ですらそういう人がいるわけですから。

そういう人に自分の自転車を
修理してもらいたいと思いますか?


また、チェーン店や大型店になればなるほど
毎月の売り上げ目標ばかりを気にして
仕事の内容が疎かになっているように思えます。

自転車の修理は人の命を預かるものです。
新車販売だって、同じことが言えます。
いい加減に組み立てた自転車が事故にあったり
いい加減に修理した自転車で事故にあったり
誰かの命を奪うことだって大いにありえるのです。


だから私はインターネットなんかで買うのは
ある意味自殺行為だ
と常々書いているのです。

私はこの業界の中では比較的若い方だと思いますが
地元で古くからやっている個人店でも
そういう事が出来ないお店があるのかと思うと
非常にがっかりします。

大切なのは金額ではなくて、仕事の内容です。
posted by シンワ店長 at 15:15| 修理

2015年11月12日

どうしろと・・



先日、酷い状態のタイヤ↑があったので
空気を入れないと壊れますよ!
・・という記事にしようかと思っていたところ
更に凄いタイヤ↓がやってきて呆れてしまいました。



うーむ。

以前見ましたねーこういうの。
その時のチューブは、あまりに酷かったので
今もお店に置いてあります。
お客さんにたまに見せているのですが
今でも多いんです実はこういう乗り方。

タイヤの中に入ってる削れカスが見えますね。
それが更にすり潰されてチューブと一体化しています。

空気を入れないで乗り回すと、こういう事になります。
パンクするのは安いからじゃなく
パンクするのは中国産だからじゃなく
パンクするのは空気を入れないからです。


パナソニック ビビDXは
定価10万円を超える国産車です。



外観が全然問題なくとも



中はボロボロの末期状態です。

というかタイヤは外側を見たらほぼ新品状態ですよ。
「パンクです」と持って来られても、中を見たら
一体どうしろと言うのか、というほど酷い状態。
チューブおろか、こんな状態では一発タイヤ交換です。

車体の状態から見ても
1年ちょっとしか乗ってないと思われますが
これではお金がいくらあっても足りませんね。

電動自転車は特に、電動を使っていますから
重くなっても走れてしまいます。
しかしその代償がこのタイヤであり
更に、おそらく普通の人の2倍くらい
電池消耗が激しいはずですので、いずれ
バッテリー代3万円という代償が乗っかってきます。


空気を入れないということは
自転車を壊すということです。
自転車が壊れるということは
お金がかかるということです。


子供でもわかることです。
posted by シンワ店長 at 12:04| 修理

2015年10月18日

乗れればいいの?

ハンドルが曲がったままだったり
変な角度で乗っている方がたまに居ます。

人間という生き物はいい加減なもので
曲がっていてもしばらくするとそれに慣れてしまい
なんとも思わなくなってしまいます。
適応力があるといえばそれまでなんですが・・

なかでも一番恐ろしいのは
ハンドルが緩い状態で乗り続けている人です。

ハンドル自体が左右に動く
ハンドルバーが上下に動き角度がおかしくなる。

どちらも危険性はかなり高いです。

よく考えてくもらいたいのですが
というか、普通に考えたらわかるのですが
ハンドルが緩いということは
操作不能の自転車ということです。


左右に動く方は、曲がろうとしても
タイヤが曲がらず突っ込みます。
バーの部分が上下に動く人は
ハンドルの角度がいきなり変わるので
ブレーキが握れなくなる可能性が高いですね。

私としては、そもそも
ハンドルが動くのに乗ってしまう神経を疑います
何とも思わず乗っている人は本当に迷惑でしかありません。

乗れればいいみたいな考えの人は
柵の中だけで乗っててください。


道路は公共の場であって不特定多数の人が使うものです。
最低限の安全管理も出来ない人は
自転車に乗らないでいただきたいです。

そういう人のせいで事故に巻き込まれたり
そういう人のせいで世の中のルールが厳しくなって
今の自転車が虐げられる状態になっている
ことを
皆さん一人一人が自覚して欲しいです。

人が死ぬ前に。

ちなみに本日、お客さんのお話ですが
今年、坂で自転車で単独事故にあって
亡くなった方がいるそうです。

これは、日常的に起きていることです。

ブレーキが切れていたり
ハンドルが動く自転車に乗って
坂で操作不能になって
壁に激突して死んだ

なんていう話を聞いたら
「そりゃ危ないにきまってる」とか
「何考えてたんだろうね、その人は」
と思うかもしれません。

しかしそれがもし、自分に向かってきて
自分が大怪我をしたり、自分の大切な家族が
巻き込まれて亡くなってしまったりしたら
そんな他人事の感情で済みますか?


そして、自分が加害者になったらどうですか?

行き過ぎた例えでもなんでもなく
これは、十分起こりうることです。
いい加減な気持ちで乗るのは
それほどのリスクを負うということです。

「乗れればいい」

そう思っている方は、乗らないで欲しいです。

自転車に乗るための資格は要りませんが
もしあるとしたら、そういう心構えだと私は思います。
そういうものがない人は、歩いた方が身のためです
というか、世の中のためです。
posted by シンワ店長 at 13:40| 修理

2015年10月13日

事故車3連発

なぜだか解りませんが
フロントフォーク交換が立て続けに来ました。



一人は出会いがしら
一人は随分前にぶつかってた”らしい”けれど
そのまま乗っていた(完全に違反行為ですよー)
もう一人も、別の方が持ってきた他の部分の修理から
ぶつかっている疑惑が発覚し、交換になりました。



真ん中のように、目で見て解りやすい曲がりではなくとも
左右のバランスが悪くなって
片方にハンドルが引っ張られたりして
まっすぐ走れる状態ではなくなっていることが多いです。

実際、週に2-3人はこういう自転車を見ます。
このように他の修理で来店した自転車で
「曲がってるな」と思うものは結構あります。
一応説明はするのですが

残念ながら殆どの方が
そのまま乗ります。


恐ろしいです。

まっすぐ走れない自転車がどれ程危険か
考えられな人は自転車に乗らないでください。

それはただの、無差別殺傷自転車です。


ちなみに今日はもう一人、ぶつけたという方が来ましたが
あまりに大破していたため廃車を奨めました。

正直、一日に4件もフォークの修理は異常です。
近所の事情だけでも、お店に来るだけでも
こんなに沢山事故が起きているということです。

いまや、日常茶飯事と言ってもいいと思います。

どこから飛び出してくるか解ったものではありません。
いつ跳ねられてもおかしくありません。



皆さん

自転車だと思って気を抜きすぎですよ

怪我人が一人も居ないことが幸いですが
一歩間違えれば大惨事です。

なぜルールが厳しくなるのか
今一度、自分の胸に問いただしてください。
ご家族でよく話をしてください。

お願いします。
posted by シンワ店長 at 18:04| 修理

2015年09月29日

もったいない

前回の記事で、新しいタイヤを
潰して壊してしまった事例を載せましたが
同じような修理がまたありました。



見た目はそんなに悪くないのですが・・



中がガサガサになってしまっていますね。
このように、タイヤの内側のサイド側に
2本の線(オレンジ色になっている部分)が見えるのは
空気を入れてない自転車の特徴です。


なぜ2本の線が入るかというと
リム(車輪)が地面に接してしまい
タイヤの内側から傷を入れているからです。
その間に挟まるチューブがすり潰され穴があきます。



前回記事の傷とはまた違ったパターンになります。
ここまで剥離してしまうのは相当です。

本来はタイヤを形成する際の布の部分が
本来ゴムのコーティングで覆われていますが
まったく別のものになっていますね。
これがチューブに常時当たっているわけですから
穴が開かない方がおかしいですね。



勿論外側からも傷が入っていきます。

こうなるともう、タイヤの寿命は短いです。
もったいないです。


空気を入れるだけでこのような事態にはなりません。

空気を入れる人と入れない人の差が
どのくらい出るかは想像できますね。
posted by シンワ店長 at 18:29| 修理

2015年09月21日

典型的

パンク修理です。



まだまだ新しいタイヤですね。
換えて半年くらいでしょうか。



既に一度パンクをしています・・

今回貼ったのがこちら↓


原因はこれ↓


空気を全然入れないんでしょうね。
タイヤの横にヒビが入るのは
空気を入れない人の典型的なしるしです。




せっかく新しいタイヤなのに
内部的に、もう致命傷を負っています。
ここまで来ると時間の問題です。
次のパンクの時にはタイヤ交換になるでしょう。

しかも既に傷の入ったタイヤの中に
傷で磨り減ったチューブが入っていますから
次回のパンクは今回より早く来るでしょう。


このように、一年ほどで2〜3回パンクする方は
100%空気を入れないのが原因です。
それは、高い自転車であろうと安い自転車であろうと
全く関係なく、使用者の扱い方が全てです。
特に「安いから壊れるんだ」と思っている方は
自らの行為を見直した方がいいと思います。


考えてもみてください。

1年で2回もパンクしていたら
10年で20回もパンクするわけです。


異常ですよね?

私は一生かかっても20回もパンクする自信がありません。

このような扱い方をしてしまうと
タイヤを自ら傷つけて、穴を開けた挙句
タイヤ自体も壊してしまい、修理代がかさみます。

そうならないためにも
空気は毎月一回、こまめに入れましょう。
posted by シンワ店長 at 13:21| 修理