ブリヂストン製品のリコールのご案内詳細

2021年01月22日

何が違うのかA

昨今では個人の専門店で自転車を購入するより
量販店で購入する方に加え
ネットで購入する方も圧倒的に増えており
ユーザーとしての選択の自由が広がる一方で
それに伴う不具合やトラブルも急増しております。

同じ自転車でも、買うお店によって
全く違うものになってしまう
という事実を
ご理解頂いていないユーザーは
結構多いのではないかと思います


さて、突然シリーズ化しました「何が違うのか」シリーズ。
今回も組み立てチェックのお話です。

まず、あまり知られていない事ですが
自転車が店頭に入荷した際の状態として
完組みと呼ばれる、完成した状態で届く場合と
7分組みと呼ばれる、一部ばらされて箱に入った状態
完全にバラバラになった状態があります。

たまにお客さんから「え!これ組み立ててるんですか?」
と驚かれることがありますが
普通の自転車店であれば基本的には
箱で届いたものを組み立てています。

ただ昨今ではメーカーの方で完組しかないものも多く
例えばパナソニックの電動アシスト自転車は完組で届きます。

ちなみに量販店のほとんどは完組の自転車で
その理由は当然ながら組み立てられないから
です。

さて、当店でも完組の自転車は届きます。
完組の場合は外装の緩衝材をはがしてハンドルを戻したら完成!
みたいな本当に簡単な作業になりますが
それで店頭に並べるのは素人です。

前回ご紹介したように、ポストへのグリスアップや
増し締め点検などは当然行わなければなりません。

行わなければなりません、というより
自分の目で確認したものじゃないと怖くて売れません。
メーカーを信用していないわけではありませんが
完組の状態の自転車を信用していたら
整備士として恥をかく
事になります。





このように、ブレーキが片効きしているなんて日常茶飯事
ピカピカの自転車を持ってきて
「なんか前の方から音がするんです」とか
「買ったばかりなのに重いんです」
なんていうご相談も日常茶飯事

どれだけずさんなチェックで
お客さんに渡しているか
という事です。

そしてもう一つ。

これは恐らくほとんど全ての量販店やネット購入で
こうなってると言ってもいい事例
です。



ブレーキレバー



握りがめちゃくちゃ固い!!
遊びがほぼなし!

↓↓こちらが修正後の握り幅です↓↓


ブレーキを握るのは当然人の手ですが
握力測定を思い出してください。
ある程度まで握り込まないと100%の力を発揮できませんね。
指先だけで数ミリ動く程度の固さで
お客さんが安全に乗れると思っていたら整備士失格
です。

まあそもそも、こういうことをするお店は
ほとんどアルバイトなので整備士ですらないんですけどね…。

実はブレーキが固い事を理解した上で乗っている方は沢山いて
「固くないですか?」と聞くと殆ど全ての方が
「固いけどこういうものだと思ってました」と答えます。

恐ろしいですね。

安くても一万円は払っているものに対して
異常だと解っているのにそのまま放置できるのは
完全に踊らされていると言ってもいいでしょう。

買った権利はユーザーにあるのです。
お金を払っているのですから
おかしかったらおかしいとハッキリ言えばいいのです。
それに対応してくれないお店は、クソです。

そもそもこのような状態で納車すること自体が最低ですから。

さて今回も当たり前にできていないといけない事
をご紹介したわけですが、このように
同じ自転車だとしても買うお店で全く違うものになる
という事実を少しでもご理解いただければ幸いです。
posted by シンワ店長 at 11:31| ココが違う

2021年01月18日

何が違うのか@

昨今では個人の専門店で自転車を購入するより
量販店で購入する方に加え
ネットで購入する方も圧倒的に増えており
ユーザーとしての選択の自由が広がる一方で
それに伴う不具合やトラブルも急増しております。

同じ自転車でも、買うお店によって
全く違うものになってしまう
という事実を
ご理解頂いていないユーザーは
結構多いのではないかと思います


当店でもよくある例としては
駅前のヨーカドーで購入した自転車が
乗って帰ってくる間にハンドルだけ曲がってしまう
等です。

これは、組み立て作業を素人同然の従業員が行っている為で
ネジの締め付け強度を理解していないことが根底にあります。
要するにこれは、ハンドルだけに限った話ではないのです。
当然ですが、販売店員もそのこと自体を理解していないので
出来ているつもりとして認識している
ことが最大の問題点です。

恐ろしいですね。

ハンドルやサドルのポスト(本体に差し込むパイプ部分)も
量販店での購入ですと重要なポイントが抜けていることが多く
これにより、サドルやハンドルの高さ調整をしたい時に
動かせなくなるという問題
が発生します。



こちらが、お店に届いた状態の
サドルポストの差込口の内部です。

油が全くついていませんので
このまま使おうとすると確実に錆びて固まります



このように、サドルポスト自体にもグリスを直接塗り



内部にもしっかりと塗ることで、防水効果も生まれ
錆びる可能性を大幅に減らしてくれます。
(※全く錆びないわけではありません)

実はこの作業、結構面倒くさいんです。
何が面倒なのかというと、指で塗らなくてはいけないので
確実に手が汚れてしまうから

スプレー油なんかでもいいんじゃないか?
と思った方はいると思いますが
ダメなんです。
スプレー油の特性、グリスの特性。
これを理解していなければわからない事だと思いますが
基本的に、ここはグリスを指で塗る必要があるんです。

で、この手の汚れ作業に関しては
量販店では徹底的に嫌がられますの

殆どのケースでこの作業をやっていないのです。

そもそも組み立てすらやっていないお店が殆どですから
このような事があるという認識すらないでしょうが。

私たちの仕事は、汚れてナンボですから
このような基本作業は当たり前の事としています。
これをやらない=仕事を手抜きをしたという事になりますし
結果、数年先に苦情に繋がるわけです。

子供車を購入して数年後
下の子に渡そうと思った時に
ハンドルやサドルが固着して動かない。


トイザらスで購入した自転車によくあるケースですね。
身に覚えがある方もいるかもしれません。
その理由が、上記のような手抜きなのです。

当たり前にやっている事をやらない。
これが量販店やネット購入の落とし穴です。


新車ですから、見た目はどの自転車も新しいです。
表に見えるところは大体綺麗です。
しかし、中身はどうなっているかわかりますか?

一番重要なのは、誰が組み立てたかです。
posted by シンワ店長 at 14:49| ココが違う