2014年01月24日

スポーツ車のメンテナンスの話

先日、チューブが欲しいというお客さんがみえました。
漠然とチューブといっても、沢山の種類があります。

どのくらい多いかというと
例えば「26インチです」と言われても
バルブの形状だけでも英式、仏式、米式の3種あります。

さらに太さや規格によって
一般的な1-3/8、1-1/2から始まり
MTBなどで使用される事の多い1.75や2.10
他にもイレギュラーですがスポーツタイプでは
1.25といった極端に細いものや
650タイプとしてならば25cや28cなど
車輪の大きさ一つでも様々な種類があるのです。

1サイズでこれだけ種類があるのですから
少なくとも、何インチで、バルブのタイプ、太さ
この3つが解らないとお渡しできません。

お渡しできませんと書きましたが
販売してくれといわれれば当然お渡しできます。
ただ、お客さんのご要望で合わない物を渡して
当然ながらそれが合わない場合でも
当然ながら返金は致しませんので
そんな無駄なことは無意味ですから
調べる手間をかけて頂く方が良いと私は思います。
意地悪している訳ではないことをご理解ください。

一番手っ取り早いのは今乗っている自転車を
そのままお持ちいただけることです。
タイヤを見れば瞬時に解りますから。

さて

このように、自分で修理をするという方は
以前に比べると少し増えているように思えますが
タイヤの種類も応えられなくては
修理が出来るのかどうかも怪しく感じます。

私が何故そこまでキツく言うのかというと
安全が守られなければただの暴走自転車だからです。


昨今はスポーツバイクが流行りのせいか
「普段のメンテナンスはどうしたらいいのか」
という質問をよく受けます。

そういう場合、逆に私のほうから
「どんな事をやってますか?」
「何をしたらいいと思いますか?」
というように問いかけたりします。

これまた意地悪のように思えますが
これは、お客さん自身が
どのくらいの知識を持っているか知る為です。

その会話の内容から大体どのくらいの知識があって
どのくらいの作業が出来る人かは判断できるため
それによって”何もやらない方がいい”
とお伝えするケースは多々あります。
というか殆どです。。


昨今では本当にいろいろな情報が簡単に手に入りますが
インターネットでの交流などでは
「こういうメンテがいい」とか「これを使うといい」
という情報が簡単に手に入り、またそれを実行する事も可能です。

しかしそれらの情報はどこまで正しいのでしょう?

自転車は生身で道路を走るものですから
素人が簡単に手を出して、しっかり出来るかといえば
全てとは言いませんが、それは安全上
かなり危険な行為だと私は思います。


何せ後輪ブレーキ付近でCRCを拭くような
唖然とする行為を平然と行う
昔ながらの個人店も沢山あるのですから。


例えばネットで調べて、自分で家を建てるようなものです
想像してみてください。安全に暮らせるかどうかを。

私は昔、建築をかじっていたことがるのでよく解りますが
家を建てるという作業には多くの知識と技術が必要で
見よう見まねで出来るものではありません。

自転車も同じだと思っています。
一見簡単に見えても、細かいコツは
動画や文章では絶対に伝わりません。

むしろ建築と違って見た目簡単そうに見えるだけに
やろうかと思う人が多いようなので
それが一番恐ろしいと私は思います。



スポーツ自転車が流行ることで
そういう類のサイトやメンテナンスの
ガイド本のようなものも増えて
お客さんの中には女性の方で
手先も全く器用ではなさそうな方まで
上記のような質問をされるケースが増えました。

手先が器用で構造的に理解していて
どのような仕組みで、何を重要視すればいいか
そのような事がすぐに理解できるようならば
勿論自分で出来ればそれに越した事はありません。

しかしそれが出来るということは
プロ並の技術が、そしてそれには経験も必要です。

ですから、メンテナンスは自分でやるのではなく
お店に任せるべきだと私は考えます。

こんな事を言うと「商売だから当然だろう」
と思われるかもしれませんが
それを差っぴいてもやはりプロにみてもらう方がいいです。


ちょっと話がそれますが、実は私自身

自転車にあまり興味がありません。

厳密に言えば自転車に乗ることにあまり興味がありません。

・・というと結構驚かれるのですが(笑)
これは事実であって、休日に凄いスポーツ自転車で
何十キロも走ったりするようなことは
一切ありませんし普段乗っている自転車も
ごくごく普通の自転車です。

ただ、私はモノを直す事がとても好きですので
それが自転車であっても何であっても
最良の状態に戻すという事にかけては
とことん追求して、頂く金額以上に満足して頂けるよう
常日頃から考えて仕事をしております。


決して「もっと早く走れるように改造しよう」とか
「このパーツ使ったほうが格好イイよね」とか
そういう事は考えませんし自ら進めません。

走って止まる。これが基本ですから
ここに戻す事が一番の仕事です。

それ以上は趣味の範囲ですから
ご相談いただければ考えますが
普段の仕事の範囲として口に出す事はありません。


ここ数年は、自転車に乗ることが大好きで
脱サラなどをして自転車店を始める人も増えていますが
長く続かないのは実はここが理由だと思います。

好きな事を奨めるだけでは自転車の仕事は勤まりません。
そういうことは個人の趣味の範囲であって
大前提として、安全を守る事が出来なければ
自転車という物として成り立ちませんし
当然ながら信頼は得られません。


ですから資格も取らずにコッソリ営業しているようなお店は
どれ程危険かという事くらい、瞬時に理解できるでしょう。

スポーツ車やBMXを専門的に取り扱う個人店で
このレベルまで技術や知識があるお店は
本当に一握りだと私は思っています。

自転車は信頼できるお店で買い
長く修理できる環境を作る事が
安心して使える一番最良の手段なのです。
posted by シンワ店長 at 19:00| 日記

2013年12月08日

証拠写真

こちらでは何度もご紹介しておりますが
某自転車量販店で買った自転車の
パンク修理剤による被害は今でも多く
本日も2人のお客様が、ただのパンクのはずが
チューブ交換となりました。

そのうち一台に、確定的な証拠がありましたので
ここでご紹介しておきます。

上記のように何度も書いておりますが
パンク修理剤というものは事実上殆ど効果がなく
しかもパンク修理が出来なくなるため
とてつもない金額がかかるデメリットを負います。

これを推奨するのは、ある意味詐欺です。



さてこちらの自転車



ご覧の通りなのですがガビョウが刺さっています。




そして穴が開いています。
緑色に見えるのが中から噴出している
パンク修理剤です。

ご覧の通り、全く効果がないどころか
中から液体が噴出す故に
パンク修理のパッチを張る事が出来ません。


通常この程度の穴であれば
問題なく修理可能なのですが
必然的に倍以上の金額がかかる
チューブ交換になります。


これも何度も書いていますが
当店の修理代金で比較してみますと
パンク修理は900円です。

某量販店で買う時に、前後1000円ずつくらい払って
このような不要なものを入れられます。

当店の修理が約1000円だとしても
最初から両方パンクした料金を払う羽目になっていて
しかも一度でもパンクしたら即チューブ交換ですので
前輪なら2000円、後輪なら2500円
さらに言いますとかなり液体が漏れて
処理に手間がかかる場合は+500円を頂いております

仮に手間がかからなかったとしても
前後パンクしてしまうと4500円もかかります。
最初に修理剤を入れていなければ合計でも1800円
修理剤を入れてしまった場合は2000円増すので
最終的にお客様の負担は6500円となります。

さて

仮にこの量販店でメーカー車が安く売られていたとしても
相当なセールでもない限りは
当店より6500円も安く売っていることはまずないでしょう。

という事は、わざわざ車を飛ばして
安いと思って買ったもので散々な目にあうわけです。

量販店や大型チェーン店は
基本的に売る事しか考えていません。

要するに”売る事”というのは
お客様からいかにして
100円でも多くお金をもらうか


という事です。

車を飛ばして買いに来るようなお客様が
修理に来るなんてことは頭から考えていませんから
二度と来ないであろうその一度の買い物で
上乗せして儲けるという商法で成り立つのです。


それもまともに使えるものならまだしも
ろくに使えないものを押し付けるような商売は
詐欺と呼ばずに何と言いましょうか。


勿論、選ぶのはお客様次第ですが
私はあまりお薦めできません。
posted by シンワ店長 at 16:36| 日記

2013年12月01日

法改正について

既にご存知の方も多いかと思いますが
(というより全員知っていなくてはいけないのですが・・)
本日12月1日より道路交通法が改正され
自転車での道路右側の路側帯の通行が禁じられます。

ここで言われる「路側帯」とは
歩道がない道のうち、白線の外側の場所のことで
歩道の代わりとなっている部分です。

解りやすく言うならば、当店の目の前の道路がそれです。

12月1日より、路側帯の自転車の通行が
一方通行となり、これに違反すると

「3月以下の懲役、または5万円以下の罰金」

となります。

とはいえ、いきなり罰則を与えられる事はまずないと思います。

そもそも自転車が突然右に渡ったり左に渡ったりという
とても危険な運転をする方が横行しているため
こうした措置を取らざるを得なくなったというのが現状であり
一人ひとりの意識がもう少し高くあるべきだと私は考えますので
左側を走るという事さえ守っていれば
何ら不自由ないことです。


マナーを守らなければルールが厳しくなります。
自分で自分の首を絞める結果にならないよう
自転車に乗っているということの意識や
モラルをしっかり持って安全に運転して頂くよう
お願い致します。

なお、上記の通り当店は路側帯に面しているため
南側からご来店の際は左側通行をして
向かい側から渡ってご入店ください。
また、北側み向かわれる際には
お手数ですが一度反対側に渡っていただき
左側を走行していただきますようお願い致します。
posted by シンワ店長 at 11:04| 日記

2013年09月22日

お願いします!

先日少し記事にもしましたが
昨今とても多く見られる恐ろしいものがあります。

それは子供を自転車に乗せたまま
親が手を離してどこかへ行ってしまう
という
信じがたい光景です。

あまり知られていないかもしれませんが
年に何度かは、それで死亡事故が起きています。

事例を挙げると、子供を乗せて自転車を止めたまま
ちょっと買い物に出てしまった時に
子供が動き、自転車が道路側に倒れて
トラックにひかれるという痛ましい事故がありました。

当店でもこの光景は本当によく見ます。
正直言わせていただくならば

常識が無さ過ぎます!

あえて厳しい言い方をしますが
親としてどうなんでしょう?

この写真を見てください。



これが当店のお店の前のスペースです。

今日は丁度、お彼岸で交通量が非常に多く
これほど車が接近している場所に
子供を乗せたまま自転車を止めて離れるなんて
普通の神経では考えられません。



事実、居るのです。
居たのです。今日。

ちなみにバスも通ります。
バスが通った時はもっとシビアになります。

こういうケースは見るたびに
心臓が止まるほど驚きます。

ちなみに比較的男性が多くお母さんとお父さんの
子供に対する気遣いの差がはっきりわかります。

「危ないですから!」と慌てて伝えても、平気な顔で
「ロックかかってるから大丈夫だよ」
なんて言う驚愕の返答が返ってきます。

そして殆どのケースで見られるのが

逆ギレ

勝手にイライラして帰ったり
暴言を吐いて帰ったり
正直呆れます。

はっきり言いますが

こんな親を持つ子供がかわいそうです。


ロックがかかってて安心というのは大きな間違いで
”比較的”ふらつき”にくく”なっているだけで
自転車は簡単に倒れます。

こんな事を私がここで改まって言う事でしょうか?

子供が動くとか
後ろから車が接触するとか
前後から自転車がぶつかってくるとか


考えてないんでしょうね。

本当に恐ろしいです。


最近は本当に多く思うことですが
これをしたらこうなる、という思考が
全く無い人が増えていると感じます。

少なくとも子供を乗せている自転車は
命を一つ多く乗せている自転車です

子供の命を大人が守らないでどうするんですか!!!!

ましてや自分の子供ですよ。
信じられません。


当店の前でなくても

子供を乗せた時は絶対に手を離さない。

これは当たり前のこととして
絶対に守ってもらいたいです。


子供が死んでからでは遅いのです。
posted by シンワ店長 at 12:05| 日記

2013年09月09日

安物の代表

修理を多くやると、当たり前ですが
見ただけでその自転車の大体の値段がわかります。

当店では、お客さんがお店に入ってきた時点で
どのくらいの価格の自転車で、何年くらい乗ったのかを
大体、見て把握しておりますので
修理の金額があまりに大きいものであれば
車体が安ければ無理に薦めることは致しません。
逆に、高額な自転車であれば
どんどん直して乗っていただくようお勧めしております。

さて、安物自転車といっても様々ですが
単純にホームセンターなんかで売られている
本当に安い粗末な自転車から
価格は安くないのに、実は凄く安くて粗悪な自転車
というものもあります。

その代表的なものがこちら。



こういう車メーカーのロゴの入った自転車は
最も危険な自転車の一つといってもいいでしょう。


ルノーは自転車メーカーではありません。
ついでに言えばハマーもジープもシボレーもミニも
自転車メーカーではありません。

なぜ自転車があるのかといえば、ただの宣伝であり
キャンペーンカーのようなものです。



乗ってもらうことで広告塔になるため
あえてプレゼントなども含めて、安く多く世に出して
宣伝してもらうのが目的なのです。

近年あった事例をあげるならば
あの”お父さん自転車”なんかも、まさにそれです。



だから中国製。

車メーカーに限らずですが、こういう自転車の場合
例えばルノーが主体になって工場を持って
一から設計して生産してるなんて思ったら大間違いです。

実態は、車体は中国製の、粗悪な自転車を適当にピックアップして
そこにロゴを貼り付けて販売しているだけです。

例えば8,000円の自転車も、メーカーロゴを貼り付けるだけで
簡単に2万くらいで売れるのです。

ちなみにプジョーの自転車はしっかりしているものが多いです。
(※勿論ある程度以上の価格のものに限った話です)
なぜならば、プジョーは80年代までは
ツールドフランスで使用されるようなホンモノを製作する
名門自転車メーカーだったからです。



しかしながら自動車メーカーブランドの安物自転車ほど
売りやすい自転車はありません。

「大人気!有名車ブランドの折りたたみ!」

という表記をネットなどでもよく見ますが
イメージが良いので食いつきやすい餌ですね。

そういう自転車を販売するようなお店は
技術もなく利益だけしか考えていないので
当然組み立てもいい加減ですし



こういう簡単な事すら出来ていないケースが多いです。


【正解】

上の写真は走行上特に問題はありませんが
展示時にオートライトと示すために見せるだけの紙を
販売時に取り外さないことを見ても
販売時に再点検をしていないと断言できます。

他にも、梱包材がくっついたまま等
こういう自転車はよく見かけますが
組み立てる人間と販売する人間の
いい加減さが露呈しています。


サポートもいい加減ですし
ボロボロになって乗り捨てられるのが関の山。

一流自動車メーカーのロゴが入った自転車が
いたるところがサビて、ボロボロになっている姿は
ある意味痛ましく思いますね。
posted by シンワ店長 at 11:49| 日記

2013年09月02日

連続パンク被害その後

経過報告です。

相変わらず犯人は犯行を続けているようで
また何人かの方が修理にこられました。

・たましん前で前後4箇所(貫通で6箇所)
(朝5時から昼13時の間。木曜。路駐)

・ファミマ裏のビルの前で後輪2箇所(貫通で4箇所)
 前輪は刃物で切られタイヤ交換。
(夜止めていた。週末。路駐)

・同じくファミマ裏のビル(塾)の駐輪場で
 前後3箇所(貫通で合計5箇所)
(夜中に止めていた。週末。路駐、2度目)


通常週末で夜の犯行が多いのですが
一件だけ、木曜日の昼間という
今までに無い時間帯がありました。

もしかすると通勤しながら犯行している
というケースも考えられます。

それと、タイヤを切るのは別の犯人と思われます。

被害の殆どが、千枚通しのような刺した穴で
いずれも20センチほどの間隔で2箇所
前後あけられる
ケースです。

路駐はダメだという以前に、これは立派な犯罪ですから
出来るだけ詳細な場所と時間を警察に届け出てください。
おまわりさんも「それとこれとは話が別」と言っています。

そのあけられた穴の数の多さから
修理代は平均すると2500円以上かかっているので
もし駅近辺に路駐しようと思うのであれば
優良駐輪場を使う方がはるかに安いです。
タクシーを使ってもお釣りが来るかもしれません


犯人が早期に捕まる事を願うばかりです。
posted by シンワ店長 at 00:00| 日記

2013年08月31日

びっくりです

近頃、お店の前に子供を乗せたまま自転車を止めて
お店に入ってくる
親御さんがとても多く目に付きます。

ご存知の方も多いと思いますが
当店は歩道の幅が1mも無い狭い道路で
バスがすれ違えないほどの車幅にもかかわらず
バスや大型トラックなどが通ります。


ルールを無視して我が物顔で、自転車で
右側通行をする人も後を絶えません。

もし置いていた自転車が倒れた時
後ろからバスが来たら、お子さんはどうなるでしょう。

もし我が物顔で走っている自転車が
接触して自転車が倒れた時に
乗っているお子さんはどうなるでしょう?

あえて言いますが、もしお子さんが暴れなくても。

大きなニュースになるケースは少ないですが
親が手を離した時に倒れて死亡する事故は
毎年数件ですが必ずおきている事実

実際にお客さんの中にも、そういう事故を
運転中に見た人もいらっしゃいました。

「子供と運転手が可哀想だ」と仰っていました。

一つのうっかり、一つの不注意が
一帯どれ程の大惨事になるかを考えると
子供を乗せたまま手を離すなどという行為は
普通の思考なら絶対に出来ないはずです。

ましてや自分の子供です。

しかし大抵の方に「危ないですよ」と伝えると


「 大 丈 夫 で す 」


と返ってきます。

何が大丈夫なのでしょう。
さっぱり理解できません。

少なくとも店の前で交通事故などを起こされたら
お店としては大変な迷惑です。

その背筋が凍るほど恐ろしい光景を見た瞬間
私はすぐに店を飛び出しますし
親御さんに厳しく注意をします。

当たり前です。

1秒でも早く自転車に戻ってもらいたいからです。


昨今では自分がしている事が
異常だとわからない方も多いらしく
いきなり逆ギレで「何なんだテメェ!」
とか言われることもあります。

というか実は今日そういう方が来たんですね。
ですから毅然とした態度で私は

「少なくともこれだけ狭い場所で
 後ろからバスも来るし前から自転車も走ってくるし
 そういう状況で子供を乗せたまま
 平気で店に入ってくること自体、常識的に考えて
 ちょっとそれはおかしいんじゃないですか?」

と伝えたんです。

すると

「お前の顔の方がおかしいわ!」と言われました。失笑

つまりこの親御さんは話題を摩り替えて
気分に任せて責任を放棄したわけです。

こういうケースでいつも思うのですが
きっと子供はペットか何かと勘違いしていて
少なくとも大事ではないんでしょうね。


特に男性に多く見られます。

別に私なんかはどうでもかまいません。
私の顔なんかどうでもいい話なんです。
私が鬼でもクソでも世界一醜い顔だとしても
そんな行為より100倍マシです。

言い方がムカついて嫌われてもかまいません。
子供の命が守れるならいくらでも嫌われましょう。
私が嫌なら二度と来なくてもいいです。

その代わり二度と、絶対に
子供を乗せたまま手を離さないでください。

感情論じゃなくて一般論。いや一般常識。
恥をかいていることにすら気付かないのは哀れです。
子供が可哀想です。私が思うのはそれだけです。


昨今では、自分の非を棚に上げて
ツイッターだのなんだので店をこきおろして
ハケ口にしている人も居るようですが
正直勝手に騒げばいいと思います。
どっちが正しいかは明白ですから。

私はそういうツールは使いませんし
見ませんから何も気になりませんし
聞こえない陰口というものは
事実上存在しないのと同じです。

そんなことよりも何より

子供を守れない大人と

子供を守れない社会は

クズだと私は思います。
posted by シンワ店長 at 17:36| 日記

2013年08月26日

スプレー油にご注意を!

この時期になると特に多い修理の一つに
ブレーキ交換があります。

なぜこの時期にブレーキなのかと言いますと
ここのところ立て続けなのですが
夏休みの間に、子供と一緒に遊ぶ機会が増えることで
お父さん達が自転車をいじりだす傾向が強いようなのです。

ブレーキは当然ながら止まる装置。
そこに油が入れば一発で壊れてしまいます。

特に痛いのが後輪のブレーキ交換。
何が痛いかといえばその修理代。
4500円かかります。

ではなぜブレーキに油が入るのか。
大抵の方の話を聞くと
「ブレーキには入れてない」と言います。

当然です、普通は入れません。
ですが入ります。ナゼでしょう。



犯人はコイツです。

以前にもお伝えしておりますが

自転車にスプレー油は一切使えません。

というより、むしろお願いです
使わないでください。


例えば赤い色のカラースプレーだと思ってください。
シュッとひと吹きした時に、どれ程の範囲が赤くなるでしょう。
塗装をする時はその塗装したい部分以外に
綺麗にマスキングをしなければ大変な事になりますね。

それと同じく、この代表的な556などのスプレーを
チェーンにシュッとひと吹き。よくある光景だと思います。
向こう側でブレーキが口をあけて待っています。

400円のスプレーで一瞬にして4500円となります。


スプレーはこの他にも甚大な修理になるケースを引き起こします。

もう一つよくあるケースは、車輪の軸。
車輪の軸がよく回るようにと安易な考えで
スプレーをシュッとひと吹き。

さてどうなるでしょう。

自転車で最も要の部分は、各軸です。
車輪、ペダル、ハンドル。
これらの軸が綺麗に動かなくなると
大きな修理をしなければなりません。

長い間回ってもらえるように、内部にはベアリングと共に
グリースという硬い油が入っているのですが
そこにスプレー油あるいはオイルなど
適正外のものが入ってしまうとどうなるか。

粘度の硬いものに水をかけたらどうなるか。

固形の油が全部流れて消えうせます。
すると例えば10年持つような部分が
早ければ3ヶ月くらいで壊れます。


その金額も、場所によって違いますが、おおよそ
12,00円〜12,000円くらいかかる事もあります。

400円の缶ひとつで、12,000円。

どうでしょう。
それでもまだ使いますか?


自転車にはスプレーをかけていい場所はありません。
スプレー油は揮発性が高い為に元々ある油まで飛ばしてしまったり
上記のように内部に入って油を流してしまったり
そのまた上記のように注油厳禁な場所に知らないうちに入ったり。


やらなくていいことをやって
大きな金額を支払うハメになってしまうのは
これ以上もったいない事はありません。

自転車の修理は、バイク屋さんでも、車屋さんでも
意外と出来てないことが多く、私の知り合いでも
「自転車だけは少し違うからやりたくない」
という方もいるくらいです。

素人が勝手に手を出すと、余計に壊れるというケースは
今まで何度も見てきております。

勝手にあけて”直した風”になっていて
実は甚大な危険を及ぼす状態になっていることもしばしば。

週末にご主人が直した自転車がおかしくて
翌日コッソリ修理に持ってくる奥さんなども少なくありません。


修理代金が高くなることは勿論
ネジの締め付け強度、取り付け間違いなどで
同じ修理でも、一度ばらして
一から組みなおす作業を必要とする場合もあるため
時間も倍以上かかってしまい
結局困るのはお客さん自身になってしまいます。

何より、道路を走り命を乗せるものですから
もしもの事があってからでは遅いのです。
そのために私たちのようなプロがいるわけです。


あれっと思ったらお店に来てください。
少なくともお客さんが直すより上手に的確に
そして安く出来る可能性は高いです。
posted by シンワ店長 at 12:58| 日記

2013年07月25日

パンクの理由、説明する理由

先日「タイヤがパンクしたかもしれない」
というお客様がいらっしゃいました。

「したかもしれない」

という言葉が引っかかったので
パンクではないのかな?という問いかけをしたところ
空気を全然入れてないだけでした。

聞けば半年近く空気を入れてないとかで
最後に入れたのは当店でタイヤ交換をした時ということでした。
それでは当然タイヤはぺちゃんこですし
下手したらパンクしていてもおかしくない状況です。

この時はタイヤの状態から見ても
単純に空気が抜けただけだったので
50円の空気入れでなんとか持ち直しました。
しかし、度々ですがパンクしていてもおかしくない状況でした。


パンク修理は一日に5〜7件くらいあるのですが
その7割近くが空気を入れないことでのパンクです。

タイヤに空気が入らないとタイヤが潰れて
接地面積が大きくなり摩擦が多くなるので重くなります。
その状態で乗ると、接地面積が通常の5倍ほどになるため
それだけでも単純に5倍パンクしやすくなります

そしてどんな軽い方でも大人なら40キロ以上あるわけですから
そこに自転車の自重約20キロが合わさって60キロ
走行中は重心の移動が行われて
後ろのタイヤに多く負担がかかるため
前:後の比率が4:6と考えても35キロ以上の負担がかかります。

空気が入っていない状態で乗ることでタイヤを潰し
リムと地面の間にチューブが挟まれて
中ですりつぶすように痛んでいき
ボロボロになって穴が開きます。
タイヤの側面にタイヤの円にあわせてヒビが入る方は
常時空気が少ない証拠です。


普段から空気を入れているかどうかは
それを見た瞬間に解ります。

だから殆どの場合、タイヤを空ける前に中の状態が想像でき
どういう状態でどんな穴が開いているかも解ります。

また、空気が少ない事で衝撃を跳ね返すことが出来ず
段差などでリムと地面の間で強くチューブが挟まる事で
「リム打ち」という大きな穴が空いて
一瞬にして空気が抜けるようなパンクをします。

上記2つのパンクは自滅タイプ
本来は防げるはずのものですが
残念ながらこの2種類のパンクが先に述べたように
パンク修理全体の7割以上を占めています。

つまりガビョウやガラスなどを踏んでしまう可能性は
かなり低い
という事が言えます。
しかしながら、しょっちゅうパンクする人は沢山います。
もうお解かりだとおもいますが
これらの方々は単純に空気を入れていないからです。

酷い場合、すりつぶしたパンクの方は
一発でタイヤ交換になるケースも少なくありません。
どんなにもっても、3回目ではアウトです。

空気を入れない方は、だいたい
半年に一回のペースでパンクをしてきます。
その2回目か3回目にはタイヤを換えることになります。
つまり多く見ても2年で2回パンクして3回目がタイヤ交換、
当店の価格で言えば900円を2回と4,000円を1回
合計で6,000円を無駄に支払う羽目になります。
年間3,500円捨てているのと同じです。


恐ろしい事にこういう方の半分が皆

「じゃあ新しく買い換えた方が安いね」

と言い放ちます。

一万円の自転車にタイヤだけで

4,000円も払えない、という考えは

最もお金のかかる考え方だと

私はここに断言します。


なぜならその壊れた理由は全て乗っている人自身の問題であり
仮に上記のように2年で6,000円払ったとしても
その後新しいタイヤでしっかり乗れば長く乗れるはずだからです。
それを4,000円が高いといい1万円で新しい自転車を買うという
その考え方の方がよっぽどおかしいと私は思います。

そしてそういって乗り捨てた方はだいたい
半年後にまたパンクをします。当たり前ですね。
根本的な問題が解決していないのですから。

それを、本人が気付くまで一生繰り返すのです。

おさらいしましょう。

900円が2回、3回目で1万円払います。
2年で11,800円かかります。
年間5,900円捨てることになります。

倍増しましたね。
なんてお金持ちなんでしょう。
羨ましく思います。

というのは冗談にしても、どれだけ無駄かという事です。
私はそういう無駄遣いはして欲しくない。
そんなお金があるならもっと楽しい事に使ってもらいたい!

ちなみに乗りつくしてタイヤを交換する方でも
5年くらいしか乗っていない自転車なら
タイヤを変えることをオススメします。
なぜならタイヤは乗った分しか減りませんから
自転車を買い換えてもタイヤ交換までの時間は変わりません。


そうやって修理するのが自転車の正しい乗り方です。


量販店は修理の腕がないので
自転車の買い替えを奨めます。

また、個人店でも儲けたいだけのお店は
なぜ壊れたかを説明しません。
その方がまた壊してきて儲かるからです。
商売ですから仕方がありません。

しかし当店は自転車を買いに来たお客様にまず
「なぜ買い換えるのか」を伺います。

そうすると3割くらいの方が
今の自転車がまだ乗れることに気付き
買い換えず修理をして、しっかり直して
持ってきた金額の半分もかからず、満足して帰られます。

当店は得をしないかもしれません。
でもお客様は得をするので、満足して頂けます。
それだけで十分です。
別にお店が傾くほどではありませんから。


また、修理の際に私が、なぜ壊れたかを
しっかり説明している事に関して
自らを攻められているように感じて
憤慨される方もたまにいらっしゃいます。

私としては、憤慨する時点で
非を認めているのではないかと思うのですが
危ない事や間違った使い方をしている方に関しては
私は容赦なくその点を追求します。

なぜなら、私たちの仕事は
自転車を売ったり直すだけでなく
お客様の安全を守る義務があるからです。


危険な運転や安全でない状態の時は
厳しくそこを正させるようにする事が
最も大事な仕事だと思っております。

危ない状態を解っていて何も言わず
お客様が危険な目にあったり
それで自転車が壊れて、お店が儲かる
なんていう考えでやっているお店は
何も言わず表面上だけいい顔をして
印象派良いかもしれませんが
誰が得をしているって言えば、結局お店だけなんです。

だから私は私が嫌われても別に構いません。
私たちが注意をしなくて誰が注意をするんですか。

それでお客様が安全に乗れるならば
どんどん嫌ってください。でもそのかわり
安全に乗ることだけはお約束頂きたいと思っています。


無駄にお金を使って欲しくない。

当店は基本的にそこからスタートしています。
かかってしまう金額は仕方ないけれど
無駄にかかっているところは理由を説明して
それをなるべく減らして頂ければ
もっと気持ちよく自転車に乗れるのではないか。
私はそう思います。

ですから、お客様が一番得する方法をご提案しているのです。
posted by シンワ店長 at 11:25| 日記

2013年04月18日

自転車の選び方?

春になり、新しい自転車を買う方も多い時期ですが
先日、あるお客様からこんなお話を聞きました。

なんか、自転車を選ぶポイントとして
BAAというマークが付いてる自転車を
買うのが安全でいいってTVで言ってた。

これを聞いた瞬間、思わず笑ってしまったのですが・・

確かにBAAがあるかないかという点でいえば
あった方が当然いいに決まっているのですが
昨今、BAAが付いていない自転車を探す方が困難であり
ネットなどでよほどいい加減なものでなければ
大抵の自転車はBAAが付いております。

それと

えー・・まず、それ以前にBAAというものが
一体どういうものかを知る必要があるとも私は思います。

こちら

リンク先が切れていたら「BAA 天下り」とでも検索してください。笑

TVというものは色々なバイアスがかかりますが
多くの人はTVでやっている事をそのまま信じてしまいます。
BAA推進している人間がどういう組織なのか
知らなければ「BAA=安全」というだけの言葉で
選択肢を決められて買ってしまうでしょう。

TVで言っていたことを鵜呑みにする。
というのは一番危険だという良い例でしょう。

さて。

BAAがほぼ”ザル”状態である事は
上記のリンク先を読んで頂ければ
ご理解いただけたかとと思いますが

もし仮にBAAに凄く厳しい審査があって
ごく一部のものにしか付いていないような
とても凄いものだったとしても
BAAが付いてれば安全という認識は大きな間違いです。

例えばです。

BAAの審査を通った大手メーカーの自転車を
貴方自身が組み立てたとしましょう。

安全ですか?

私は自転車の整備士の資格は持っておりますが
クルマの整備士の資格は持っておりません。

今、私が1,000万以上するフェラーリを組み立てるので
誰かちょっと、高速道路で試乗してきてくれますか?

乗ってくれますか?笑


・・簡単な話ですね。

どんな高級な部品を使い、凄い性能を発揮するものでも
しっかり組み立てられていなかったら
それは安全ではないのです。


ホームセンターで自転車を販売しているのは
アルバイトのお兄ちゃんです。
彼らに罪は無いので攻めるつもりはありませんが
大学生やフリーターのお兄ちゃんが
何となく日曜大工的にねじを締めた自転車が
BAA付きで安全と言えるでしょうか。


某ア●ヒのような、大型チェーン店では
夜中に工場で、無資格のアルバイトが組み立てて
完成した状態で車で運ばれてきて
店頭に並べる時にひょいっとハンドルを戻すだけで
素人が見たらさも素敵な自転車に見えますが
やっぱり無資格のアルバイトのお兄ちゃんが手入れをして
その自転車が安全だと果たしていえるでしょうか?

「お店を出て、しばらく走ったら変な音がする」

「お店を出て、曲がろうとしたら
 ハンドルだけ曲がって壁に激突しそうになった。」


そんな話はしょっちゅう聞きます。
そんなお店は最低です。

人の命なんて微塵も考えていないのでしょう。
お金をもらえれば後は、はいサヨウナラ。
そういう気持ちでやっているのでしょう。

いくら価格が安くても
私はそんな自転車に乗りたいとは思えません。

BAAが付いていることはある意味最低条件です。
誰が組み立てたのか、誰が整備しているのか
一番大事なのはそこです。

お店で自転車を買う時に

・サドルだけでなくハンドルのサイズ調整はしてもらいましたか?
・ブレーキの握りは貴方の握力にあっていますか?
・タイヤの空気はしっかり入っていますか?
・ハンドルやタイヤ等、増し締め点検をしている姿を見ましたか?

こんなの販売する上では最低限のチェックです。

私が自転車を販売する時には
まずお客様の性別、体格、年齢などを見ながら
お客様のお話を聞き、一番乗りやすい、
適切なものをご紹介するのは当然のこと、
更に人それぞれ、同じ身長でも手や足の長さ
握力などは全然違う上に、元々乗っていた自転車と
同じような角度や位置に調整してあげる事で
違和感無く楽に気持ちよく乗れる自転車に調整しています。

当たり前の事です。

クルマだって、運転する時にシートの高さや角度
ミラーの角度を調節するはずです。
自転車は自分で出来ないから、整備士がしっかりと
お客様のご要望にお答えする訳です。

それが私たちの仕事です。

自転車を売ることが仕事ではありません。

「専門店で買うと、やっぱり長持ちするね」とか

「何か乗り心地が違うんだよね」とか

そういったお言葉はよく頂きますが
それぞれに、きちんとした理由があるのです。

売るだけなら誰でも出来ます。
実際に売るだけのお店なんて山ほどあります。

私たち専門職の人間は、お客様がお店を出た瞬間から
全ての責任を負う覚悟で整備しております。
言い過ぎかもしれませんが
少しのミスも許されないのです。

人の命がかかっているから。
posted by シンワ店長 at 11:00| 日記

2013年03月11日

HYDEE.B について

3月に入り、新車をお求めになる方も増え
お問い合わせも多くなってきております。

その中でもやはり、時期的に一番多いのは
子乗せの電動自転車に関するお話です。

今回は人気車種であるブリヂストンの
HYDEE.B(ハイディ・ビー)という自転車をご紹介いたします。

hy13.jpg

このたび、3月末頃から2013年モデルが発売となります。

メーカーサイト
http://www.hydee-b.jp/index.html

先にお断りしておきますが
サイクルショップシンワでは
普通切り込まないような切り口で
自転車に関する様々なことをお伝えしております。

今回ご紹介するHYDEE.Bはデビュー以来
過去当店で一台も販売しておりません。

今回は、その理由を語りたいと思います。


まずこの、HYDEE.Bという自転車は
ご存知の方も多いと思いますが
雑誌VERYとのコラボ自転車という事で
多くのメディアで取り上げられていて
受注即完売という、自転車としては異例の売れ行きでした。

実物も見ず、カタチで入って決めるという事が
自転車という乗り物においてどれ程ギャンブルか
それを思うとプロとしては発売当初から
「大丈夫か?」という気持ちでいっぱいでした。

その後実物を見たり、仕様を見て
やっぱり予想通りで、予定通り展示販売だけでなく
基本的にオススメできない一台だなという結論に至りました。


当店でまずオススメしない理由の一つ目がタイヤです。

上記のリンク先が特設サイトなのですが
開いてすぐ出てくる写真をみてすぐわかると思います

hy132.jpg

このタイヤのゴツさ。
女性が乗る自転車とは思えない
マウンテンバイク仕様の26x1.95タイヤ。
まずこれだけで無駄に車体が重くなります
(※諸々の仕様により結果的には軽くなっていますが・・)

いつもお伝えしておりますが
自転車の修理で一番多いのはタイヤ関係で
その主な部分がパンク修理やタイヤ交換です。
そしていつもお伝えしておりますが
だいたい7割くらいの方が
空気を入れないことでタイヤをダメにして
ものすごい無駄なお金を払っています。


さて、タイヤが太いということは
それだけつぶれる割合も大きくなるということで
空気を入れませんという方にとっては
これほどリスクの高いものは無いんですね。

私は大歓迎ですが。笑

メーカーサイトでは「溝にはまりにくい」とありますが
空気を入れてなければ溝どころかちょっとした段差で一発アウト。
もしかして今これを読んでいるご自身もご記憶にあるのでは・・?


そして26x1.95というタイヤの種類。
これもマウンテンバイクのタイプとなりますから
間違いなく一般的なタイヤよりも割り増しになります。

パンクは普段から気をつければいいですが
タイヤに関してはいずれ必ずくる交換。
消耗品として割高になるというデメリット
修理して乗るという使い方をする自転車にとって大きいです。

ただし、カッコイイとは思います。


次に車輪。

今や電動自転車でもステンレスリムが当たり前になっていますが
この自転車は後ほど紹介するブレーキとの兼ね合いもあって
アルミが使われています。

アルミのリムと言えば今やスーパーなんかで売っている
安い自転車の象徴のようなものですが
そこまで酷い訳ではないものの
やっぱり倒れたりする事で、曲がりやすいのはアルミです。

状況にもよりますが、正面衝突しても
メーカーのステンレス仕様の場合はフォークだけが曲がり
車輪が曲がらずに助かる事はよくありますが
安い自転車なんかだとアルミリムなので
フォーク+車輪の修理で一発で修理代が12,000円!
という金額になることは多々あります。

ただ、スポーツ車などにも軽量化の意味で使われており
どちらかと言えばこの自転車はこちらのパターン。
基本的に26x1.95というのは、いわばマウンテンバイクですから
アルミリムになるのは至極当然の流れ。
しかし強度という部分を考えるとやや難があるものです。

まして、子供を乗せて走るという
比較的ヘビーに使う自転車にとっては。

まぁ、スポーツ車っぽいという視点で考えたら
カッコイイとは思います。


次にブレーキです。

これは実は、当店でオススメしていない一番の理由です。
しかしながら、他の町ではその限りではありません
あくまで”当店では”オススメしない理由です。

なぜならば、このBYDEE.Bに使われているVブレーキというもの

hy133.jpg

いわゆるスポーツ車に使われているものなのですが
とにかく磨耗が早い!
元々ブレーキシューの厚みは
一般的な自転車の半分くらいしかない上に
アルミのリムに対して柔らかなシュー(ゴム)を使っているため
その削れる速度もステンリムの倍近い速さ。

つまり、それだけでも4倍くらい早く
ブレーキゴム交換をする必要があります。

ちなみにブレーキシュー交換の価格も
一般的なものに比べ割高になります。


スポーツ車仕様なのでカッコイイとは思います。

さて。

なぜここが一番のポイントかといいますと
小金井は坂の多い町だということです。

私はこの地域にずっと住んでいますので
あまり感覚的には解らないのですが
どうやら他の町から来た方に言わせると

ブレーキの減り方が圧倒的
ブレーキワイヤーの切れる頻度が尋常ではない


そうで。

つまり、小金井という町、特に当店近辺のように
急な坂の下に住んでいて、更に必ず坂を上らなければ
(=降りなければ)ならないという条件においては
ブレーキは普通以上に要となってくるわけです。

その消耗度が高くなり、割高となれば
やっぱり無駄に高いものを買うという結果になります。

正直個人的な見解からすれば
どうして女性がこんなにゴッツイ自転車に乗りたがるのか
さっぱり理解ができないと言うところなのですが
さすがは雑誌のマジックといったところでしょう。

また、付属のチャイルドシートも
荷物乗せとしての容量は小さく
更に前カゴにおいては付属ではなく別売り。

昨今、前後乗せ自転車で2人乗せた時に
カゴが無いのが困るからと
最初から子乗せが付いているようなタイプではなく
引っ掛けるタイプを選ぶ方もいるというのに。

専用バスケットは鉄製で、その重量を加えないことで
メーカー表示としては他の電動アシストに比べて軽めですが
ここの部分を入れたらその限りではなくなりそうですし
お値段も+3,000〜4,500円程度更に上乗せされます。

一般車に比べたら確かに、カッコイイとは思います。

しかし本体としての価格帯も、割高ですし
前後子供乗せ自転車でもありません。

カッコイイ商品かもしれませんが
逆に言えば、かっこよさだけが目立つ商品で
実用面から言えば、何か間違った方向に向いている
そんな自転車に思えて仕方ないのです。

例えばお父さんが子供を幼稚園に届けて
そのまま10キロくらい通勤で使うというならば
これでもいいのかもしれないなと思いますが・・
でもそれならもう少し細いタイヤの方がいいでしょうし
比較的に体格のある男性だったらタイヤの太さ以前に
わざわざスピードの出ない電動にする必要もなくなりそうです。

マウンテンバイクタイヤだからと言っても
若いお母さんが子供を乗せて
ドロ道を爆走するような光景は
どう考えても想像できません。笑


少なくとも、ブレーキとタイヤの問題において
サイクルショップシンワでは
近隣のお客様にはオススメできない自転車

それがこのHYDEE.Bなのです。

勿論、この商品をバカにしているわけではなく
環境によってはさほど気にならない場合もあるでしょう。

実際のところ、昨今では見た目だけで商品を選ぶ傾向が強く
何の安全基準も通っていない海外製の子乗せを取り付けたり
SGマークすら付いていないヘルメットを使ったりと
自転車にとって何が一番大切かをすっ飛ばして
お洒落感覚で乗っている方がとても多く
見ていて非常に不安というのが正直なところです。

HYDEE.Bはメーカー製ですので、当然ながら
そういった部分の心配はありません。

但し、このケースでは全体的に割高なのは事実です。

実用面とファッション性。
どちらを取るかは、ユーザーの考え方次第ですから
当店でもご要望があればしっかりと整備し
販売する事は可能です
ので、ご希望の方がいらっしゃいましたら
がっかりせず、お問い合わせくださいませ^^

このように、サイクルショップシンワが
他のお店と明らかに違うと自負している点として
販売時に、製品のメリットだけでなく
デメリットをお伝えする事です。


綺麗な事ばかり並べるや量販店や
ネットショップとは違います。


まずお客様の疑問点を解消し
目先にとられるメリットだけでなく
後々まで長くお乗りいただく為に
そこで起きるデメリットまでお伝えする事で
しっかりと吟味してご購入いただいております。

理由は単純です。
失敗したと思ってもらいたくないからです。
posted by シンワ店長 at 18:35| 日記

2013年02月16日

個人店の役割

先の記事にあったアンジェリーノのように
新年を向かえ、そして新しい季節に向けて
メーカーからは続々と新しい自転車が発表され
店頭にも多く並び始めました。

新車発表の時期というのは実は
安く自転車を買える時期でもあります。

いわゆる型落ちが増えるため
メーカーも大幅割引で店頭に卸し
その分お客様にわたる価格も下がるためです。

自転車の場合は電動アシスト車を除けば
殆ど内容が大きく変わる事はありませんので
型落ちを購入するというのは賢い買い方と言えるでしょう。

逆に、電動アシストの場合、容量アップなどの仕様変更があれば
前年度モデルが大幅に割引となるケースもあり
ご利用状況に合った内容であれば
間違いなく旧モデルが「買い」となることもあるでしょう。


さて、新モデルが幾つか出揃ってきている中で
最も多い問い合わせはやはり価格です。

当店をよくご存知のお客様は既にご承知かと思いますが
個人店がネットショップや大型量販店に
価格で競う事は無謀であると、私は考えます。

量販店というのは、数売って売り上げを上げれば
それでよいという考えであり
自転車が道路を走るもので、安全性が一番という
基本的に最も重要な部分が欠落しております。


特に大型電気量販店などで扱われるものは
同じメーカーの同じものであっても
組み立てや点検がしっかり出来ておらず
全く似て非なるものが販売されていると言っても
決して過言ではないでしょう。


買った帰りに壊れたりするケースがあり
そういうお客様が当店にも多々来店されます。
新車を購入したはずなのに
結局、修理代を払って直して帰られます。

どこが安いのでしょう?


サイクルショップシンワがなぜ通販をしないのか、
なぜネットショップを設けないのか?

その答えは簡単で、第三者が関わる事で
損なわれる安全性をなくしたいから
です。

締め付け強度すらわからない一般のお客様に
「このねじはこの工具で自分で締めてください」なんて
そんな恐ろしい事は、私は口が裂けても言えません。

私は自転車技士、そして安全整備士の
資格をきちんと持っております。
ですから素人が勝手にいじる事が
どれ程恐ろしいかをよく知っています。

当店ではメーカーから来た自転車を店頭で組み立てて
お渡し時にはハンドルやサドルだけでなく
ブレーキの握り具合や角度まで
お客様に合わせたセッティングを施し
最終チェックをして直接お渡ししております。

何かあれば全て私の責任です。
私が全て責任を負います。

量販店や電気店で自転車を買おうと思う方は
お店で資格を持っている人が居るのかどうか
その人が組み立てているのか確認してみてください。
購入する時にはその人にチェックさせてください。
「ちゃんと貴方が責任を負いますか?」
と聞いてみてください。

最後まで応えられるお店ならば信頼できるでしょう。
おそらく殆どあり得ない話ですが。

ネットショップが論外である事は言わずもがなですね。


最近の修理で思う事は
ネットショップで買った自転車はだいたい
ブレーキがガチガチです。
ねじ類がしっかりしまっていない事が殆どです。

量販店で買った自転車は
空気がちゃんと入っていないことが多く
ねじ類は当然のごとくしまっておりません。

共に、人が安全に気持ちよく乗るという事を
考えていないからこういうことになるのです。
そして、共に買って一ヶ月もしない間に
壊れて修理にやってくるケースが多いということです。
それは壊れているのではなく
しっかり組み立てられていない事が殆どの原因です。

個人店としては、そういった「当たり前」の
やるべき部分は当然のことながらしっかりと行っており
日常で起こる些細な不具合であれば即時対応できます。
お客様自身が、自転車を気遣い
定期的にお店に来ていただくことで
自転車の傷みを減らし、長くご利用いただけるのです。
それが私たち個人店の仕事です。

誤解されている方が多いのですが
自転車を安く売ることが仕事ではありません。

もちろん、ご購入頂いたお客様の自転車は
他の自転車に比べて修理の代金も安くなりますし
他の自転車以上に細かい部分まで気を遣います。

わが子を嫁に出すような気分と言ったら大袈裟かもしれませんが
そのくらい、やはり他の自転車より
より良くしよう、長く乗ってもらおう、
愛されてもらいたい、と言う気持ちがはたらきます。

ですから10年、20年と大切に長く
ご愛用いただいている方も少なくありません。


仮に一万円の自転車でも
自分の命を預けるのには変わりません。

壊れた理由を値段のせいにしていませんか?

私は決して、メーカー車を買えだとか
3万の自転車じゃなきゃダメだ
なんてことは言いません。

自転車が壊れるその殆どの理由は、乗る人の扱い方です。
あなたの気持ち次第で、一万円の自転車でも
大切に使えば10年乗る事は出来ます。
逆に10万円の自転車でも適当に使えば
あっという間に壊れます。


これだけ多様化している時代ですので
目先の価格だけでよければ、どこで選んでもいいと思います。
ですが、自転車は自分の命を預けるものだという事を
決して忘れないでいてもらいたいと思います。

サイクルショップシンワには
量販店やネットショップなどに負けない
飛び切り目を引くような価格のものは殆ど存在しません。

当店でご提供しているのは、目に見えない
値段に現れない”安心”というサービスです。
posted by シンワ店長 at 19:03| 日記

2012年12月13日

自転車の買い方

電動自転車に限らず、自転車を
インターネットなどで買うという話は
昨今では当たり前になっているように思えます。

個人的な見解としては、多様化するニーズを考えれば
そういった方法も理解できない訳ではありません。

しかしながら、自転車というものは公道を走るクルマであって
安全な状態でなければ大きな事故に繋がる
危険なものであるという認識を考えれば
やはり顔が見えるお店でという事は勿論
しっかりとした専門的な技術のあるお店で
買うべきだと思います。

残念ながらインターネットで購入したという自転車で
まともな自転車を見たことがない上に
「よかった」と言うお客様を見たことがない
のが現状です。

バッテリーなどもネットで買う方が多いようですが
電気製品であるという認識を踏まえて考えると
不具合のようなものも当然ないわけではありません。

実際に当店でも電動自転車やバッテリーは
ネットショップのように飛ぶように売れるわけではありませんが
それでも年間でそれなりにご提供しており、
年間を通せば、不具合は必ず幾つかある
というのが正直なところです。

自転車本体も同じですが、バッテリーも早期の段階で
不具合が起きた場合には無料で交換や修理ができます。
但し、どのメーカも同じように対応は販売店に限ります。

特に若いご夫婦に特に多いのが、子乗せの電動自転車を
ちょっとでも安いからとインターネットで買った結果
そのショップが関西方面だったりすると
メーカーの初期不良で無料で直せるのに
どうやったら関西まで送っていいかわからず
結局有償修理(1万以上)になるということが
とてもよくあるケースの一つです。

また、そういうお店はそもそも難癖つけて対応を嫌がるので
送り戻す手はずは出来ているのに対応してもらえず
泣き寝入りというケースも多々あります。


最近では、オークションで新品だといわれて
落札したバッテリーが消耗しきったもので
1万円近く払ったのに全く使えなかったというケースもありました。

特にバッテリーに関しては、正規のルートで入手しなければ
内部は素人判断では全く解らない為に注意が必要です。


電動自転車は不景気の中でも伸びている分野ではありますが
それと共に多様化したニーズにあわせ
良心的でないお店も、特にネット上には数多く点在しております。

高い買い物だからこそ、目先の価格で比べるのではなく
中身をしっかり比べる知識が必要となります。


サイクルショップシンワでは電動自転車をご紹介する際に
まず数あるデメリットを最初にお伝えして
その後に機能的な話しを細かくご説明致しています。

その為「やっぱり電動じゃなくて普通のにしよう」と
一般車に切り替えてご購入される方もいらっしゃいます。
そしてご購入いただいたお客様からは
「大変満足」という声を沢山いただいております。

お客様目線での販売が出来ること
しっかりとした対応が迅速に出来ること
この点がどんな激安量販店・ネットショップにも
全く引けをとらない、個人店の最大の強みであります。

最後にもう一度書きますが
どこで買うかはユーザーの権利で自由です。

ただし

自転車は必ず修理が必要なものである

という事を今一度ご認識いただいて
お選びいただくようお願い致します。
posted by シンワ店長 at 11:33| 日記

2012年10月29日

安い電動自転車の”なぜ”

先日、ラオックスサイクルというところからDMが届きました。
名前で解るよう、あのLAOXのようで
内容は電動アシスト自転車のご案内でした。

過去にはYAMAHA同様に発動機に強いHONDAや
SANYO社などに代表されるような
電機メーカーが電動自転車に参入するケースはありましたが
正直まともに成功したと言えるメーカーはありません。

現在YAMAHAはブリヂストンと共同開発をする事で
なんとかその体をなしています。
パナソニックは元々ナショナルブランドでの自転車の実績に
電機メーカーとしての技術力があるため
独自の開発で今や業界を牽引するメーカーです。


さて、そんな中登場したLAOXの電動自転車。

こんな記事もみつけましたが
http://cyclist.sanspo.com/12724


果たして実際はどうなんでしょう??

tsk001.jpg


・・私はこの写真だけでダメだと解ります。

なぜなら、カゴの取り付けが曲がっているからです。
商品の顔とも言えるカタログのトップの写真にして
既にカゴの取り付けさえろくに出来ないようなメーカーでは
自転車としての最大の重点である
安全性が十分とは到底思えません。

インターネットなどでも
どこのメーカーだかよく解らない商品を
安いからと言う理由で購入する方は多いようですが
大抵、つくりがいい加減で壊れやすかったり
バッテリーの持ちが悪かったり
バッテリーが切れて買い換えようと思ったら
もうその会社自体がなくなってしまっていたりとか

そういう話は後を絶ちません。

安いと言ったって5万以上は出しているのですから
ろくに使えないようでは話になりません。

さてこのTASKALですが、定価59,800円という安さで
その部分を大いに売りにしているようですが
仕様を見てみるとなるほどと実感できます。

tsk002.jpg
クリックすると拡大します。

まず、やはり一番気になるのはカゴの曲がり方と
サドルの角度がばらばらなところです。
こういう何でもないことが出来ないというのは致命的です。

「どうせこんなもん付いてりゃ同じだ」
くらいにしか思ってないんだろうと思います。

不安な点としてはサークル錠が安物というところですね。
昨今の自転車では切断できないようなサークル錠が多いですが
特に電動自転車の場合は頑丈なものが一般的です。
このサークル錠は防犯上問題があると思います。

次にアルミリム。
電動自転車は重たい自転車ですので
走行することでフレームにかかる力も強くなります。
しっかり使ってもタフでいてもらうためには
何より車輪がステンレスである方が良いに決まっています。

電動自転車業界では、軽量化を求める時代は
10年前に過ぎ去っています。

その他、最も安いパーツである外装6段ギヤに
最大の不安要素であるよく解らないバッテリー
昨今では10%ずつ表示されるパネル表示ですが
未だにランプ3つというアバウトなスイッチに
バッテリー本体に表示も無い
という不親切さ。

未確認ですがおそらく上記にリンクしたページを見る限り
バスケットはステンレスではなく
よくある安物自転車についているのと同じ
ビニールコーティングか塗りですのでボロボロになります
同じく未確認ですが後輪サーボブレーキというのは
キーキーと音が鳴る一番安いものだと思います。

どこをとっても安かろう(以下略)です。

でも例えばパナソニックやYAMAHA&ブリヂストンだったら
もっと良いグレードで同じくらいのものを作れるでしょうね。

という訳で、当店では取り扱いは絶対あり得ません。

SANYOの電動アシスト自転車ですら危ないと
自転車店では敬遠したことが多かったのに
これはSANYOよりもっと不安要素満載の自転車です。

自転車の良し悪しというものは素人目ではまずわかりません。
見た目ではどれも綺麗ですから
何となくどれも同じと思われがちで
失敗したという話は山ほど聞いております。

逆に言えば私たち見慣れている人間からすれば一目瞭然。
ですから、特にこういった高い買い物をするときは
しっかりと自転車のエキスパート(量販店じゃダメですよ)
に話を聞いてから検討した方がいいと思います。

大型自転車量販店やインターネットで
なぜハズレを引いてしまうかという原因の殆どは
ちゃんと資格を持った人間が
責任を持ってやっていないから
です。


常々書いている事で、やや一部例外もありますが
安い自転車や量販店などで売られている自転車は
自転車そのものが悪い訳ではなく
その殆どが売っている人間の質が悪い
のです。

だから、同じメーカーで同じ自転車を購入しても
まるっきり違うものになってしまうのです。

そして電動自転車は電気製品ではありません。
自転車です。

道路を走る自転車です。

値段ではなく、何が重要なのかを
まずしっかり考えるべきです。

何より、もし失敗して買い直しになったら
それこそメーカーの最上級グレードを買っても
お釣りが来るくらいになっちゃいますからね。
posted by シンワ店長 at 17:42| 日記

2012年07月22日

売るだけが仕事ではない

「a.n. design works」という名前をご存知でしょうか。

このロゴをお見せしたほうが話は早いかもしれません。

DSCN1844.jpg

DSCN1845.jpg

"and-style.com"と書かれたこの自転車は結構目にします。

なにやらプロジェクト的に
自転車を作っているようですが
その実態は粗悪自転車のオンパレード
といったところでしょうか。

先に書かせていただきますが、当店は何も恐れません。

実際に修理をした自転車の中でも
このメーカーの自転車ほど
度肝を抜かれる粗悪だったものが無い
からです。

以前、クランク部分のパーツが最初から曲がっていて
ソレを無理やりねじ込んだ結果
1年足らずしか乗らないのに廃車になった自転車があった
という事が何度かありました。

辿るのが面倒なので割愛しますが
ここの過去ログにあると思います。


さて、私が今日書きたいのは
このメーカーがダメと言うことではありません。
そんなことはもう既に知った事実ですし
粗悪な自転車を投売りしているのは
この会社だけではありませんから。

何を言いたいのかといいますと

上の写真の自転車はこちらで

DSCN1843.jpg

今日お持ちいただいた自転車なんですね。

「子供が乗ってるんですけど
なんかブレーキが硬いみたいで
それにペダルも重くて
ちょっと見てもらえないですかね」


お客さんはこう仰りましたので
私は即座に聞きました


「買ったお店では調整してもらいましたか?」


するとお客さんはこう答えました


「いや、ネットで・・」


・・・。


・・で?


私は、はっきりこう言いました

「だからそうなるんですよ」


あまり知られておりませんが
幼児用自転車というものは
実は調節がとてもシビアなのです。

そもそも、大人に比べると半分以下の力しかない
子供の為に作られている自転車とはいえ
個人差などもあるために色々と調節する場所も多く
当店ではほぼ100%、本人と一緒に
サイズや握り具合などを調節します。

幼児車や子供車のケースだけではなく
自転車屋であれば、大人車でも
基本的な話で、これは当然の作業です

量販店などは素人同然のアルバイターが
適当にハンドルひねっておしまいなので
買ったその帰り道にハンドルが曲がって事故にあうとか
空気が入ってないまま渡してパンクするとか
そういった修理は実際に多々あるのです。


そしてネットショップ等の通販というのは
そもそも誰が組み立てたのかすらわからない
売っている人間が自転車整備士や組立士の
資格を持っているかどうかすらわからない

そういう会社が運営しているというベースがあり
その上で、そういう細かい作業も全部すっとばして
誰だかよく解らない自転車の知識なんか全然無いような
運送屋の人に任せてどんな状態で運ばれてきたかも解らない中

おうちにドンと届いて

「はい、あとは勝手に乗ってねありがとう!」

これが通販です。


そんなことも知ってか知らないでか
ユーザーは100円でも安いお店を
目を更にして探し回って
通販は最高に安い!と思い込んでいますが

最後はこうやってお店にやってきます。

さてさて、この修理はいくらかかることでしょう?


デザインだけを選んでいるのであれば
その自転車や会社に文句を言ってはいけません。
当店でこのメーカーを取り扱いすることは
品質的にあり得ないので申し訳ございませんが
ただ自転車に関しては最低限度
対面販売で買うことをオススメします。

そしてこれだけは肝に銘じておいて頂きたい。

自転車は買って終わるものではありません。

私はインナーウエアをよくユニクロで買いますが
ユニクロで買った服が原因で事故にあったり
ユニクロの服で人を跳ねたりすることはありません。

ユニクロで人が死ぬことはまず無いといっていいでしょう。

しかし自転車は服とは違い、修理が絶対に必要であり
安全という部分の注意を怠ったら
自分であれ他人であれ、命に危険を及ぼすものなのです。

売り逃げで終わるお店で買うことは
それなりの覚悟をする必要があるということです。


大人の方でも、販売時に調節をしていると

「え?そんなところも動かせるんですか?」

という声をよく聞きます。

人間は同じ身長でも手足の長さも違えば
男女の違いが無くても握力もバラバラ。
であれば、同じ自転車の乗ったからといって
全ての自転車が同じ設定で
全員が気持ちよく乗れるはずがありません。

そんなこと、普通に考えればわかることです。
車ですら、運転席のシートの角度を変えますよね?

私からすると、驚かれるお客様に驚きますが
でも、そもそもお客様は知らなくてもいい話なのです。
それをお伝えするために私たちがいるのですから。

自転車の場合はサドルの高さは自由に出来ますが
ハンドルやブレーキの調整は容易ではありません。
ですから最初にしっかりと
無理の無い姿勢で気持ちよくお乗りいただけるよう
私たちはお客様のご要望にお答えするのです。
そのための技術です。

それが自転車屋さんの仕事です。
当たり前のことです。
本来、わざわざ言うまでもないことなのです。

売るだけで終わりの人間は
そういう基本が無い人間。

何を信用できようか。

つまり最初から無責任ということです。


物事が多様化してきた時代。
そこで本当に問われるのは
ユーザーの眼力ではないでしょうか。
posted by シンワ店長 at 13:34| 日記

2012年06月25日

無差別殺人マシーン

自転車事故の多発が叫ばれている真っ只中でありながら
どうも乗っている方の意識は想像以上に低いようです。

壊れた自転車に乗り続けるという事が
どれ程危険なことか、理解できない人は
自転車に乗らないでいただきたいと思うほどです。

私たち自転車屋の仕事のひとつは
お客様の安全を守ることでもあります。


例えばAさんが、定期的に点検に来られて

「いつも見て頂いているから、安心して乗れるのよ」

と仰っていただけたとしても

Bさんが壊れた自転車に乗っていて
こちらが危ないと注意しても聞かずに

「乗れるからいいんだ!」

と乗った結果

街中で偶然Aさんと衝突してしまったら
Aさんはどんなにこまめに点検をしたとしても
大怪我をしてしまうのです。


当店では、一ヶ月の間にだいたい
5〜6人のお客様が事故にあわれて修理に来ます。

この5〜6人の方は、殆どが年配の女性。
被害者になります。

加害者はお店にやってきません。

被害者の方のお話を聞くと
9割以上の確立で飛び出してきた自転車にぶつけられ
その飛び出してきた自転車は間違いなく
20台前半くらいの若い男性で
皆「すみません」の一言ですぐに逃げていくそうです。


自転車の怖いところは壊れていても乗れるということ。

例えばパンク修理など、動かなくなったため
当店に持ってくる若い男性の自転車を見ると
2割くらいの自転車が、正面衝突したであろう痕跡があります。


よっぽど大きく曲がった場合は
乗り心地が悪くなり、上手く動作しなくなるので
”しばらく乗った後で”何かおかしいということで
修理にもってくる方がいらっしゃいますが
半分くらいの方が、修理の金額を聞くと

「じゃあいいです」

と、そのまま乗って帰ります。

この「じゃあ」って何でしょう。

何をもって「いいです」なのか。

私たちは整備士です。
車の整備士がダメだと判断したものを
「じゃあいいです」と言って
持ち帰ってそのまま乗る人はいるでしょうか?

自転車は誰でも乗れるから、怖いんです。

罰則が無ければ乗ってもいいのでしょうか?
罰則が無いから、人を怪我させてもいいんでしょうか?


罰則はなくとも、賠償として
3000万円から6000万円という
莫大な請求をされた時に

「いいですよ」と言えるでしょうか?

逆にそのような自転車が突っ込んできて
重度の後遺障害を負う被害にあわされたとして

「しょうがないよね」と言えるでしょうか?


正直言って

危ない状態の自転車を注意を聞かず乗り回して
その人がどこでどんな事故にあおうが
どんな大怪我をしようが
どんな後遺症で一生苦しもうが
どんな壮絶な死に方をしようが
私は知ったことではありません。


しかし、そこで巻き込まれた人はどうでしょう。


5月に京都で起きた悲惨な自動車事故。

現在あの論点は、居眠り運転が過失なのか
それとも無免許で重過失なのかという部分で話題ですが
被害にあわれてご家族を亡くされた方々にとっては
罪の重さなんか本来どうでもいいんです。

亡くなった人は戻ってこないのです。

例え6000万払っても、人の命には代えられません。


「息子の自転車がおかしい」と持ってくる親も
どんなに説明しても事故車であることをわかった上で

「学校に使うから持って帰る」といい

大破寸前の自転車を息子に乗らせるのです。
もはや無差別殺人マシーンです。

2〜3日、自転車に乗れないことと
大切な息子が殺人犯になることと
どちらが大事なのでしょう。


今、問われているのは
自転車にのる人間のモラルです。
posted by シンワ店長 at 15:48| 日記

2012年06月12日

傘さし運転の危険性

以前より自転車による傘さし運転の危険性や
傘たて器具は東京都の条例違反であることは

傘立て器具の扱いについて

などで何度かお伝えしておりますが
未だに我が物顔で乗られている方が多く
非常に残念に思います。

自転車に乗りながら傘をさすことは
危険運転になると言うことは当然ながら
傘立て器具ほど恐ろしいものはないと
当店では特に考えております。

傘を持っていれば手でよけられる場合はありますが
傘立て器具についていればよけることは出来ず
傘の先端がちょうど人の目の高さにある
ということを考えると、血の気も凍るような
恐ろしい事故に繋がります。

今のところ道路交通法では違反ではありませんが
東京都では条例があり、2万円以下の罰金です。

先ほど、これをつけた方が来店され
そういったことを説明したところ

「あら、でも私捕まったことないわよ」

とまるで勝ち誇ったかのように
堂々と言い放ちました。

なんと恐ろしいことでしょう。

この方は仮に、万引きをしたとしても
人を殺したとしても

捕まらなければOK

という理論なのでしょうか?

更に危ないですよという話をすると
いかにも面倒くさいという態度をしました。

自分さえ良ければ、他人のことなんか
知ったことではない。


こういう方が多く街中を走っていると思うと
恐ろしくて外出も出来ません。

だから罰則がどんどん強化され
特に歩行者に対しての事故を起こした時には
3000万という途方も無い賠償請求をされるのです。

警視庁HPでは6,008万もの賠償請求という
事例も記載されております。


正直、この方がどこでどう事故にあおうが
どんな賠償請求をされようが
知ったことではありませんが
もしこの方に被害に合わされる人を思うと
腸が煮えくり返る思いですね。

こういう人間こそ
自転車に乗る資格はないと思います。
posted by シンワ店長 at 13:37| 日記

2012年06月04日

自転車ブームのカラクリ

当店の経営理念は以前にもここで書いておりますが
単純な経営方針、ポリシーはHPなどにも
明確に記載しております。

自転車というと今や、インターネットで
ポチンと一発で玄関まで届いてしまう時代ですが
当店ではインターネット販売は一切いたしません。

理由は、いくらしっかり組み立てたものと言えど
他人が関わったものをお客様にお渡しすることに
どうやっても信頼を保てないからです。


つまり、ハッキリ言ってしまえば

運送業者という自転車ど素人なんかに
任せるから意味の解らない不具合が起こる


ということです。

自分で組み立てた商品に自信を持っているからこそ
お客様に自信を持ってお渡しできるのです。

また、当店で一番大事にしていることは
自転車を販売することではなく
例えば当店で買った自転車でなくとも
安心して乗っていただけるように
修理や調整に最善を尽くすことです。

売っておしまい、あー儲かった。

なんてナメた気持ちで商売をやるから、すぐに潰れるのです。

ネットで自転車を購入した方は、翌年、また翌年に
そのページや会社が存在するか、是非確認してみてください。


インターネット業界がどうなっているかは知りませんが
当店にもしばしば、インターネット出店の電話がかかってきます。

仲介業者もさぞ儲かるのでしょうね。

8000円程度の自転車に関わって中間マージンがあるって
一体ユーザーはどれ程のオモチャをつかまされるのでしょう。
こういお電話は、当然ながら一切お断りしています。

ただ一番呆れるのが

「貴店のホームページを拝見したのですが」

と言ってくる業者。

お前は何を見ているんだ?

ですね。失笑


昨今は自転車がブームなんて言われておりますが
それこそがまやかしであると、私は考えます。

なぜなら、ブームって言うほど
皆さんそんなに自転車を持ってなかったんですか?

今までも普通に自転車に乗ってたでしょう?

では何故ブームと言われるのでしょうか。

何故、量販店やインターネットで
飛ぶように自転車が売れるのか。

そういう状況であれば普通、一人3台くらい
自転車を持っててもよさそうなのに
何故、そういう人を殆ど見かけないのか。


答えは簡単です。

安物の適当に作った自転車を
ど素人同然の無資格のアルバイトのお兄ちゃんが
無責任に組み立てて、ど素人の運送業者が家まで運んだり
店頭ではど素人で無資格のアルバイトのお兄ちゃんが
ろくな点検もせずにお客さんに渡し
それらを安く買った人間は大事に乗らず
2年足らずでぶっ壊して、すぐに買い換える。


そりゃ売れますね。
ボロ儲けですよねきっと。

だからブーム

どうでしょう?


ブーム言われてから特に
事故が多いというニュースを見ませんか?

確かに乗る人間のマナーも悪いです。
しかしそもそも状態の悪い自転車にのっていたら
それは起こらないはずの事故まで引き起こすのです。

壊れるから、また売れる。


ボ ロ 儲 け で す よ ね き っ と 。


どうでしょう?

あなたは、このブームに本気で乗ってみたいと思いますか?
posted by シンワ店長 at 17:24| 日記

2012年05月14日

乗りにくい自転車とは

突然ですが、みなさんの乗っている自転車は
その乗り心地はいかがでしょうか?

「メーカーの自転車は乗り心地が全然違う」

そういうお話を、お客様からよく言われます。

実際、私自身はメーカー車しか乗ったことがなく
恥ずかしながら実はその違いがわからない人間です。

ただ、修理などで預かった自転車を試乗すると
とてつもなく乗りにくいと思う自転車は結構あります。

修理箇所は素晴らしく調子がよくなったはずなのに
あまりの乗り心地の悪さにがっかりすることもしばしば。
お客さん自信はそれを普通と思って乗っているので
実際問題はないと言えばないのですが・・。

では何故”乗り心地が悪い自転車”が出来るのか。

珍しくサンプルが手に入ったのでご紹介します。

自転車が1万円台で投売りされるようになり
早15年近くになりますが
粗悪なものが増えるということは
それだけ手抜き商品が増えているということで
特にホームセンターなどで売られている自転車には
例えばこんなものがあります。

001.jpg

一般的な自転車には大体
サドルの下のパイプのトップ辺りに
その自転車のサイズを表すシールが貼ってあります。

この場合、誰がどう見ても
26インチというのは解りますね。

また、サイズを間違いなく知るためには
はいているタイヤを見れば一目瞭然。

002.jpg

このように、タイヤには間違いなく
そのサイズが表記されております。

さて。

実は上記の2つ、同じ自転車なのです。

この場合、この自転車は27インチのタイヤをはいている為
27インチの自転車であると言えます。
しかし、車体は26インチ。

仮にシールの貼り間違えだとするならば
販売時に誰もが気付くはずです。

もしそれをチェックすらしてないとすれば
その販売店は安全点検すらしていない可能性があり
とても危険な自転車販売店であると言えます。


ちなみに車体のサイズを採寸したところ
間違いなく26インチの車体でした。

26インチと27インチでは、車体の長さが相当変わります。
一般的にも、たかだか1インチしか変わらないと思われますが
実はそのタイヤのインチよりも
車体のサイズの違いの方が大きく出るため
26インチの場合は、ある程度身長のある方が乗った時には
とても寸詰まりに思えるのです。

27インチを購入する方はおそらく
26インチでは寸詰まりに感じてしまう方ですので
そういう方が26の車体を使った27インチに乗ると
やはり寸詰まりな27インチということになります。

もちろん、ギヤ比なども26と27では基本の歯数が違うため
26のギヤ比で27のタイヤをはめていると
こいだ時の進む感じも全然違ってきます。

これでは乗り心地がよくないのも当然ですね。

サイズは同じなのに、なんか乗りづらい。
空気もちゃんと入っているのに、なんか進まない。

それも買った当初から。


そういう経験はないでしょうか?


ではこの不思議な自転車。
なぜこんなものが出来たのか。

実は先に書いた、投売りされるようになってから
しばしば見られるようになったものなのです。

26インチの車体を27インチに流用すれば
コスト的には生産がひとつですむため、儲かる。

なんとも素人らしい発想です。

その結果が乗り心地の悪い自転車を生むこととなったのです。


また、乗り心地というものは本体の出来具合も勿論ですが
最初の設定などでもまるきり変わってきます。

ちなみに上記の写真と以下の写真は同じ自転車で
シールを見る限り、自転車専門の量販店「サイクルス●ット」
というお店の商品のようです。

このお店に限った話ではありませんが
下の写真は、量販店やチェーンのお店で買われたり
ネットショップなどで買った自転車の
約8割以上に見られる状況です。

003.jpg

004.jpg

わかるでしょうか。

上がブレーキレバーの初期位置で
下が握った後の位置です。

初期位置に関しては問題ありませんが
握った後の、レバーとグリップとの距離をご覧ください。

こんなに余分を残すということは
ブレーキレバーの握りが相当硬いという証拠です。


握力は、指先だけでは十分発揮できず
ある程度指を曲げた状態からその先が
最も力を発揮できるポイントとなります。
ちょうど横から見た形が
アルファベットの「C」の字になったくらいからです。

この写真の設定だと、指先の第一関節にレバーが少しかかり
第二間接をごくわずか、曲げる程度しか可動できず
十分な力が入りません。
いざという時に、ぐっと握り込む必要があるブレーに
これほど遊びが少ないとしたら
本来の力を発揮する前にぶつかってしまう可能性は高く
安全であるとは言い難い状態です。

よっぽど握力がある人間なら別ですが。

この自転車は左右共に、異常なほど硬く
遊びが無い、とてもシビアな設定になっていました。

これで専門店とは聞いて呆れます。


当店ではよほどのリクエストが無い限りは
このような状態でお渡しすることはありません。

何より誰が握っても硬いこの状態で
お客さんに渡すようなお店は信用できません。


人間は一人ひとりの体のサイズ
足の長さも違えば腕や指の長さも違い
握力も人それぞれです。

自転車店は自転車を渡すのが仕事ではなく
より、無理のない安定した姿勢で乗れるよう
お渡しする時に細かな調整をし
お客様が安全に乗れるよう整備することが仕事です。


品質の安定した自転車を
その人に合う様にしっかりと調整して
安心してお乗り頂く。

それが出来るからこその専門店であり
冒頭のようなお言葉をいただける理由でもあるのです。
posted by シンワ店長 at 18:32| 日記

2012年04月20日

経営理念について

毎年春先、今頃になると
多種多様な自転車が街を賑わします。

自転車もピンキリで上を見ればきりがありませんが
そういう中でも当店では、国内のメーカー車の中でも
安定してお乗りいただける商品だけを厳選し
出来る限りの価格で販売させていただいております。

この時期に特に多いのは
インターネットで購入した自転車や
量販店で投売りされた自転車に乗られている方が

初歩的な質問などで来店されるケースです。

自転車は誰にでも乗れる便利なものですが
道路を走る以上は車であって

人の命を奪う可能性があるものだという認識を
決して忘れてはいけません。


たかだか自転車ですが
説明書をしっかり読んだことはあるでしょうか?

もし一度も読んだことがないという方は
是非一度、目を通していただきたいと思います。

おそらく、意外なことが書いてあると思います。

昨今では事故が多いというニュースも頻繁に見られますが
その「意外なこと」が「意外」である限り
そういった事故はおこり続けると私は思っております。


また、インターネットや量販店の特徴としては

・説明をしっかりしない
・取り付けがおかしい
・各部の締め付けが明らかに弱い


という事が間違いなくあります。

購入されるのはお客様ですので
どこで買おうとそれは個人の選択の自由ですが

果たして本当に、100円でも安いならば
それでいいと言えるのでしょうか?

特に多いのは、某自転車量販店Aというお店にて
入会と称して3000円近く払った挙句
ろくに機能もしない上に一発でダメになるという
パンク修理材
なるものまで入れられてしまい
何だかんだで正常になるまでに6000円以上支払うという
大変な損害にあわれているお客様もいらっしゃいます。

全然安くない。

しかしこの入会の際には間違いなく
「修理の割引サービス」
を約束されているのにもかかわらず
お客様はそのお店には行きません。

金額だけに目を向ける方々は、100円でも安ければ
買いに行く時だけ、車を飛ばしてでも買いに行きますが
壊れてしまっても車にのせて行くことはありません。

せっかくお金を払って入会しているのに。

全然安くない。


自転車には実際問題、修理がついてくるものです。

他店で購入されたものでも、喜んで修理いたしますが
当店では販売車には、常時割引をしておりますので
長く乗れば乗るほど、圧倒的に安くなります。

逆に言えば例えば当店でセール品を安く買っても
別の地域で直そうとすれば当然割引はないので
わざわざ遠方からのご購入をオススメはしておりません。

当店では手の届く範囲のお客様に最も重点を置いております。
ネット販売を一切しない理由もここにあります。

インターネットや量販店は
修理に来ないことを知っているため
販売時に100円でも多く支払ってもらうことに
重点を置いています。


もう二度と来ないかもしれないからです。

売り上げさえ上がれば、中身なんてどうでもいいのです。
だから形だけ自転車でも、ガタガタだったり
有資格者が組み立てていない、チェックをしないため
きちんと組み上げられていないものが圧倒的に多いのです。



しかし個人店は逆です。

目先でごまかしても、最終的には誠意が無ければ
全て自分の元へ跳ね返ってきてしまうからです。

個人店が一番大事にしていることは信頼です。
ですから媚を売るような値引きは絶対にいたしません。

いい加減な商品は売りません。
有資格者が全ての責任を負って組み立てるという面で
同じメーカー車でも、量販店やネット販売のそれとは
圧倒的に違う商品が出来上がるのです。



サイクルショップシンワでは、壊れた自転車を
簡単に乗り捨てて新車を購入するよりも
直るものは出来る限り修理して
長く使うことがエコであると考えておりますので
無理な新車販売促進は致しません。

また、数年でパーツがさびてしまったり
フレームが折れてしまったりするような
海外製の低価格車も取り扱いは行いません。

したがって

「自転車なんか安ものでいい」

というお客様には、販売をお断りしております。



安全で安心してお乗り頂けるメーカーの製品を
お客様がお求め安いよう
出来る限りの価格でご提供させておりますが

それ以上に、良いものを長くご愛用頂ける為に
アフターサービスも充実させ
ご購入頂いた自転車が本当に乗れなくなってしまうまで
全力を尽くします。

これが信念です。
posted by シンワ店長 at 12:36| 日記