2015年02月06日

BS製品のスマートコントロールブレーキについて

先日の発表会の際に見てきたアルベルトeなども含め
ブリヂストンが推し進める前輪ブレーキ
スマートコントロールブレーキを採用した自転車が
徐々に増えてきております。



主に子供乗せ自転車などにいち早く採用されたこのブレーキですが
非常に不具合の多いパーツとして頭が痛いものとなっております。

発表会の際にはメーカーの方へ色々質問を投げかけたのですが
返ってきた答えをまとめるとこうです。

BAA基準に合わせて制動距離を保とうとすると
特に子乗せ等の重量がある車体において
一般的なピボット式キャリパーブレーキでは力が足りなくなる。


なるほど。

しかしパナソニックのギュットシリーズなどでは
そのピボット式キャリパーブレーキが採用されているんですが??

というと

メーカーによって車体の作り方が違うので
その辺りは何ともいえません。


だそうです。

・・つまり、パナソニックは普通のブレーキでも
十分止まれるような車体設計をしていて
ブリヂストンはそうではないから
新しくブレーキを作ってみたものの
不具合が多くなってしまっている。

ということで良いんでしょうか。
実際、メーカーの方も

「苦情は多く受けています」

と言っていました。

いやーしかし、ネットの情報って怖いですね。
いまちょっと調べてみたんです。
スマートコントロールブレーキでGoogle検索。

  :
  :

いい話しか出てこない!笑


サイクルショップシンワでは真実を書きます。
良いものは良い、悪いものは悪いと書きます。


それはお客様に満足していただきたいからです。
当店の、というか私のポリシーは嘘をつかないことです。

メリットだけではなく、デメリットを伝えることで
よりお客様の選択肢を確実なものにできますし
だからこそ満足度も上がるのです。

パナソニックのBAAに対する制動距離が
ブリヂストンに比べてどうなのかは知りませんが
スマートコントロールブレーキに不具合が多く
壊れやすいのはゆるぎない事実です!!


どのくらい多いかというと
実際スマートコントロールブレーキが嫌で
私自身、あまりブリヂストン製品を奨めておらず
チャイルドシートの秀逸さや国産というメリットも含めて
パナソニックのギュットを販売する方が圧倒的に多いのですが
販売していないにも関わらず
スマートコントロールブレーキの修理が沢山来ます!笑


もう、ちょっと異常なんじゃないかって言うくらい。
買って3ヶ月くらいでおかしくなるものを多く見ています。
それらの事があって、私は余計に売りたくなくなります。


では、なぜ壊れるのか。
あくまで私見ですので、誤認があるかもしれません
修理した経験などから考えられる
私なりの見解をここに記しておきます。

実は初めてこのブレーキが採用された自転車を
組み立てた時にすぐに気づいたことなのですが
とにかくまず、可動部が多すぎます。

センタープルブレーキと比較されることが多いようですが
センタープルブレーキよりメカニカルにしたことで
可動部が増えてしまっていることが最大の問題点だと私は思います。

可動部が多いということは、その数だけ不具合が多くなるわけで
スマートコントロールブレーキは
ピボット式キャリパーブレーキに比べると、片側3箇所、
つまり合計6箇所も可動部が追加されており
単純に言えば6倍壊れやすいわけです。

メーカーからのメンテナンスアナウンスが来るほど
調整が難しかったり(面倒だったり?)
壊れやすいということは把握していましたが
そのアナウンスの内容には
「定期的に注油を行ってください」とあります。

油をさすということは、それだけホコリを巻き込みます。
台所の換気扇が黒くモコモコに汚れるのは油が付着するからです。
チェーンやスタンドの動きが鈍くなる原因の一つも同じ理由で
油は動きが悪くなる原因の一つにもなるのです。

加えて、センターで支えている部分(何というパーツか知りませんが)
ここのスライドパーツとのかみ合わせがアバウトすぎ
変な位置にハマってしまうことも多く見ています。

左右対称で、3箇所ずつが同じ動きをしないと
まともに機能しない本体にも関わらず
その中心で支えている部分の精度が高くないため
左右の動きを阻害することも多く見ています。


片利きしにくいといううたい文句にも関わらず
これによって左右非対称の動きになり
片利きどころか利きっ放しで動かなくなるケースもあります。


お客様は本当におかしくなってからしか来店されない為
持って来られた時には、ナイロンパーツが歪んでいることも多いです。

更に、このスマートコントロールブレーキには
何故か専用のカバーがついているのですが
そのカバーがブレーキの可動領域に干渉してしまうことがあり
全く利かなくなるというケースも多々見ております。


残念ながら、これだけの不具合の可能性が山盛りのパーツを
私は奨めることが出来ません。
車体を作り直せとは言いませんが
せめて壊れないブレーキを早く作って欲しいですね。

このブレーキの印象としては
難しく考えすぎて複雑にすることで機能を阻害したり
強度が落ちたり、無駄に高いパーツが出来上がる

という、私の中では「ブリヂストンあるある」の一つです。
似たような例としては、アンジェリーノの
チャイルドシートやルラビーなどの組み立てです。

最近つくづく思うのは、ブリヂストンの開発者は
自転車のことを本当に理解しているのかという疑問
です。


ブレーキは一番大事な部分です。

そのブレーキに不具合が多いというのは致命的です。
まして子供乗せの自転車です。
私はあまりお奨めしていませんが
これだったらHYDEEのVブレーキの方が安心です。

スマートコントロールブレーキを搭載した
自転車にお乗りの方は、よりこまめな点検をお奨めします。
posted by シンワ店長 at 13:47| 日記

2014年10月26日

悪徳リサイクルセンター

今日はハッキリと物申します。
やり玉は市営のリサイクルセンターです。

名前なんて伏せませんよ。

ここ数年、リサイクルセンターの品質の悪さには
ほとほと呆れています。

基本的に素人みたいな人間が
勝手に自転車をいじくって
安全性が保てると思っているんでしょうか。


本日来られたお客様は、一週間前に
8000円も出して買った自転車が
(※おそらく新車でも12000円の西友の自転車)
スタンドが折れて持って来ました。

一本足スタンドは1600円で交換できますが
修理が終わった時にブレーキの異変に気づきました。
チェーンにスプレー油を拭いた痕跡(匂い)があり
多分、リサイクルセンターの人間が
素人考えでぶっかけたのでしょう。
ブレーキに油が入って一発死亡になっていました。


ブレーキ交換は4500円かかります。
スタンドで1600円かかります。


あまりに理不尽なので、お客さんに
もうこの自転車は、やめた方がいいと伝えました。
そしてリサイクルセンターで返品してもらう方がいいと。
クレームを入れた方がいいと伝えました。

市営だからといって信じている方も多いですが
リサイクルセンターの
自転車は本当に酷いです!

品質は劣悪で異常に高い。

誰かがリサーチしているのでしょうが
自転車店で売られる中古車と
同じレベルで金額設定するなど
ボッタクリの域を超えています!!


いいですか?

市営ですよ。

これは問題じゃないんですかね?

リサイクルセンターに自転車技士の
有資格者はいるんでしょうか?


もしいないのだとしたら
即刻辞めるべきです。

もしいるのだとしたら
相当腕の無い、最低の技士です。

人が死んでからでは遅いんです。


あんなところで自転車を買うならば
ホームセンターで8000円出した方が
10000倍安全と、私は断言します!!
posted by シンワ店長 at 15:45| 日記

2014年09月25日

交通安全週間の謎

毎年春と秋には、交通安全週間があり
交差点などでは警察が立ったりと
全国で安全運転よ呼びかけています。

しかし実は私はこの交通安全週間が嫌いです。

理由は、自転車の危険運転を
まるっきり警察が軽視しているからです。


全国で100%そうだ、とはいいませんが、少なくとも
私はいつもほぼ確実に目の当たりにしています。

具体的にどういう事かといいますと
大体この時期はいつも雨が降ります。
現に今日も雨が降っていますが
傘をさして運転している人がやたらと多いのにもかかわらず
交差点に立った警官は誰にも注意をしないのです!!


なんて無意味な交通安全週間でしょう!

きっと立派な警察官の皆様も
交通安全週間だから仕方なく
交差点に立っているのでしょうね。
面倒なんでしょうね。
気持ちは解りますけどね。

本運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、
交通ルールの遵守と正しい交通マナーの
実践を習慣付けるとともに、国民自身による
道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、
交通事故防止の徹底を図ることを目的として、
毎年、春と秋の2回実施されています。

<警視庁HP【交通安全運動の推進】より >

警視庁のサイトを見る限りでは
自転車のことは書かれていませんが
上記に転載した内容が自転車に当てはまらない事はないはずです。

少なくとも私たちの税金からお給料をもらっていて
交通安全週間というものをお金をかけてやっていて
傘さし運転という危険行為をスルーして

「全国秋の交通安全運動」

だというのであれば
これは何の意味もないものだと私は思います。

せっかくやるのであれば、交通安全週間を上手に利用して
自転車でも罰金を取られるんだ
と全国民に思わせるくらい、厳しくしていただきたいものです。
posted by シンワ店長 at 11:36| 日記

2014年09月22日

最近気になること

偶然かもしれませんが最近、立て続けに
修理の修理を行う機会がありました。

修理の修理とはなんだろうと思われますよね。
要するに、他のお店でやった修理がちゃんと出来てなくて
おかしいと思われたお客さんが当店で直していかれる
ことです。

・・ただ、先に書いておきますが
実際こういうケースで言えば
信用できなくて別のお店にという状況なので
100%私自身もされている可能性がないとは言えませんが。
(※当店で不具合があった場合、どんどんお申し付けください。
 メーカーやパーツ不具合というケースも当然ありますし
 私自身のミスであれば、場合によっては返金も致します。)


さて、なぜ最近気になるかというと
そういうケースは大体、ある特定のお店ばかりだからです。

以前より何度も記事に書いているような
大型量販店は言わずもがななのですが
(特にあさひのパンク修理剤は極悪非道!!
最近増えているのは某ヨーカド一(笑)です。

「タイヤを換えてもらったら他がおかしくなった」とか
「買ってからずっと調子が悪い」とか

昨年あたり、自転車販売コーナーが常設になって以来
そういう方が沢山来られます。

実際、多くの方が大型量販店や自転車専門大型チェーン店
そしてヨーカド一等の大規模店舗の
自転車販売を「自転車屋さん」だと勘違いしております

それらは私から言わせたら、ほとんど素人です。
でなければ、こんな2度修理などということが
頻繁に起こるなんて事はありえません。


よく【資格保有のスタッフがいます】みたいな事を
お店にこれ見よがしに書いてあるケースが多いですが
わざわざそんなもの見せていること自体
自信がないことの裏づけじゃないかと思います。


資格を持っていて欲しいのは当然なのですが
そもそも資格を持っていようがいなかろうが
実際に修理がまともに出来ないようでは論外です。

頻繁に食中毒を起こすようなお店に、食べに行きたいかという話です。

そして一番知っていて欲しいことは、調理師等と同様で
一人持っていればあとは誰でも出来てしまうということ。

上記のようなお客さんの話を聞いていると
「お店の人が今直せないから預かるといわれた」
という話をよく聞きます。

つまり、そういうことなんですね。

私はよく、修理に持ってきたお客さんに
「どういう状況で、どうおかしくなったか」と問いかけます。
他の人が乗っている自転車を持ってこられる場合
結構修理に無駄に時間がかかったり
原因の特定が出来なかったり、場合によっては
ご要望通り直すことが困難になることもあります。

当然の事ですが、当事者がいなければ
話がスムーズに進まないわけです。

ですから、預かった人と、直す人が違うとなれば
まして、預かった人が素人だとしたら
何がどうで預かったのかという話を
きちんと伝えられているはずもなく・・。

ですから、直っていない、とか、他が悪くなるなど
本来ありえないことが起こるわけです。

まぁそれ以前に、直したら他が悪くなるなんて
ハッキリいってもう辞めてくれというレベルです。失笑
技術料という高いお金を払っているのに
無茶苦茶にされて他が壊れるなんて
迷惑極まりない
ですね。

タイヤを交換したらブレーキがかかりっぱなしになって
一週間重くておかしいなと思って当店にご来店された方は
単純に、ブレーキワイヤーを張りすぎていたことと
ブレーキワイヤー自体が劣化していたことでしたが、
これはタイヤを戻す際にブレーキの確認で
たった一度、レバーを握ればわかることです。
そしてそれは必ず行う作業です。

ブレーキの効きを確認しないでお渡しするなど
恐ろしくて普通は出来ないはずです。


レバーが硬すぎたり、タイヤがまともに回らず止まっていたら
その状態でお客さんに返すなど到底考えられません。
来た時より悪くなるなんて修理ではなく破壊です。

そういった確認すらせずに
タイヤを換えました。はい、終わり。
とでも思っているのでしょう。

資格を持っていますと表示していながら
修理すらまともに出来ない。
では、そんなお店で売っている自転車は
いったい誰が整備しているんでしょうか?

安心して乗ることが出来るのでしょうか?

新車の状態で、整備不良でメンテナンス。
そういう方も決して少なくはありません。


そしてもう一つ。

これもお客さんはほとんど知らないレベルの話ですが
量販店や大型店で使っているパーツと
私たち個人のお店が使っているパーツには
品質に結構差があります。


例えば同じ4000円でタイヤを換えたとしても
某あさひで交換したタイヤは
ふにゃふにゃで劣化が早く
1年で破裂したものも過去に見ました。


先日、ヨーカド一で換えたというタイヤを見たら
どこのメーカーだかわからないような
見たこともない中国産のタイヤが入っていて
お客さんは5000円払ったそうです。
※念のため書きますがブリヂストン等の
メーカーでも昨今は中国産タイヤがほとんどです


おそらく大型店などは、既存の個人店の価格帯に習って
価格設定をしていると思われますが
やっていることが同じだとしても
使っている素材が違えば最終的に損をするのはお客さんです。

・・いや、やっている事自体が既に全く違いますね。

解りやすくいえば、タイヤ交換という修理で
タイヤを換えておしまい、というのが量販&大型チェーン店
タイヤを外したついでに他の部分も細かく見るのが個人店

だと私は思っています。

少なくともサイクルショップシンワではそうしています。

タイヤを前後換えてもらったのに
ベアリングが痛んでいて、2〜3ヶ月後にまた
車輪を外してオーバーホールで3000円。

なんてことは考えられません。
(が、実際に先日ありました。)

なぜタイヤを外した時に直さないのか。
なぜタイヤを外した時に気づけないのか。

意識の問題だと、私は思います。

プロとしての意識を持って仕事をしているのか。
時間が来たら帰れることを考えて仕事をしているのか。

同じ金額を払うなら、どちらがいいのか。

選ぶのはお客さん自身です。
posted by シンワ店長 at 17:42| 日記

2014年08月30日

憤り

インターネットで購入したという自転車を
点検して欲しい
というお客さんが来ました。

一見普通に思えるこの行為、
あなたはどう思われますか。

最近はこういった非常識な方が増えています。
自分で安く買えると思って買ったものが
組み立ても終わらない状態で、店側から押し付けられて
あとは自分で締めて下さいと丸投げされて
まともな工具もなく、締め付け強度もわからない素人が
組み立てて走っている自転車を、あなたはどう思いますか。

もしまともに整備士が組み立ててない自転車で
ユーザーが自分でいじって締めたというパーツが曲がって
自分に突っ込んできた時に、どう思いますか。

私たちは自転車屋で、自転車を売る事が
仕事だと思われることが多いですが
一年のうち殆どは修理や組み立てをしている
自転車整備士です。

私たちが組み立てた自転車だから
安心して乗ってもらえると思って
誇りと責任を持って組み立てや修理を行います。

サイクルショップシンワがネット販売をしない理由は
既に何度も書いていますし、HPにも載せていますので
今更改めて熱弁するつもりはありませんが
どこの馬の骨わからない人間が組み立てて
最後よろしく♪って丸投げされたもので
よく道路を平気な顔で走れるなと私は常々思います。


そしてそれを、お店に持ってくるという
赤っ恥のような非常識な行為を見るたびに
とてもがっかりさせられます。

いい大人が何してるんだよ

って思います。

うちの畑で取れたトマトが美味しいから
行った事のないイタリアンレストランに持っていって
「これで安くソース作ってくれ」って言えますか?

そんな話をお客さんに問いかけなくてはいけないこと自体
世の中おかしくなっているとしか思えません。


話をして解る人はまだいいです。

そういうものに乗ること自体、危険であり
それを選んだのは自分の責任で
その代償は大きいということを気づかない人は
もはや自転車に乗って欲しくないとまで思います。

多くの人に迷惑をかけていることに気づいてないからです。

ちょっと使うだけだから
スピード出さないから

大体そんな意味不明な自己弁護をされますが

だから人にぶつかって大怪我させても
許されるとでも思ってるのでしょうか?



私が声を大にして言いたいのは
そういうユーザーがいる事ではなく
それを作り出すインターネット販売という
いい加減な販売形態がまかり通っているということです。


自分が作った自転車を、どこの誰だかわからない
関係ない業種の運送屋に運ばせて
どういう状態でお客さんのもとに届くのかすら知らず
「安全です」などと、一体どの口が言えるんだろうか!


勿論、それを選ぶユーザーにも責任があります。
クリックした瞬間にそういう全ての責任が
自分に乗っかってくるということを
決して忘れないでほしいです。
posted by シンワ店長 at 16:45| 日記

2014年08月23日

相変わらず・・

週末になると必ずといっていいほど来られる方がいます。

買ってきたカゴを「取り付けてください」
という人です。

以前にも書きましたが、基本的に
当店では持ち込みはやっておりません。
なぜなら、大変失礼な事だからです。

例えば激安のトマトが売っていたとして
それを持ってイタリアンのお店に行って
これでソース作ってくれというようなものです。

どのくらい恥をかくか、想像できますでしょうか。

ホームセンターでこのようなものを買ってくる方が
なぜお店に来るのか私には理解に苦しみます。

ホームセンターで売ってるものは
自分で取り付けたり組み立てたりする
という前提で売っているものです。


DIYという文字を見たり聞いたりしたことがあるでしょう。
ホームセンターに行けば必ず書いてあります。

Do It Yourselfの略です。
意味は「自分で作ろう」です。

自分でできないのであれば、買うべきではありません。

例えば当店でもカゴくらいならば手渡しでお売りできます。
こちらで取り付けないのであれば
1000円くらいでお渡しできます。

たぶん、きっと、ホームセンターのものより
よっぽど上質の素材のものがあります。

チューブやタイヤも同様です。

お店で行う修理はお店で仕入れたものを使うから
商売として成り立つということを
理解していない方は、大恥をかくだけです。


ご注意を。
posted by シンワ店長 at 17:16| 日記

2014年07月15日

交通事故

先ほどワタクシ、車に接触事故を起こされました。

街道沿いの車道を
左側通行をして
左折レーンに入って
車道の信号が青なので
しっかり後方からの巻き込まれも注意しながら
坂を下りてきたんです。

後ろからは2台ほど直進レーンにいる車と
途中から合流する自動車学校の車が
後ろから左折レーンに来ていました。

巻き込まれて死にたくはないので、私はいつも必ず
ここでちゃんと後方の車の動きも確認しています。


前に見えていたのは右折旋回をする
シルバーの軽自動車。

車列に切れ目があったため
やや強引に曲がってくるのは見えました。

しかし、その車は旋回しながら
そのまま歩道の方へ強引に入ろうとしたのです。

そのため坂を下りて左折してきた私と接触しました。

自転車も車道を走っている車です。
右折車は、優先ではありません。


なおかつ、旋回した後に
方向で言えば左に入るはずなのに
ウインカーが出ていなかったのです。


ですからそのまま旋回すると思って
私はやや減速しながら見ていたのです。
ウインカーが見えたらもっと早く危険察知ができました。

その車も止まろうと思えば
減速なり停止して譲ることができたはずです。
私もとっさにブレーキはかけましたが
間に合いませんでした。

止まると開口一番その車の運転手は

「スピード出しすぎだろう!」と怒鳴ってきました。

スピードはさほど出ていません。
少なくとも30キロも出ていません。
ちなみに制限速度は40キロの道路です。

車が制限速度通りに来ていたら大破していたでしょうが
車だったら見えていたから止まったかもしれません。
しかし自転車だから見えなかったということでしょうか。
それは前方不注意ではないでしょうか。

ミラーが曲がったくらいでたいした物損はありませんし
私の方も怪我はなく、自転車もギリギリで止まれたので
壊れた場所もありません。
しかし立派な交通事故です。

本来は警察に通報しなくてはいけないのですが
仕事に向かう途中であったことと
被害がなかったことで、通報はしないで帰しましたが
ナンバーはしっかり記憶してメモしてあります。

終始「お前が悪い」的なことを言われたので
頭にきて怒鳴りつけました。

私は毎日その道を走ってきていて
いつも信号が赤なのに左折レーンを走っている自転車が
無謀にも直進するという光景を目の当たりにして
自転車乗っている人間はよほど死にたがるのが多いんだと
あっけに取られているのですが・・


私は自転車で道路を走る以上、自転車店の店長として
安全整備士を持っている人間として
最低限度の交通ルールは厳守しています。

広い交差点ですし、三叉路ですから
確かに流動的になっているのは事実です。
しかし見通しはいいはずです。

後ろから車が来ていることも私自身が確認していたということは
その車からも見えていたはずなのです。
それなのに先に出れば大丈夫だろうと
勢いをつけて旋回してきた挙句
その先で左折してきた自転車(私)とぶつかったわけです。

普通だったら青信号で前から車が来ているならば
一旦待って、しっかり周りを見て右折旋回しなければ
大惨事になっていてもおかしくないはずです。
先にあげたように、突っ込んでくる自転車もいるわけですから。

歩道は赤信号で、車道が青なのですから
向かってくる車が優先であることは明白です。
まして歩道に入ろうとする車が
減速もせず左右確認もせず突っ込んでくるなど言語道断!



流行の脱法ハーブでもやってんでしょうか?

車に乗る人間は自転車を邪険にします。
それは先にあげたような交通ルールを無視した
阿呆な自転車乗りが多いからで、気持ちは解らなくないですが
きちんと走っている自転車から見ると
いい加減に走っているのは車の方です。


お互いにそういう運転をする人間がいるということを
もっと認識しなくては、恐ろしくて道路は走れませんね。
posted by シンワ店長 at 10:44| 日記

2014年06月26日

いま風

ここのところ、衝突事故による修理が増えております。
4月から新生活が始まって
5月6月は一番気が緩む時期で
毎年のように事故車の修理がやってきます。

さて、そんな中あるお客さんが修理に来ました。

ブレーキが切れたので交換という
よくある一般的な普通の修理です。

しかし気になったのは・・というか
これもよくあるのですが
ブレーキが切れたといって
自転車に乗って来店されるんです。


よく考えてみてください。
ブレーキが切れているんです。

乗っちゃダメなんですよ。

少し前からニュースなんかでも
都内でブレーキなし自転車が走っていて
摘発なんかもされて話題にもなりましたが

あの自転車はブレーキがないわけではなく
ペダルの周りに足を合わせることで
かなり長距離になりますが
ブレーキとして機能はするのです。

それでは危ないからということで
続々摘発されているわけですが

ブレーキが切れていたら
全く利きません。


ブレーキなし自転車より
よっぽど危険な悪質運転となります。


なので、必ずブレーキが切れたら
引っ張って持ってきてください。



というお話をしたところ、このお客さん
70代くらいの男性だったのですが

「これは妻の自転車で」というんです。

でも持ってきたのはご主人、貴方なんですよ。

聞けば、坂道は危ないから
引っ張って降りてきた
というんですが
坂道じゃなくたって危ないので
引っ張らないといけないんです。

自転車は壊れていても乗ることは可能だと思います。
でもそれを、乗っていいのかどうか
それが今や社会問題になっている
自転車のマナーやモラルなんです。


さらに話をすれば、自分は20年くらい
自転車を乗っているということで
でもメンテナンスなんてもう
しなくてもいいだろうって。

「20年も乗ってるからメンテナンスなんか
もう別にそこまではいいよ」


って言うんです。

なんという恐ろしい方でしょう!


道具は長く使ったからこそ
メンテナンスは必要になるのです。
ましてや道路を走るものです。

そういうとまた、驚く言葉かが返ってきました

「私はゴールド免許だから
 車はメンテナンスするけど
 自転車はそんな、いいでしょ。笑」

・・そうですか

ブレーキがないような状態で
人にぶつかったら道路交通法違反で
ゴールドじゃなくなるかもしれませんね。

今は赤切符や青切符が簡単に出る時代です。

どうもこの方は、自転車が車だという認識がないようで

「いつも講習で聞かされている」といいながら
自分はいい加減に乗っているという
典型的なモラルハザードのドライバーのようです。

いつもどおり、はっきり
言わせてもらいますよ、ええ。笑


なんでかって、それは簡単なことで
正直、この年代の方が
こういう認識でおられるのは
非常に残念なことだと思うからです。

昭和の時代を知っている方こそ
物を大事にしてもらいたいのですが
奥様の自転車に「もう5年乗ったから」というような
現代の大量消費(させる)時代の
おかしな風潮に飲まれてしまっているよう
非常に残念でなりません。

日本人ってそういう人種じゃないはずなんですよね。
これは私の一個人的な考えですが。


何を言っても、自分は悪くないんだという風に
ちょっと「こいつに言ってもダメだわ」みたいな
半笑いで答えられてしまい
逆にこちらがあしらわれる感じだったので
途中でがっかりして話をやめたのですが

こういう人に限って何か起きたら
相手のせいにしたりするんですよね。


はっきり書きますよ。


ええ。



こっちが若いからって
なめてんじゃねーぞ!怒



別にここで書いて
ストレスを発散したいわけじゃないです。

私は整備士としてお店をあけている以上は
全ての人に事故に会わないで安全に乗ってもらいたいと
常々思っております。

だからご年配のお客さんにも
直接怒ることがあります。

私が怒らないで誰が怒るんですか。

私も怒りたくて怒るわけないのです。


事故はそんなに簡単には起きませんが
おきた時に、大変なことにならないように
自分の道具をしっかり整えておく。

これが道路を走る上では最低限守ってもらいたい
暗黙のルールじゃないでしょうか。
posted by シンワ店長 at 11:41| 日記

2014年06月10日

違法です!

最近、インターネットで買ったという
ある電動自転車を持ち込まれた
お客様がいました。

2人とも同じタイプだったのですが
どう見てもろくでもない製品で
それに4万近く払ったと聞いて
目を丸くしてしまいました・・。

しかし後で気になって調べてみると・・
(勿論、気になったのはお客様の安全がですよ!)

こんなものまで出てくる始末。

フル電動自転車や、自走式といわれるタイプは
バイクなどと同じカテゴリに入るので
道路交通法違反で捕まります。

基本的に当店では、もしお客様が
オート機能を使わないとお話になっても
一切の修理とうはお断りします。


・・と言っておきながら
実は私の方でこのことを知らなかったので
上記の二人の方には防犯登録をしてしまいました。

フル電動タイプかどうかは解りませんが
完全に私のミスですね。


とりあえずこのショップについては
楽天ショップと警察の方へ
直ちに通報しました。


「公道を走れません」

と小さく書いておきながら
お買い物に、通勤にというのは
明らかに誤解を招く、ある種の
詐欺の手口ではないでしょうか!?

そんなことをするような業者が
まともなはずがありませんね。


この記事の投稿後
リンク先がなくなっていたら
あるいは内容が変わっていたら
それはもう確信犯ということですね。
全ページ、キャプチャしてあるので楽しみです。


それにしても本当に買ったのかどうかもわからない
ユーザー評価にだまされて
実物も見ないで4万も払った上で
違法行為で乗れませんなんて

冗談ではすみませんね。


電動自転車というものは
小さい世界ではありますが、ある意味
最先端技術の賜物です。

10万という金額がするのには
しっかりとした理由があるはずです。

特に自転車の場合は修理が付いてくるものであって
安全性が一番に保障されなければ
安かろう悪かろうではすまない
大変な自体を招いてしまいます。

実際にこの自転車、実物を見た時には
唖然とするほど酷いなと
見ただけで思って一瞬言葉が出ませんでした


3年もったらいい方ですかね。
メーカーのものなら10年以上乗れます。
4万でも3回買い換えたら
10年分の修理代金のおつりが出ますね。


それ違法かも…電動アシスト自転車のネット購入に注意!
http://matome.naver.jp/odai/2139494752942302201

ちなみにこの記事の最後にあるBAAですが
同じくネット通販ではBAAがあることを
さも凄いように書いているお店が多いです。

このBAAは、今の時代ではむしろ
付いていない方がおかしいくらいです。

しかしBAAが付いていたとして
もし素人が組み立てていたら、どう思いますか?


安全ですか?

衝突安全ボディの世界一の安全性を誇る車を
素人の私が組み立てたら
乗りたいと思えますか?

BAAなんて、ザルだと思ってください。

BAAを強調するお店ほど
信頼のないお店だと私は思います。

BAAなんて普通にみんな付いてるから。
いちいち言ってたらキリがないですよ。

posted by シンワ店長 at 18:50| 日記

2014年06月02日

判断基準

突然ですが、世の中には
良い自転車と悪い自転車があります。

厳密に言えば良く作られている自転車
いい加減に作られている自転車があります。

良く作られている自転車は
修理をしていても「あ、考えて作ってるな」
という部分が随所に見られて
組み立てなどの際にも気持ちがいいものです。

いい加減に作られている自転車の場合は逆に
「なんでこんなにしちゃったんだろう」とか
「これは直す時のことを一切考えてないだろう」とか
とにかくストレスがたまります。

組み立て以前の、製品としての出来の問題です。

さて今日のサンプルはこちら。



某サイクノレベ一スア●ヒの自転車。
修理内容はタイヤ交換でした。



一見まだ全然使えそうなんですけども



こんなになっちゃいました。
これは何が原因でしょう。

簡単な話です、タイヤの質が悪いんです。


安い自転車(安物という意味合いではなく)には当然
ひとつひとつのパーツの価格を下げているから
値段が下げられる、という仕組みがあります。

例えば4万円くらいするメーカー車だと
ステンレスパーツが多く使われるため
長年乗ってもさびなどがあまり出ません。

高い理由はそこにあります。


ちなみにこの自転車は2年くらいしか乗っておらず
タイヤの減り具合だけを見れば本来ならば
まだ3年くらいは使えたはずなんです。
でもゴムの質が悪いから、途中で裂けちゃう。
2年で勝手に裂けるタイヤなんて
製品としてどうなんでしょう。


最近特にこの手の修理が多いのですが
その中でもア●ヒの自転車はぶっちぎりで多いです。

中には1年しか乗っていないのに
タイヤが減ってるわけでもないし
空気を入れすぎたわけでもないのに
タイヤが変形して膨らんでしまうという
とても悲惨な状態を多く見ます。


修理の際にはお客さんに、タイヤを外した後
換えるタイヤとその質を比較してもらうのですが
とにかく、ふにゃふにゃで弱い事は
知識のないお客さんでもわかるくらいです。

空気圧がしっかり入っていて
新品の状態で自転車として並んでいたら
私でもその違いはわかりません。
(知っていればロゴとかである程度わかりますが)

というわけで結局、このタイヤは
無駄に換えることになりました。

しかも特殊サイズなのでちょっとお高いです。
安く買えたとしてもこれでは意味がないです。


余談ですが、最近タイヤ交換を
やたらと安くするお店がありますが
安いものには必ず裏があります。

こういうタイヤをはめられてしまったら
結局もちが悪く早く交換する羽目になります。

目先の価格につられるのではなく
修理が必要なものだということを自覚した上で
ちゃんとしたものを付けているかどうかも
ユーザーは知っておく必要があると私は思います。



さて、この自転車。

タイヤ交換なので後輪を外すわけですが
その際に困った事がおきました。



はい、この写真だけで解った人は
相当詳しい方だと思います。プロですね?

もう一枚。



大体この辺で、解る人なら解るでしょう。

さらにもう一枚。



ここで解らなかったらプロじゃないです。


答えは書きません。

・・・たまにはいいでしょう?笑


冒頭に書いた事なのですが、この自転車は
”修理をすることを考えていない自転車”です。

なんでこんなことをするのか
自転車がどういうものなのか
解っていたら絶対こんな構造にはしません。


解ってないからこういう構造にしたのか
どうせ直さないだろうと思って設計したのか

いずれにせよ、こういう自転車の設計に携わった人は
ユーザーの事なんか何も考えていません。


こんな基本的なことを疎かにするということは
他の部分も不安になってきます。

どこのメーカーかは知りませんが
その程度の気持ちで開発している会社ということです。


私なら少なくとも、そんな自転車に
子供を乗せて走りたいとは思いません。

ユーザーは乗る人
我々整備士は直す人

ですから、ユーザーが修理のことなんて
知らなくてもいいんです。だけど、
私たちが見て「このつくりどうなの?」
っていう自転車は、間違いなくいい加減な自転車です。


大型店はアルバイトのお兄ちゃんが
バイトの時間だと思って仕事していますから
そんな知識もないですし
売った後のことなんて考えてもいません。
構造なんてどうでもいいんです。


お金がもらえれば。

だからこういうものが普通に走っているのです。

怖いですね。


ちょっとハイレベルな話ですが
自転車の選び方のポイント、
解っていただけたでしょうか。
posted by シンワ店長 at 16:03| 日記

2014年05月26日

知らぬは一生の恥

昨日、こんなお客さんがいらっしゃいました。


「スタンドを買ったんで、補助輪を外してつけてほしい」

「カゴを買ったんで、つけてほしい」

「荷台を買ったんで、つけてほしい」

一日に3人も来ることは珍しい方ですが
営業をしていると週に一人くらいは必ずいらっしゃいます。

申し訳ございませんが、全てお断り致しました。


何故だか解りますか?


既に、何故だか解りますかと聞いている時点で
自分でも何を馬鹿なことを書いているんだと思いますが

他で買ったものを、取り付けて欲しい
なんて言うのは、とても失礼な話であって

非常識です。


釣ってきた魚を
見ず知らずのお店に行って

「これで刺身を安く作ってくれ」

なんて言ったら、もしかしたら
包丁が飛んでくるかもしれませんね。


スーパーでトマトが安く買えたからって
イタリアンレストランに行って

「これでトマトソース作って安く料理してくれ」

なんて言えますか?


同じことです。

そもそもホームセンターなどで売っているパーツは
自分で取り付けることが大前提なので
お店に持っていく時点で既に間違っているわけですが。

実際に当店でも、工賃が入るからそれなりの金額になりますが
パーツだけ欲しいと言っていただければ
単品で買えばホームセンターと変わらないくらい安いです。
しかもそれなりのパーツしか取り扱っていませんので
品質は間違いないと言っていいでしょう。


当たり前ですが、自分で出来るなら、という前提です。

しかし、こうしてやってくる方々はおそらく
自分がどれほど失礼なことをしているか
自分がどのくらい恥ずかしいことをしているか
たぶん気づいていません。


あっちで安く買ったものを
こっちで安くつけてもらう

そんな都合のいいことは
仮に実現したとしても
得したと思うのはユーザーだけ
仕事をした方が気持ちよくないです。

「そういう客だ」というレッテルを
貼られる事もあるでしょう。


昨今ではインターネットなどで
値段重視でお買い物をされる方も多いのですが
こういう常識的なことが薄れてきている事に
少し残念という思いがあります。

基本的にパーツの持込みと
工具の貸し出しはタブーです。


皆さんも恥をかかないように気をつけてください。
posted by シンワ店長 at 14:40| 日記

2014年05月23日

Made in Japan の力

今日は自転車の紹介です。

自転車屋のブログのくせに
今まであまり自転車の紹介はしておりませんが
今回はぜひ皆さんに知って欲しい一台があり
気合を入れてご紹介いたします!

それはこちらです。



パナソニック製の婦人車「シナモンJP」です!



なんだ、ただのママチャリか。
という声が聞こえてきそうですが
はい、ただのママチャリなんです。

名前でピンと来た方もいるかと思いますが
国産の自転車です。



ちょっと見えづらいですが
しっかりと車体にMADE IN JAPANの文字。

この自転車の何がどう凄いか。
これは一言で伝えるのは非常に難しい上に
写真で伝えづらい品質の良さというものがありまして
実はもっと以前にご紹介しようかと思ったのですが
踏み切れなかった理由でした。

今回はその良さを、何とか使えたいと
改めて記事にしました。


現在のところ、パナソニック社は
電動アシスト自転車のみが、国産として生産されていて
他の自転車に関しては全て中国産です。

これは他の大手企業と同じく、数年前から
工場を中国へ移転するということが進められる中
当然の流れではありますが
ブリヂストンなどではもっと前から
そういったことが大規模に行われており
ぶっちゃけて言うと品質はこの10年余りで
かなり悪くなりました。


パナソニックも数年前までは
このシナモンの前世代が最後の砦としてありましたが
やはり原油価格の上昇など色々な経緯を経て
一般車の生産は全て中国に移ってしまいました。

サイクルショップシンワが常々
パナソニックの電動アシスト自転車を推す理由は
上記のとおり国産であるから
、ということが一番大きいです。

創業して35年、品質の良いものだけを常に販売して
安物をあえて取り扱わないことで
お客様に安心してお乗りいただいて来ました。

ですから、やはり国産の商品とそうでないものとあるなら
国産の商品を販売していきたいというのは当然です。

今回、数年ぶりに復刻したシナモンは
JPの名を冠して登場したことに偽りはなく
その品質は他のメーカーと比較にならないものでした。

フレームは現在アシスト車に使われる
アルミ並みに軽く、鉄より強いという
パナソニック独自の合金を使った
アレックスフレームを採用することで
一本フレームの婦人車でありながら
細身のシルエットが実現しており
なんともスッキリとしたデザインです。

当然、アルミではないので
圧接溶接しておりますから
接合部のモコモコもありません。
そのため、仕上がりも美しいです。

パナソニックの電動アシスト自転車の仕上げの美しさは
ブリヂストンやその他のメーカーとは比べ物にならない
「ただ商品を作る」というだけでない何かを感じます

それと同じような、大げさかもしれませんが
このシナモンJPには日本人の「心」を感じます。

サムライとか、職人とか、江戸っ子とか
何かこう、日本らしい部分をとても感じる自転車なのです。

私がこの自転車を組み立てて
一番衝撃的だったこと、感動したことがあります。



この部分です。

何のこっちゃと思うかもしれませんが
この青い部分は保護フィルムになっていて
輸送時に傷がつかないように貼ってあるのですが



はがすとなんと、鏡面加工のステンレス!

しばらく忘れていた何かが蘇りました。

10年くらい前までは、みんな
この部分がこういうステンレスで
鏡面加工されていたんです。


組み立てた最後の仕上げに
ここを綺麗にはがすのが、とても気持ちよかった。

それを10年ぶりくらいに思い出したということ、
それにあわせて、こんな当たり前だったことが
衝撃的に思い出した自分に対して
目が衰えたな・・と思い、はっとしました。


昨今、生産されている自転車のほとんどは
安い塗装だったり、アルミだったりと
今はどの自転車にもこんな加工は施されていません。

余談ですが、この青いフィルム
どっかで見たことがある人、いるんじゃないでしょうか。

実はペダルの両側にも付いてくるんです。
右が青、左が白です。

量販店なんかで自転車を買うと
このフィルムをはがし忘れてお客さんに渡して
後で日焼けして取れなくなって
どうしようもなくなることがよくあります。

昔は量販店で上記のシールをはがし忘れて
せっかくの鏡面加工が台無しになっている自転車を
よく見かけたものです。

量販店というのは、そういうことすらも出来ない
その程度の知識ということですね。

さらに言えば最近でもよく見るのはここ



このチューブも、取り忘れているお店が多いですね。
輸送時に傷がつかない、傷をつけないために
保護として付いているものです。



これを取り外さないというのは
組み立て後にチェックもしていないという証拠。

お店の技術レベルがわかりますね。

こういう素晴らしい自転車でも
こんな凡ミスをしてしまったら台無しですね。

商品の価値も下がってしまいます。


さて、ちょっと話がそれましたが
このシナモンJP

上にメーカーリンクを貼ったので
ご覧になった方もいると思いますが
なんとギヤなしにして
定価40,000を越える価格が付いております。

高いです。

はっきり言って、高いです。

ですが、価格以上のスペックだと
私は思います。


少なくとも現段階では、他のメーカーの
同じような価格帯の商品に比べたら
数段レベルが上だと思います。

4万払う価値は十分にあります。

だからといって、むやみには薦めません。
高いですから。というだけでなく。

こういう自転車は
違いがわかる人が乗るべきだと
私は思います。




先日ご購入いただいた内装3段変速付き。
(定価44000円税別)


・・あんまり褒めちぎってもあれなので
このシナモンJPに対する
私の個人的な不満をあげておきます。

一つ目はここ



ローラーブレーキの留め金が
鉄パーツなので、錆びが出てしまいます。

メーカーの方に聞いたところ
ローラーブレーキ(シマノ製)自体が
中国産のものしかもうないため
換えようがなかったとのお話です。

そこを頑張って換えて欲しいところですが。
結構目立つ場所なだけに
うーん・・なんとも惜しい。

もうひとつはここ



チェーンケース後ろ側のネジですね。
黒いねじが使われていますが
出来ればステンレスのネジにして欲しかった。

これも可能な部分だと思うんですよね。

共に、他のパーツが素晴らしく
目だった錆などが出てこない可能性があるだけに
長期間乗った時には、変色などで浮いて
目立ってしまうのではないかということだけが
唯一というくらいの気になるところでした。

使用上、特に安全面には全く問題のない場所ですので
気にしすぎなければ問題ないかと思います。


15年ほど前に多く販売したこのシナモンや
姉妹車であるミュールという自転車は
いまだに現役で乗られている方も多く
非常に優れた自転車として
当店でも歴代で指折りの中に入っていますが

このクラスの婦人車は乗っている人も
今の時代では、割合としては
かなり少なくなっています。

あえてこの時代に、このクオリティ。

本物の自転車に乗ってみませんか?
posted by シンワ店長 at 18:29| 日記

2014年05月20日

自分で組み立てたらダメ

5月くらいになると多く見かける自転車があります。
それはインターネットで買った自転車です。

問い合わせなどで来店される方も多いのですが
「何かおかしいので見てほしい」という話から始まり

よくよく聞いていくと

自分で組み立てた

とか

友人が組み立てた

というお話。


この短期間で、世の中にいったいどれほどの
自転車技師の資格を持った人が増えたのかと
驚くしかありませんね。

という冗談はさておき。


例えばですが、私は自転車の整備しかわかりませんが
300万の車を組み立てて50万で販売したら
誰か乗ってくれますでしょうか?

私が釣り上げたふぐを、無知な私がさばいたら
誰か食べてくれますでしょうか?


自転車は道路を走る乗り物ですから
ねじ一本でも緩んでいたら
死ぬ可能性があります。

昨今ではインターネットで安く投売りした自転車を
お客さんに組み立てさせるという
ありえないことを平気で行うショップが多く
99.99%、まともな状態で乗っている方がおりません。


指で回るくらいボルトがゆるいとか
ブレーキが片方当っているとか
ハンドルの角度がおかしいとか
カゴが緩んだままとか

たかだかその程度だと侮るなかれ。

緩んでいてOKなら
自転車屋などいりません。


そういう自転車が事故を引き起こします。

安く手に入れて自分で組み立てて
勝手に壁に激突するのは結構です。

それで誰かを怪我させた時に
同責任をとるおつもりなのでしょう。

毎度書きますが
ピンとこない人が多いようなので改めて。

あなたの大切な人が
そういう自転車にはねられて
大怪我をしたとしたら

ゆるせますか?



自転車はオモチャではありません。
生身の命を乗せて
車と同じ道路を走る乗り物です。

素人が組み立てるなど
整備不良以前の問題です。

無資格のアルバイトが夜中に工場で組み立てて
自転車に無知な人がトラックで運んできた自転車を
店頭に来てから、また別のアルバイトが
チェックもしないで並べて
お客さんに「はいどうぞ」と言って
チェックもしないで販売する。


それが量販店で、かなり悪質だと思いますが
それよりもっと酷いのがインターネットです。

素人のお客さんに組み立てさせるのですから。

車やバイクを買って、ハンドルなどを
自分で組み立てたことがありますか?


よっぽど詳しい人でない限り
自作でもない限り、普通はないですね。

ですから、一人の整備士として
そういうショップからは
購入しないことをお勧めいたします。
posted by シンワ店長 at 12:38| 日記

2014年04月14日

一番怖いのはお母さん

皆様は自転車の危険度についてどの程度の認識があるでしょうか。
私は常に思っていることは人が死ぬということです。

自転車なんて

くらいに思っている方がとても多く
日々がっかりさせられるのですが
中でも今、最も危ないのはどういう人たちかと言えば
私は間違いなくお母さんたちだと思います


特に今の時期は、初めて子供を乗せるようになったり
前後乗せをするようになったり
あるいはお孫さんを乗せるようになったり
そういう方がとても多い時期なのですが
皆様のあまりの危機管理の無さに唖然とします。

前後乗せをしてはいけない自転車と解っていながら
前後に乗せるお母さんはいったい何を考えているのでしょう。

なぜ前後に乗せてはいけないのか。
考えたことがあるのでしょうか。


メーカーが推奨していない状態で乗ったときに
その自転車が壊れてしまう可能性を考えないのでしょうか。

壊れるというのはどの程度のことかというと
下手をしたら大破ということもありえるのです。

まさか?

いや当然です。
メーカーが危険だからやめて下さいといっているのに
20キロ近い子供が平気で横からよじ登ったら、
それも毎日乗り降りで最低2回です。

壊れないと思うほうがおかしい。

でも今使いたいから
でも、買い換えるのはアレだから

みなさん、そういう
今だけしか見えてない言い訳をしますが
では逆に聞きます。

今、明日から

幼稚園に行くのに使いたいから

子供が大怪我してもいいですか?



確かに、そんなに簡単に事故は起きません。
しかしこういう事故が起きたときは
簡単な怪我ではすまないのです。
必ず、命の危険が伴うほどの大事故になるのです。

どうも最近のお母様方は
わが子の命が大事ではないように思えます。


4月に入って、翌日から幼稚園が始まるというのに
前日にいきなり子供を乗せたいといわれても
さまざまなルールや規制がありますので
当然ですが即時対応できるものの方が少ないです。

そういう方に限って焦っていますから
無理難題をふっかけてくるのですが
もっと冷静に考えていただきたいと心底思います。

数日間、歩いたって構わないじゃないですか。

数日間、ちょっと面倒でも
子供を危険にさらすよりは100倍ましです。

改めて書きますが
今最も危険な運転をしているのは
子供を乗せるお母さんたちです。


・子供のチャイルドシートへのよじ登り
・乗せてはいけない重量の子供を乗せること
・かばんなどをブラブラと引っ掛けて乗ること
・前後乗せ非対応の自転車への前後乗せ
・重量オーバーの荷台へのチャイルドシートの取り付け
・片方足乗せの取れたチャイルドシート
・安さ目的で素人が自分で取り付けたチャイルドシート
・ヘルメットの未装着


思い当たる節はありませんか?

これらは全て、子供の大怪我に直結します。
仮にお母さんが事故で痛い思いをしようと
解っててやっているなら私は知りませんが
子供は選択できないのです。
子供を守るのが親の仕事ではないでしょうか。

前後乗せてはいけない自転車に
前後乗せた自転車が
自分の子供に激突してきたときに


あなたは、どう思いますか。

「知らなかった」じゃ済まされません。

本当に知らなかったならばむしろ
子供を二人も育てていて
基準を通った自転車にしか乗せてはいけない
ということを知らない方が問題です。

社会はそう見ます。

自転車に対する世間の目は
年々厳しくなっているからです。


目先や自分だけのことを考えるのではなく
周りや、子供の将来まで見据えて考えて
安全に乗っていただきたいと私は思います。
posted by シンワ店長 at 11:51| 日記

2014年04月04日

リサイクルショップの実態

4月ということで新生活が始まった方も多いかと思います。
この時期は年間でも自転車を買われる方が最も多く
中古車などを探す方も非常に多い時期となります。

当店で販売する中古車は
個人的な厳しい制限を設けているため
まずメーカーの車体で、しっかりしているもの、
さらに上質なパーツを組み合わせて
全ての駆動部を一度ばらしてベアリングからグリスアップを施して
最後に私自身が乗って、乗り心地がよくなければ
そのまま廃車にするくらい、多くの過程を経て販売いたします。

そのため、比較的価格は高めになってしまいますが
乗ってすぐに修理ということは絶対起こらないよう
(※当然、事故などの事例は除きます。)
細かい部分までしっかりとケアしてありますし
新車より動きがよい状態な上に
長い年月を乗っていただける自転車として
多くの方に納得いただいております。

しかし昨今、特にひどいのがリサイクルショップ。
実名を挙げてしまいますが
市営のリサイクルショップの自転車は
質の悪さと値段の高さがピカイチです。

私たち自転車店で販売する中古車は
お店の看板がかかっていますから
資格も持っている人間が組み立てますし
まず、よっぽどひどいものは販売しません。

さらに当店のように細かいケアがあるからこそ
値段も多少高くても安心してお乗りいただけるのですが

リサイクルショップの販売価格が
時に8000円を超えるという話を
お客様から伺ったときには唖然としました。

なぜなら、そのお客様は一週間もたたない間に
タイヤ交換で持ってきて、その際に
そういう話をするからです。


考えられません。

タイヤがダメな状態だったら
せめてタイヤ交換になるであろう
4000円近い金額を値引きして
安くお渡しするべきでしょう。

当店では市営のリサイクルショップで買ったという自転車が
1ヶ月以内に修理に来るケースが結構な数あります。
いちいち数えていませんが。
毎回「これはひどい」という状態です。

今日こられた方も驚きでした。



素人目には解らないと思います。
多くのパーツがほとんど錆びていたのでしょう
シルバーのスプレーを塗りたくって
見た目だけきれいになっていましたが
私から見たら滑稽すぎて思わず失笑してしまうほど。



しかもかなりクオリティの低い塗装です。
縫っていない場所との差がまるわかりですね。

とりあえずひとつ先にお伝えしたいのは
これ、買ったばかりなのに当店に来ているという事実です。

チューブを変えたのですが
パーツを外しながら思ったことは・・



外装ばかり気にして色を塗った挙句
稼動部に注油が出来ておらず
塗装の厚みもあいまってスタンドの動きが
めちゃめちゃ硬かったのです。

あきれます。

この自転車、いくらだと思いますか。

ホームセンターで投売りされているようなものなので
新車でたぶん8000円くらいのものです。

市営のリサイクルショップで6000円で買ったそうです。


ボッタクリじゃないでしょうかね?

市営のリサイクルショップが
腕もないのに専門店と値段だけ張り合って、
いいんでしょうかこんなことで。

実際、私は何も困りませんが
お客様は高いお金を払って買ったのに
ろくな状態じゃなくすぐに修理というケースが多く
被害といってもいいレベルじゃないかと思います。



ぜんぜん関係ないのですが
修理がてらちょっとチェックをしたらば
前輪ブレーキが方利きの状態でした。

中古の自転車って、危ないんですよ。
誰が乗ってたかわからないものを
調整して新車と同じレベルの安全性を保たなくては
人の命がかかっていますからね。

基本すら出来ていないから
こういうことになるんでしょう。

「うちのおじいちゃん、ちょっと手先が器用なの」

くらいの程度で、なんとなくやった仕事がこれです。
これがプロとのレベルの差です。

お客さんのお話を聞いていると
皆さん「市のリサイクルショップだから」という理由で
安心だと思って買いに行かれる方がほとんどです。


しかし現状はこんな状態です。

もちろん全てではありませんが
しかしこれ以上酷いものも多く見ているのも事実です。

安全性を考えたら、正直やめてもらいたいです。

市の関係者の方がもし、こちらを見ていらしたならば
一度監査を入れてもらった方がいいでしょう。
強く願いたいところです。
posted by シンワ店長 at 18:56| 日記

2014年02月04日

中古電動自転車を奨めない理由

ここ5年の間で、電動自転車は急速に普及ました。
10年ちょっと前から乗られている方も
乗り換える時期に来ていることもあって
廃車になる電動自転車も増えてきています。

さて、最近よくお客さんの方から耳にする
「中古の電動自転車」という言葉ですが
サイクルショップシンワでは中古車として
電動は一切取り扱いはしておりません。

電動自転車は引き取ったら即廃車にします。

理由は大きく分けると以下の3つです。

・車体の強度の問題
・内部的消耗度の問題
・お客さんにかかる価格の問題


1つめの車体の強度については
10年くらい前のものはイメージ的に
軽くしたいという事に特化しており
現在の電動自転車に比べるとかなり
もろい作りになっています。


あるメーカーの方によると

「今から12〜3年前のものに乗っている方は
 ちょっと、強度的にも耐用年数を考えると
 バッテリーの寿命のタイミングが来たら
 すぐに乗り換えてもらう方が安心できる」


というくらいです。

また、強度という面では
どんな使い方をしていたかが全くわからないため
例えば良くある、子供を乗せて
子供が横からよじ登るような使われ方だったら最悪です。
フレームはゆがみ、キャリヤ、スタンドも曲がっています。



2つ目の内部的消耗の問題。
実はこれが当店では最大の理由です。

どんな自転車でも10年近く使えば内部的な磨耗が起きます。
通常の自転車ならば、内部を開けて
オーバーホールする事で新品同様に戻りますが
電動の場合、ネックはモーターユニット。

モーターユニットはブラックボックスなので
内部を開けて修理はできません

もし交換という事になると3万くらいかかります。

中古車にするためにモーターを新品にしたら
電動の中古車でも4万以上になってしまいます。
バッテリーを考えたら+3万で7万。
新車でも8万あればメーカー製品で
一番安い電動自転車が買えます。
わざわざ中古で・・普通は買わないですよね。笑

また、大きな力のかかる乗り物ですから
一般車に比べるとそれだけ磨耗も激しく
当店で買い替えになるケースを例に挙げれば
電動自転車を手放すような場合は大体
バッテリーが切れたか
内部的なオーバーホールが必要な
つまり大きな修理のタイミングになっている。
このどちらか、あるいは両方である
というケースが殆どなのです。


それをそのまま何もせず
見た目だけで転売するようなお店では
すぐに修理が来ることは目に見えていますね。


3つ目は2つ目と連動しています。
まず上記の最後のようにいきなりお金がかかるということ。
そして電動自転車の最大のネックであるバッテリー問題

新品のバッテリーが付属する事はまず無いでしょう。
もしお店で新品に変えていたら
それこそ上記のように3万以上は上乗せされますから
価格的にどうなんだという事になりますし
仮にそうであったとしても上記のような修理が
起きる可能性も当然あります。

直せる部分のオーバーホールでも
各所で5000円くらいかかるものですので
何だかんだで1.5万くらいはかかります。
そういったものを3万以上で買って
すぐに行わなくてはならない場合は
やっぱり総額でも5万近い出費になるので
相当無駄に費やす事になるでしょう。

もうひとつ言えば、古い電動自転車には
旧タイプのバッテリーしか搭載できず
それは今のものに比べると容量も小さいのですが
価格はしっかり3万近いので効率はよくないです。
更に電動部分も10近く前のものだったりするので
性能は本当に雲泥の差があります。
たった5年前のものと今のものでも相当違いますから
それはもう、明確に違います。



さて

「中古で3万もしないよ」

という声が聞こえてきそうですが
もしそういうものがあったら
ハッキリ言って論外です。

自転車には明確な車検のようなものがありません。
ですからテキトウに組み立てて
見た目が自転車ならば素人にはわかりません。


自転車屋ではない、ただのリサイクルショップなどで
自転車が売られていることはよくありますが
そういうものは相当危険ですし
実際そういうところで買った自転車は
修理などでくるのを見ている限り
ろくなものではありません。


そんなろくでもないものを買うならば
ホームセンターで8000円の新車を買ったほうが
100万倍マシです。



中古車を買ったという方で最も多い修理が
買ってすぐにタイヤ交換になるものですが

あり得ません。

タイヤ交換が一番お金のかかるものなのに
それを後から客に押し付けるという
無茶苦茶な商売です。

例えば一般車でも、8000円もした中古車で
2-3日で前後タイヤがすぐだめになった。
なんていう事が以前にありましたが
そんな商売は悪徳といってもいいと思います。


サイクルショップシンワで出している中古車は
一度自転車を全てバラして
中古でも厳選したまともなパーツに乗せ換え
当面は修理など要らないような状態に組み上げます。


これらは時間に余裕のあるときしか出来ませんが
通常5000円くらい頂く作業を、コツコツと行う事で
自転車自体の価格が修理代金と同じようには反映されず
そこそこの価格でご提供できるのです。

しかし、これに電動自転車の不安材料を考えると
手がつけられないモーター部分や
バッテリー問題・電気系統の問題を入れたら
中古にするメリットは殆どなくなります。



「電動自転車だから食いつく」ぐらいの気持ちで
例えばどこぞから拾ってきたような電動自転車を
1万円くらいでテキトウにきれいにして横流しして
儲けているお店は多分沢山あると思いますし
今後も沢山出てくるでしょう。



電動自転車の最大のデメリットは
バッテリーが1本2.5〜4万することです。
10万で買った電動自転車は
修理などを含めて総額で言えば
10年で10万、要するに車体価格を入れると
20万かかる乗り物である事は
当店ではまずご購入を検討される方に
必ず最初に伝えております。

また、モーターの消耗やバッテリーの都合
それから電気製品的な位置づけですので
年々進化することを踏まえると
10年乗れば十分である事も最初にお伝えしております。


それを知っているか知らないかの差は歴然。
よくインターネットやホームセンター、
電気店などで買った人が

「そんなの聞いてない」

といいますが。当たり前ですね。
ただ売りたいだけのお店は
デメリットなんて絶対言う訳ありません。


そこが個人店と量販店の決定的違いです。

こういう根本の違いを踏まえれば
なぜ当店で中古の電動自転車を売らないのか
また他で売っていてもお奨めしない理由が
お解かりいただけると思います。

最終的にはお客さんが損をする可能性が
かなり高いことをお奨めできる訳がありません。
posted by シンワ店長 at 13:17| 日記

2014年01月24日

スポーツ車のメンテナンスの話

先日、チューブが欲しいというお客さんがみえました。
漠然とチューブといっても、沢山の種類があります。

どのくらい多いかというと
例えば「26インチです」と言われても
バルブの形状だけでも英式、仏式、米式の3種あります。

さらに太さや規格によって
一般的な1-3/8、1-1/2から始まり
MTBなどで使用される事の多い1.75や2.10
他にもイレギュラーですがスポーツタイプでは
1.25といった極端に細いものや
650タイプとしてならば25cや28cなど
車輪の大きさ一つでも様々な種類があるのです。

1サイズでこれだけ種類があるのですから
少なくとも、何インチで、バルブのタイプ、太さ
この3つが解らないとお渡しできません。

お渡しできませんと書きましたが
販売してくれといわれれば当然お渡しできます。
ただ、お客さんのご要望で合わない物を渡して
当然ながらそれが合わない場合でも
当然ながら返金は致しませんので
そんな無駄なことは無意味ですから
調べる手間をかけて頂く方が良いと私は思います。
意地悪している訳ではないことをご理解ください。

一番手っ取り早いのは今乗っている自転車を
そのままお持ちいただけることです。
タイヤを見れば瞬時に解りますから。

さて

このように、自分で修理をするという方は
以前に比べると少し増えているように思えますが
タイヤの種類も応えられなくては
修理が出来るのかどうかも怪しく感じます。

私が何故そこまでキツく言うのかというと
安全が守られなければただの暴走自転車だからです。


昨今はスポーツバイクが流行りのせいか
「普段のメンテナンスはどうしたらいいのか」
という質問をよく受けます。

そういう場合、逆に私のほうから
「どんな事をやってますか?」
「何をしたらいいと思いますか?」
というように問いかけたりします。

これまた意地悪のように思えますが
これは、お客さん自身が
どのくらいの知識を持っているか知る為です。

その会話の内容から大体どのくらいの知識があって
どのくらいの作業が出来る人かは判断できるため
それによって”何もやらない方がいい”
とお伝えするケースは多々あります。
というか殆どです。。


昨今では本当にいろいろな情報が簡単に手に入りますが
インターネットでの交流などでは
「こういうメンテがいい」とか「これを使うといい」
という情報が簡単に手に入り、またそれを実行する事も可能です。

しかしそれらの情報はどこまで正しいのでしょう?

自転車は生身で道路を走るものですから
素人が簡単に手を出して、しっかり出来るかといえば
全てとは言いませんが、それは安全上
かなり危険な行為だと私は思います。


何せ後輪ブレーキ付近でCRCを拭くような
唖然とする行為を平然と行う
昔ながらの個人店も沢山あるのですから。


例えばネットで調べて、自分で家を建てるようなものです
想像してみてください。安全に暮らせるかどうかを。

私は昔、建築をかじっていたことがるのでよく解りますが
家を建てるという作業には多くの知識と技術が必要で
見よう見まねで出来るものではありません。

自転車も同じだと思っています。
一見簡単に見えても、細かいコツは
動画や文章では絶対に伝わりません。

むしろ建築と違って見た目簡単そうに見えるだけに
やろうかと思う人が多いようなので
それが一番恐ろしいと私は思います。



スポーツ自転車が流行ることで
そういう類のサイトやメンテナンスの
ガイド本のようなものも増えて
お客さんの中には女性の方で
手先も全く器用ではなさそうな方まで
上記のような質問をされるケースが増えました。

手先が器用で構造的に理解していて
どのような仕組みで、何を重要視すればいいか
そのような事がすぐに理解できるようならば
勿論自分で出来ればそれに越した事はありません。

しかしそれが出来るということは
プロ並の技術が、そしてそれには経験も必要です。

ですから、メンテナンスは自分でやるのではなく
お店に任せるべきだと私は考えます。

こんな事を言うと「商売だから当然だろう」
と思われるかもしれませんが
それを差っぴいてもやはりプロにみてもらう方がいいです。


ちょっと話がそれますが、実は私自身

自転車にあまり興味がありません。

厳密に言えば自転車に乗ることにあまり興味がありません。

・・というと結構驚かれるのですが(笑)
これは事実であって、休日に凄いスポーツ自転車で
何十キロも走ったりするようなことは
一切ありませんし普段乗っている自転車も
ごくごく普通の自転車です。

ただ、私はモノを直す事がとても好きですので
それが自転車であっても何であっても
最良の状態に戻すという事にかけては
とことん追求して、頂く金額以上に満足して頂けるよう
常日頃から考えて仕事をしております。


決して「もっと早く走れるように改造しよう」とか
「このパーツ使ったほうが格好イイよね」とか
そういう事は考えませんし自ら進めません。

走って止まる。これが基本ですから
ここに戻す事が一番の仕事です。

それ以上は趣味の範囲ですから
ご相談いただければ考えますが
普段の仕事の範囲として口に出す事はありません。


ここ数年は、自転車に乗ることが大好きで
脱サラなどをして自転車店を始める人も増えていますが
長く続かないのは実はここが理由だと思います。

好きな事を奨めるだけでは自転車の仕事は勤まりません。
そういうことは個人の趣味の範囲であって
大前提として、安全を守る事が出来なければ
自転車という物として成り立ちませんし
当然ながら信頼は得られません。


ですから資格も取らずにコッソリ営業しているようなお店は
どれ程危険かという事くらい、瞬時に理解できるでしょう。

スポーツ車やBMXを専門的に取り扱う個人店で
このレベルまで技術や知識があるお店は
本当に一握りだと私は思っています。

自転車は信頼できるお店で買い
長く修理できる環境を作る事が
安心して使える一番最良の手段なのです。
posted by シンワ店長 at 19:00| 日記

2013年12月08日

証拠写真

こちらでは何度もご紹介しておりますが
某自転車量販店で買った自転車の
パンク修理剤による被害は今でも多く
本日も2人のお客様が、ただのパンクのはずが
チューブ交換となりました。

そのうち一台に、確定的な証拠がありましたので
ここでご紹介しておきます。

上記のように何度も書いておりますが
パンク修理剤というものは事実上殆ど効果がなく
しかもパンク修理が出来なくなるため
とてつもない金額がかかるデメリットを負います。

これを推奨するのは、ある意味詐欺です。



さてこちらの自転車



ご覧の通りなのですがガビョウが刺さっています。




そして穴が開いています。
緑色に見えるのが中から噴出している
パンク修理剤です。

ご覧の通り、全く効果がないどころか
中から液体が噴出す故に
パンク修理のパッチを張る事が出来ません。


通常この程度の穴であれば
問題なく修理可能なのですが
必然的に倍以上の金額がかかる
チューブ交換になります。


これも何度も書いていますが
当店の修理代金で比較してみますと
パンク修理は900円です。

某量販店で買う時に、前後1000円ずつくらい払って
このような不要なものを入れられます。

当店の修理が約1000円だとしても
最初から両方パンクした料金を払う羽目になっていて
しかも一度でもパンクしたら即チューブ交換ですので
前輪なら2000円、後輪なら2500円
さらに言いますとかなり液体が漏れて
処理に手間がかかる場合は+500円を頂いております

仮に手間がかからなかったとしても
前後パンクしてしまうと4500円もかかります。
最初に修理剤を入れていなければ合計でも1800円
修理剤を入れてしまった場合は2000円増すので
最終的にお客様の負担は6500円となります。

さて

仮にこの量販店でメーカー車が安く売られていたとしても
相当なセールでもない限りは
当店より6500円も安く売っていることはまずないでしょう。

という事は、わざわざ車を飛ばして
安いと思って買ったもので散々な目にあうわけです。

量販店や大型チェーン店は
基本的に売る事しか考えていません。

要するに”売る事”というのは
お客様からいかにして
100円でも多くお金をもらうか


という事です。

車を飛ばして買いに来るようなお客様が
修理に来るなんてことは頭から考えていませんから
二度と来ないであろうその一度の買い物で
上乗せして儲けるという商法で成り立つのです。


それもまともに使えるものならまだしも
ろくに使えないものを押し付けるような商売は
詐欺と呼ばずに何と言いましょうか。


勿論、選ぶのはお客様次第ですが
私はあまりお薦めできません。
posted by シンワ店長 at 16:36| 日記

2013年12月01日

法改正について

既にご存知の方も多いかと思いますが
(というより全員知っていなくてはいけないのですが・・)
本日12月1日より道路交通法が改正され
自転車での道路右側の路側帯の通行が禁じられます。

ここで言われる「路側帯」とは
歩道がない道のうち、白線の外側の場所のことで
歩道の代わりとなっている部分です。

解りやすく言うならば、当店の目の前の道路がそれです。

12月1日より、路側帯の自転車の通行が
一方通行となり、これに違反すると

「3月以下の懲役、または5万円以下の罰金」

となります。

とはいえ、いきなり罰則を与えられる事はまずないと思います。

そもそも自転車が突然右に渡ったり左に渡ったりという
とても危険な運転をする方が横行しているため
こうした措置を取らざるを得なくなったというのが現状であり
一人ひとりの意識がもう少し高くあるべきだと私は考えますので
左側を走るという事さえ守っていれば
何ら不自由ないことです。


マナーを守らなければルールが厳しくなります。
自分で自分の首を絞める結果にならないよう
自転車に乗っているということの意識や
モラルをしっかり持って安全に運転して頂くよう
お願い致します。

なお、上記の通り当店は路側帯に面しているため
南側からご来店の際は左側通行をして
向かい側から渡ってご入店ください。
また、北側み向かわれる際には
お手数ですが一度反対側に渡っていただき
左側を走行していただきますようお願い致します。
posted by シンワ店長 at 11:04| 日記

2013年09月22日

お願いします!

先日少し記事にもしましたが
昨今とても多く見られる恐ろしいものがあります。

それは子供を自転車に乗せたまま
親が手を離してどこかへ行ってしまう
という
信じがたい光景です。

あまり知られていないかもしれませんが
年に何度かは、それで死亡事故が起きています。

事例を挙げると、子供を乗せて自転車を止めたまま
ちょっと買い物に出てしまった時に
子供が動き、自転車が道路側に倒れて
トラックにひかれるという痛ましい事故がありました。

当店でもこの光景は本当によく見ます。
正直言わせていただくならば

常識が無さ過ぎます!

あえて厳しい言い方をしますが
親としてどうなんでしょう?

この写真を見てください。



これが当店のお店の前のスペースです。

今日は丁度、お彼岸で交通量が非常に多く
これほど車が接近している場所に
子供を乗せたまま自転車を止めて離れるなんて
普通の神経では考えられません。



事実、居るのです。
居たのです。今日。

ちなみにバスも通ります。
バスが通った時はもっとシビアになります。

こういうケースは見るたびに
心臓が止まるほど驚きます。

ちなみに比較的男性が多くお母さんとお父さんの
子供に対する気遣いの差がはっきりわかります。

「危ないですから!」と慌てて伝えても、平気な顔で
「ロックかかってるから大丈夫だよ」
なんて言う驚愕の返答が返ってきます。

そして殆どのケースで見られるのが

逆ギレ

勝手にイライラして帰ったり
暴言を吐いて帰ったり
正直呆れます。

はっきり言いますが

こんな親を持つ子供がかわいそうです。


ロックがかかってて安心というのは大きな間違いで
”比較的”ふらつき”にくく”なっているだけで
自転車は簡単に倒れます。

こんな事を私がここで改まって言う事でしょうか?

子供が動くとか
後ろから車が接触するとか
前後から自転車がぶつかってくるとか


考えてないんでしょうね。

本当に恐ろしいです。


最近は本当に多く思うことですが
これをしたらこうなる、という思考が
全く無い人が増えていると感じます。

少なくとも子供を乗せている自転車は
命を一つ多く乗せている自転車です

子供の命を大人が守らないでどうするんですか!!!!

ましてや自分の子供ですよ。
信じられません。


当店の前でなくても

子供を乗せた時は絶対に手を離さない。

これは当たり前のこととして
絶対に守ってもらいたいです。


子供が死んでからでは遅いのです。
posted by シンワ店長 at 12:05| 日記